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能力者

第81話 - 関係者

2025年03月25日

#第2回テノコン

#能力者

#戦闘系

#創作

自己満マン⚆.⚆

テルール

続きだ。

海

ここがテルールの城ですか、？

テルール

そうだよ

氷

天井が高いね

ライ

懐かしいな…

そうするとどこからか声が聞こえてきた

テルール様が人を連れてくるなんて、何百年ぶりでしょうか？

いえ、もしかしたら何千年かもしれないですね

海

誰ですか？

テルール

来客を遠目で視察するのはやめなよ

ラース

おやおや、見えませんでしたか？私は見えていましたが……

氷月

来て早々、煽るとはいい度胸をしていますね。

テルール

自己紹介をしてよ

ラース

私はラース・レガンテと申します！

ラース

テルール様の弟子です

氷

弟子だって？！

海

テルールが弟子をとることがあるなんて…

テルール

何か失礼だね

海

先程の銃を作った方ですか、？

テルール

そうだね

アスラナミザ

へぇ、

ラース

それで？この方達とこの気絶した方、

ラース

蒼鞍月さんの死体と、

ラース

ボスの覇気を食らって無事な方は何ですか？

海

状況把握が早いですね

ライ

さすがラース

ラース

ライ！久しいね。元気していたの？

ライ

もちろんだよ♠︎

氷月

ライとテルール、ラースはなにか関係あるのですか？

ラース

おやおや、死体の腐敗が始まる前に処理しなくてはなりません。

ラース

私は霊安室に行くのでテルール様、

ラース

あとはよろしくお願いします

テルール

あぁ了解

そういうとラースは蒼鞍月を持ってどこかに行ってしまった

氷

で、話してもらおうか全部。

テルール

何から聞きたい？

海

ライとの関係からですね

テルール

ライは私の弟子の1人だ。

氷月

そうなの？ライ

ライ

うん。そうだよ♥︎

ライ

テルールは色々あって……

テルール

話すと長くなる。それはラースが来てからにしよう。

海

わかりました。

氷

じゃあ、この子達が気絶している理由は？

テルール

さっきも言った通り敵の襲撃。

テルール

敵は蒼鞍月の体に乗り移って第2ボスが操作していた。

テルール

ちなみに、殺すことは出来なかった

氷月

あっているのですか？レーヴ

レーヴ

全て事実だよ

レーヴ

テルールは1度目の全体攻撃を食らった時、すぐに回復能力を使ってくれた

ライ

へぇ、、、

テルール

2度目は耐久がどう頑張っても効かないからね

テルール

全て疑うならレーヴの記憶を見るといい

氷

なぜレーヴの記憶？

テルール

私の記憶だと改変したと思われるからね。

海

そこまでの思考には至りませんよ。

氷

テルールの記憶を見せてよ。

テルール

了解

記憶

テルールはレーヴより前の記憶を全て見せた

レーヴとの一件を他のみんなに公開するのは少し抵抗があった

テルール

それで、私も聞きたいんだけど……

ラース

テルール様と同じく聞きたいことがあります

氷

ラースいつの間に……

ラース

神出鬼没ですからね

テルール

それで、なんでレーヴが無事なの？

ライ

それは２回目の「死」という瞬間に嫌な気配がして遠隔で俺が強力なバリアを張ったからだよ

ライ

突然の事でレーヴのことしか守れなかった

海

いえ、能力であるレーヴが倒れてしまうとライと星夜への負担は大きいです

海

正しい選択でした

テルール

それはすごいねライ。

ラース

えぇ、さすが弟だね！

ライ

うん。師匠と兄さんに並んでも恥がないようにしないとね♠︎

海

うーん、それらの過去についても聞きたいことが多数ありますが……

ラース

悪いのですが、気絶させた人たちの手当をしなければ。

ラース

悪化してしまうかもしれません

ラース

あぁ、既に熱が……

氷

熱？

テルール

熱だけで抑えれるといいのだけど……

ラース

レーヴ、来てください

レーヴ

え？なんで名前を？

ラース

会話から推測できますよ。笑

ラース

いざとなったら皆さんのプロフィールは頭に入っていますけど……

ラース

後で直接の自己紹介を頼みます

氷月

了解

レーヴがラースの近くに行くと

ラース

では

ラースが指を鳴らすと服がラースの手のひらの上に落ちてきた

ラース

こちらに着替えてください

ラース

着替える場所に案内しましょう

レーヴ

え？なんで服？

ラース

体がお辛いでしょうね。

ラース

この服は私が開発したボスの覇気を軽減する服です

ラース

これを着れば今の辛さが軽減されますよ

ラース

今は歩いて話すだけで精一杯でしょう？

レーヴ

、！隠していたのによくわかったね、！

ラース

もちろんですよ

ライ

俺が強力なバリアを張ったのにも関わらずそのような症状があったの、？！

テルール

ボスの覇気は名物と言っても過言ではないよ

テルール

本当はみんな死んでいる。

テルール

今回被害にあった能力者もある程度強くなければ即死だったよ

テルール

そして２回目の攻撃を受けた時、私が動くなと言ったのは動くと絶対に重症化するから

ラース

そうですね。今回の気絶は致し方なかったと思いますよ

アスラナミザ

そうなんだ。ありがとう！

テルール

いえいえ

ラース

ではレーヴ、こちらです

ラースはレーヴを城の中に案内をして、やがて2人が帰ってきた

レーヴ

帰ってきたよ

氷月

おかえり。似合ってるよ

レーヴ

ありがとう！

ラース

さてと皆さん御手数ですが病室まで着いてきてください

ラース

皆さんの怪我も手当します

ラース

そして話しましょう。皆さんが知りたいことを

海

わかりました

氷

行こうか。

テルール

ラース。星夜とラミスナを1人で持つの？

ラース

もちろんですが……2人とも女性ですかね、、仕方ない

そう言いラースは少し手を下に落とし、上に上げた

それと同時に星夜とラミスナが横たわったまま真上に浮いた

ラース

行きましょう。

ラースは浮遊した2人を上手に連れながら歩いた

アスラナミザ

(すごーい、、)

氷月

(随分強そうな予感……)

海

城なだけあり、病室も多いのですね

テルール

まぁ1部屋1部屋が1人しか入れないからね

氷

いいねそれ。プライバシー守られそう

テルール

どんな心配をしているんだ笑

ラース

よし。ここには星夜にしましょう

ラースは浮遊している星夜を上手に操り、ベッドの上に横たわらせる

手馴れた手つきで点滴のパックを取り出し、点滴を打つ

氷

慣れているの？そういう医療に……

ラース

暇なだけですよ。

ラース

基本、何かを磨くとに精一杯ですから

氷月

それはすごいね

アスラナミザ

こういう処置がすぐにできるの尊敬するよ！

ライ

手際がいいね！

ラース

ありがとうございます

テルール

解熱剤とかはどうするつもり？

ラース

飲ませます

テルール

起きていないよ

ラース

飲ませるというか、注射をします

ラース

気絶している人に対し薬を飲ませることは危険、故に注射です

テルール

別にそこまで答えなくていいのに笑

テルール

腕と脳が鈍ってないみたいで安心したよ

ラース

心外ですね、、！

テルール

ごめんって

ラースはそう会話を交わしながら解熱剤を投与した

ラース

さて、これでいいでしょう

レーヴ

私みたいに服はいいの？

ラース

この状態では効果が発揮されませんから

ラース

次はラミスナですね

また病室を移動し、同じ作業を繰り返したあと……

ラース

テルール様、こちらに

テルール

？何

ラース

貴方今日少しの間王族の姿に戻ったのでは無いですか？

テルール

それがどうかしたの？

氷

怖……

ラース

失礼ですね。

ラース

テルール様は王族に戻るとなぜか少し頬の傷がまたできます

ラース

拷問によりできていた傷、

ラース

それも跡になっているというのに

氷

「も」って？

テルール

ラース、余計なことを話したね？

ラース

それはすみません笑

ラース

後でどちらにせよお話をするのでしょう？

テルール

そうだけど……

そう会話をしながらテルールの頬に貼ってあったものを剥がし、消毒などをしてまた新しいものを貼った

ラース

他に怪我をしている方は……

ラース

アスラナミザ。指を切っているようですよ

アスラナミザ

え？！気づかなかった

アスラナミザ

よく気づいたね！

ラース

ええ、これがハンドクリーム、絆創膏です

ラース

そこまで深くないようなので消毒は大丈夫かと。

ラース

要因は手の乾燥だと思われますので

海

怖いですね。

氷

怖すぎ

レーヴ

詳しい通り越して狂ってるね

アスラナミザ

いえこちらこそ！こんなに大層にありがとう！

アスラナミザはハンドクリームを受け取り、手に塗った。

ハンドクリームは一瞬にして手に馴染み、ツヤツヤでしっとりとしているか、ベタつかない手になった

アスラナミザ

すごいね！これ

ラース

ありがとうございます

アスラナミザ

どこのハンドクリーム？？

テルール

それもラースが作ったよ

海

先程から開発しているものが多く拝見されますが……

氷

好きなの？

ラース

まぁ趣味ですかね、

氷月

へぇ

ラース

良ければ使ってみてください

ラースがそういうとアスラナミザがみんなにハンドクリームを回した

海

ありがとうございます

ラース

いえいえ

テルール

もう怪我をしている人はいなさそうだね

テルール

こっちに来て

海

？はい

テルール

ラース、あの紅茶をレーヴに。

テルール

他の人は普通の紅茶を頼める？

ラース

もちろんですテルール様

ラースはお辞儀をすると部屋を出ていき、テルールは海たちに座るように指示した

レーヴ

ありがとう

アスラナミザ

失礼するよ

ライ

ラースはどうしたの？♠︎

テルール

客人をもてなす準備だよ。

氷

わざわざありがとう

氷月

嬉しいです

全員が座り、ラースを待っていると

ラース

皆さんおまたせしました！

ラース

こちらはレーヴのです。

レーヴと名指しをした後にレーヴの元に置かれたティーカップには白く美しい魚が泳いでいる

レーヴ

これ、飲めるの、？

ラース

もちろんです。魚はただのパフォーマンスなのでそもそもいませんよ。そう見せているだけです

テルール

私が楽しみたいと言ったばかりにね

ラース

いえいえ。テルール様のおかげでいい作品が出来ましたよ

テルール

それは良かった

会話を交わしながら全員に紅茶を出した。

ラース

角砂糖はこちらです。

ラースが角砂糖をテーブルの上に置く

氷

ありがとう

氷

質問に移ってもいいかな？

テルール

いいよ。

アスラナミザ

ラースはいつから弟子なの？

レーヴ

あれだけ嫌いな組織になぜ残って、このタイミングで脱退したの？

ラース

それについては過去をお話する他ありませんね

テルール

そのようだね。ライ。構わないかい？

ライ

もちろんだよ♠︎

ライ

貴方達のお気に入りであると同時に彼らは俺のお気に入りでもあるからね。

海

お気に入り？どういうことです？

テルール

うちの師弟関係には名前があって、

テルール

ほぼグループのようなものなの。

ラース

そうです。誰がどの組織に入ろうが、文句は言いません。

ラース

仕事を取っている訳でもない、ただのグループのようなものです

氷

もしかしてそれ、

海

𝒕𝒆𝒓𝒖-𝒓𝒖'𝒔 𝒇𝒂𝒎𝒊𝒍𝒚

海

ですよね？

テルール

君たちは物知りだね

テルール

それも頭がいい。

ラース

そうです。

ラース

私たちがteru-ru's family

氷月

もしかしてだけど、あの、、？

アスラナミザ

最強が最強を生み出すためのグループ、だよね？？！

レーヴ

へぇ、、、、、、そんなのあるんだね、

ラース

皆さんよくご存知のようで。

テルール

まぁうちのfamilyは全員、

テルール

「お気に入り」という存在がいてね。

テルール

その存在じゃなければ自分の身の上話は絶対にしない

ラース

これは規則ではなく、一人一人がそのような性格なのです。

テルール

よって、過去を話すことを許す君たちはお気に入り、強い、才能がある、面白い、

テルール

などなど、どれかに該当する。

ラース

そのため話すのです。

氷

それは嬉しいなぁ

氷月

さらに質問いいですか？

ラース

構いませんよ

氷月

グループの人間はお互いがお気に入りなんですか？

ラース

まぁそう言われればそうですね

ラース

私たちのグループは実力は問わない。

ラース

ですが、私たちがどれだけ最強になっても、師はテルール様のみです。

ラース

テルール様が承諾しないのであれば、私たちのグループ入ることはできません

ラース

テルール様が承諾したのは私とライのみ。

ラース

テルール様が承諾した人はテルール様を受け継いでいる弟子の私たちももちろんお気に入りになるでしょうね

ラース

現に私はライがお気に入りですし、テルール様は尊敬をしています。

ラース

お気に入りと言われればそうでしょう。

ライ

同じくだね♠︎

テルール

ラースの説明通り、私のグループは私含めて3人。

テルール

全員がお互いのことを気に入っている

氷月

過去はどうです？

テルール

私たちは君たちより、いや、水夜よりも多くの時を生きている。

テルール

それを話すと長くなってしまうからざっとだけ話すよ

テルール

詳しいことはまた機会があれば聞くといい。

テルール

では早速。

テルール

私は元々はフランスの王族。

テルール

そして女性だ。

ライ

俺はフランスの貴族。

ライ

元から男だよ！

ラース

私はイタリアの騎士でございます。

ラース

元々は女性でした。

テルール

私は女は要らないと言われ生活していた。男が欲しかったらしく、ないものとして扱われた

テルール

学校にも行かせず、戸籍もあるのか分からない

テルール

専属のメイドなどが勉強を教える係に抜擢され、勉強のみはメイドと会話をした

テルール

ほかは自室で過ごした。

ライ

俺も要らない子として扱われた

ライ

貴族の身なりも俺だけ明らかに違う。他国の学校に通わされたり、平民を装って生活をしなければいけなかった

ライ

ちなみに俺の名前の由来はここから来ているよ！

ライ

息を吐くように嘘をついていたら自分が嘘本体になってしまったって言うね笑

ライ

だからライ。嘘って名前。

海

へぇ、そこから来ていたんですね

氷

これは驚いた、、！

アスラナミザ

なるほど由来があったんだね

レーヴ

それは壮絶な過去だね

テルール

ざっと説明するけど、私は色々あって王族を、家族を全員殺した。

テルール

まぁ、みんな私のことを見下して、いじめてたりしたから仕方ないよね

テルール

そのすぐあとに出来たてほやほやのあの組織が私のことを誘拐した。

ラース

ここで私は出会いました。

ラース

私もイタリアから遥々誘拐されて来た身、テルール様の方が早くにいたのですがね。

ラース

その時私は幼児でしたね。
訳あって若返りを受けていたのですが、元年齢はテルール様と同じで、頭脳はそのままでした。

テルール

ラースは色々な人から不気味がられてて、私が初めて教育を担当したの

テルール

それで初めて自分の弟子にして、その後からこの城に住ませたよね。

ラース

そうですね。笑

テルール

まぁ私は1度組織から脱走するのだけどね。

テルール

そして少し経った頃に神にならないかと言われて地獄の処刑人兼大魔王になった

テルール

まぁ色々な地獄の何かをしていたってこと。

ライ

地獄では俺と会った！テルールの方が早くにいて、色々な人に恐れられ、仕事が出来ると有名だった♠︎

ライ

俺もそれから弟子になったよ！だけど、

ライ

テルールは長くはいなかったし、俺には住む場所が提供されていたし、

ライ

テルールが城に連れると地獄は仕事がいっぱいだから住み込みをしなければいけないのにできなくなり、仕事が回らないからラースとは会わなかった♠︎

テルール

そしたら私、しばらく経って組織の人間に脅されちゃったんだよねー

テルール

ライも私がなぜ組織に入ったか気になっていたよね？

ライ

うん。どうやって脅されたの？♠︎

テルール

君とか水夜の話を持ち出された。攫うぞとか、殺すぞとかね

テルール

頭がぶっ飛んでいる連中だからやりかねない。仕方なく組織について行って囚われの身

ラース

私とはそれから今までずーっと同居です

ラース

そして今ですね。

海

え？ではテルールが組織に入った理由は脅されたからなのですか？

テルール

そうだよ

氷

ライ達を守るために？

テルール

うん。

ライ

そんな、、、俺達のせいで、、？

ライ

ごめん……

テルール

いいんだよ抜けれたし。

氷月

今、テルールは神の人の中では失踪した人ってこと？

テルール

その通り！

レーヴ

へ、へぇ、、、、

レーヴ

復帰しないの？

テルール

私が復帰する意味ないし。

テルール

会議には2回ぐらいしか行ったことないし。

ライ

どういうこと？

水夜

ほんとだよ。あの時神の会議は8回以上あった。

水夜がふらっと現れた

アスラナミザ

うわっ！

レーヴ

誰、？

水夜

水夜です。

水夜

というよりどういうこと？

テルール

会議は何の価値もない。

テルール

そんな暇じゃないんだよ。私

水夜

けど全部に参加してたよね。

テルール

ほら、やっぱり気づいてない。

ラース

そうですね。嬉しいです

テルール

はぁ、言っておくけど

テルール

会議の6回以上はラースが私になりすまして行ってるだけだから。

氷

え？何それ能力使ったの？

ラース

いえ、私は極力能力は使いません。

ラース

移動能力ぐらいです。

テルール

ラースはメイクとかそっちで頑張ってたよ。

水夜

これはこれは

水夜

つまり、バレなかったものの、全ての神でさえ欺く度胸があったの？

テルール

正直、そんな私を好きで勧誘したのは全ての神だ。

テルール

あの人には許可もとってあるしね

テルール

欺かれているみんなのこと、面白そうに見ていたよ

水夜

へぇ、

海

水夜。

海

急にどうしたのですか？

水夜

海。私は少し用があって来たの。

アスラナミザ

用？

ラース

どうかしましたか？

水夜

それは＿

テルール

今回はここまで。

テルール

次回予告

テルール

「新入り」

テルール

お楽しみに

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