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地下水路に潜む何か 最終話

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地下水路に潜む何か 最終話

1 - 地下水路に潜む何か 最終話

♥

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2018年12月05日

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ゆうき

実は俺

ゆうき

忘れ物届けに行った日

ゆうき

親父の研究室から

ゆうき

あの卵、1つ持ち出した

お父さん

お前

お父さん

本当に言ってるのか?

ゆうき

うん

お父さん

何でそんな事をした!?

ゆうき

生物Ⅱの授業でレポートの宿題出されて

ゆうき

あの卵観察してレポートにすれば

ゆうき

いい点もらえるかなって

お父さん

お前何て事をしてくれたんだ!!

お父さん

生物の宿題なんて父さんに相談してくれれば

お父さん

手伝ったのに

ゆうき

親父、、

ゆうき

親父はむかしっから研究、研究って

ゆうき

俺と母さんの事なんてずっとほったらかしだったじゃないか!

ゆうき

朝早くから研究室に行って

ゆうき

夜中に帰ってくる

ゆうき

親父と話す時間もろくに無いのにどうやって相談しろって言うんだよ!!

お父さん

ゆ、ゆうき、、

ゆうき

このレポートだってそうだ

ゆうき

親父が研究してた卵をレポートにすれば

ゆうき

俺の事認めてくれるかもって

ゆうき

俺にも興味持ってくれるかもって

ゆうき

そう思ったから、、

お父さん

ゆうき

お父さん

すまなかった

お父さん

たしかに父さんは

お父さん

研究の事ばっかりでお前たちのこと見てやれてなかった

お父さん

今回の事は父さんにも責任がある

ゆうき

今さら気付いたって遅いよ、、、

ゆうき

でもこの件は俺の責任だ

ゆうき

だから解決したいんだ

ゆうき

だから、、

ゆうき

あの生物を殺す方法を教えてくれ

お父さん

分かった!

お父さん

なら、研究室まで来てくれて

お父さん

ここには道具が全て揃っている

お父さん

一緒に作戦を立てよう

ゆうき

ゆうたがこっちに向かってるんだ

ゆうき

合流したら行くよ

お父さん

分かった

お父さん

気を付けるんだぞ

ゆうき

あぁ

ゆうた

すまん

ゆうた

遅くなって

ゆうた

道は避難する人達でいっぱいだったよ

ゆうき

無事でよかった

ゆうき

ゆいちゃんは?

ゆうた

お母さんと避難所に向かった

ゆうき

そうか

ゆうき

俺の母さんもさっき避難所に着いたって連絡が来たよ

ゆうた

親父さんとは話せたのか?

ゆうき

あぁ

ゆうき

一緒にあの生物を倒すって

ゆうき

研究室に来てくれって言われたよ

ゆうた

そっか

ゆうた

なら研究室へ急ごう

ゆうた

被害が拡がってるみたいだからな

ゆうき

そうだな

ゆうき

行こう!

二人はゆうきの父がいる研究室に向かった

お父さん

ゆうたくん久しぶりだね

ゆうた

お久しぶりです

お父さん

二人とも無事でよかった

ゆうき

町は大変な騒ぎだ

ゆうき

早くなんとかしないと

お父さん

そうだな

ゆうた

あの生物を殺処分した時

ゆうた

どうやって殺したんですか?

お父さん

この薬を使ったんだよ

ゆうき

薬?

お父さん

熱しても冷凍してもだめだった

お父さん

だからこの薬を開発した

お父さん

この薬はあの寄生虫の細胞を破壊して溶かす薬なんだ

ゆうた

でもその薬をどうやってあいつらに?

ゆうき

どのくらいの数がいるかわからないしな

お父さん

それなら父さんにいい考えがある

お父さん

この研究所には

お父さん

人工で雨雲を発生させる機械がある

お父さん

その機械に水の代わりにこの薬を入れて雲を作れば

お父さん

町全体に薬の雨を降らすことが出来る

ゆうき

でもそんなことしたら町の人まで死んじゃうよ

お父さん

大丈夫だ

お父さん

この薬は寄生虫にしか効かない

ゆうた

他に案はないんだろ?

ゆうた

だったらやるしかない

ゆうき

親父

ゆうき

俺、親父を信じるよ

お父さん

ありがとう

お父さん

ではさっそく準備しよう

お父さん

機械は屋上だ

ゆうた

うわーすげー

ゆうた

この研究所って町を一望出来るんだな

ゆうき

この町で一番の高台にあるからな

お父さん

よし!んじゃ機械を起動するぞ

お父さん

ゆうき!薬をここに入れるんだ

ゆうき

分かった

ゆうき

雲が

ゆうき

雲が町全体を覆い始めた

お父さん

頼む

お父さん

上手くいってくれ

ゆうた

すごい

ゆうた

虹色の雨が降ってる

その雨は翌朝まで降り続けた

そして半年が経った

ゆうき

父さん

ゆうき

俺辛いよ

ゆうき

あの生物は絶滅したけど

ゆうき

死んじゃった人はもう生き返らない

お父さん

ゆうき

お父さん

あれは事故だったんだ

お父さん

もう忘れるんだ

ゆうき

そんなの無理だよ

ゆうき

俺のせいでみんな死んだのに

お父さん

父さんの研究のせいだ

お父さん

お前は悪くない

お父さん

だからもう考えるのはやめなさい

お父さん

分かったね?

ゆうき

う、うん

お父さん

ところで

お父さん

胃薬持ってないか?

ゆうき

胃薬?

お父さん

なんか胃の辺りが痛くて

ゆうき

疲れてるんだよ

ゆうき

今、薬箱から取ってくるから

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