TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

太宰さんからの連絡に ワクワクしながら任務を進める。

あれからと云うもの、週に三回程の頻度で 太宰さんとバーに行くようになっていた

ビル内で仕事をしている時は正面玄関で待ち合わせ。

私が外での任務の時は迎えに来てくれるのがお決まりだ。

太宰治

やあ

波紅〇〇

太宰さん、お疲れ様です

波紅〇〇

何時もお迎えに来てくれてありがとうございます、!

太宰治

任務ご苦労だったね

太宰治

良いんだよ、少しでも早く君に会いたいんだ

そう云って晒された片目を細める太宰さん。

其の優しい表情に私も顔が綻んだ。

波紅〇〇

太宰ひゃーん

太宰治

おやおや、羽目を外し過ぎたかな?

此の日は連勤中で疲れていたからか、 直ぐに酔ってしまった。

だらしなく机に顎を乗せる。

頭がぼんやりして、太宰さんの声も遠く感じた。

おまけに涙脆くもなっているみたいで。

波紅〇〇

私、恋愛には憧れがあって…

波紅〇〇

彼とゆったり逢瀬したり触れ合うのが好きです

波紅〇〇

らのに…詛いの所為で私は愛する"彼等"を…

鼻がツンと痛んで涙が零れ落ちる。

太宰さんには心を開き過ぎているのか、 云わなくて良い事まで…。

波紅〇〇

もっとちゃんと人を愛してみたいなぁ…

太宰治

……私を選べば好いのに

波紅〇〇

んえ?

波紅〇〇

太宰さんか何か云いましたぁ…?

太宰治

否、何でもないよ

太宰治

其れより今日はもう切り上げよう

太宰治

ほら、タクシィを呼んであげるから

太宰さんが私の頭を優しく撫でて 子供にするように云い聞かせる。

私は「はぁい」なんて気の抜けた返事をした。

loading

この作品はいかがでしたか?

606

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚