主
主
主
青(If)攻め 黒(悠佑)受け モブさんと関係を持っている等の表現がありますが登場はしません。 事後表現がありますが、全年齢で読めます。 黒色さん視点 nmmnの意味がわからない方はブラウザバックしてください。 自衛は各自でお願いします。
If
悠佑
If
軽く手を挙げて挨拶をする。 いつの間に部屋に入ってきたのだろうか。 手には酒が収まっている。
悠佑
If
悠佑
If
まろならいいかとは思ったものの念の為部屋の窓を開ける。
If
悠佑
If
悠佑
灰皿に縮まる吸殻が存在感を増す。
はぁ、と溜息をつきながら呆れるまろ。 このやり取りはもう今年に入って何度目か分からない。 自分が吸い始めた時期を伝えたのは初めてだったが。
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
If
はは、と笑う。
If
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
If
悠佑
カシュッ、と小気味よい音がして果物の匂いが煙と混ざって消えた。 こく、 喉が動く。
吸っていたものを口から離して灰皿に擦り付ける。 今日はこれで終わろう。 まだ残っているけど。
悠佑
If
悠佑
考え込むまろを放ってソファからベットに腰を置く場所を変える。 シャツを脱いでズボンのベルトに手をかけかけたところで別の手に遮られる。 別の手と言ってもまろのしかないが。
If
悠佑
煙と吐息が渦を巻いた。
If
汗でベタついた髪を顔から剥がしながら優しく聞いてくれるまろに自嘲の笑みが漏れる。
悠佑
If
トン、とお世辞にも綺麗とは言えない上裸を指す。 いくつもの痕が付いている。 赤黒くて、小さい。古いものから新しいものまで。
悠佑
If
悠佑
If
成人する前から、音楽だけで食っていくのは不可能だって分かっていたから、体を売った。
酷い人も優しい人もいた。 同情して規約より多くの金を落としてくれた人もいた。 反対に、ただストレス発散のために使う人もいた。
今話に出ている人は後者だ。 金は出してくれるからいいもののこのままでは身体がもたないと、何度もまろに諌められた。
このことを知っているのはまろだけだから。 まあ、メンバーにバレるのも時間の問題かもしれないが。
まろとは、付き合ってなんかいない。ただの体の関係だ。 汚い俺を、それでも慰めてくれるただ1人の存在。
リスナーという無償の愛をくれる子らがいながら、俺はこれを辞められない。 それこそ、煙草のように。
悠佑
体を売り始めてから、分かったことがある。 俺は、誰かに、求められたいのだ。
ファンが増えてもその気持ちは変わらなくて、 もっともっとと、醜く求めている。 俺を求める人を、求めている。
求められるために、ピアス穴を開けて、髪を伸ばして、筋肉をつけて、 求められる俺を形成した。
煙草は、トラウマだけど、それでもやめられない。 俺の、逃げ道だから。 まろは、そんな俺を求めてくれた。 俺は、それでも、もっと、求められたい。
If
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