あなたの傍でなら

太宰さんに謎のチョーカーを 付けられた日から

ずっとボーッとするようになった

一点をただ見つめるだけ

生活に支障が出る程では無いが、

少し生きずらくなった。

でも皆の前では笑顔を浮かべる

皆、無理やりの笑顔だと 分かってるんだろうなーっと思いつつ

私はいつも微笑む

だって、

いつも真顔よりいつも笑顔の方が

幾分か素敵だからだ。

って思って屋上の端に立っていた

頭が混乱する

黒いモヤが頭に住み着いたようだ

武器保管庫は暗くて寒い

苦手な場所だ

パッと明かりが灯り一気に 明るくなった

しばらく探すと、

マシンガンのダンボールは 上の方にあった

取る手段が見つからない

身長も台も無いので

他のところから持ってこようか悩む

少し拗ね気味な声で喋りかけてきた

誰かの手が私の横から出てきて

マシンガンを取ってくれた

しかも、重いダンボールを 片手で軽々しく持ってくれたのだ。

少し意外な一面もあるんだなっと 思いつつ、感謝をした

そう言い、私の腕を 掴んで一緒に走った

ふと思ったのだ

謎のチョーカーを付けられて 警戒心や恐怖心もあるが

喋っていると楽しい

次の日

首領室の扉から

ノック音が鳴る

首領室に一人の女性が入る

内心、怒られるのかとビクビクしながら 首領に近づく

そう言い、一枚の写真を出した

君のことを狙っているよ