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隼人

お、おいしそー

駅前行列30分のトンカツ屋

長い時間並んでいた甲斐があって美味しそうだった

目の前の彼氏も満足げな表情で声を出した

美希

あっちょっと待って!

危ない危ない、大事なことを忘れていた

隼人

え?なに?

美希

写真撮らせて!

せっかく来たんだ。しっかり撮らないといけない

ああダメ、ちょっと角度が悪い

あ、指入っちゃった

もう一枚もう一枚

美希

うん。これならいいかな。

アングル、光、位置も完璧。納得の一枚だ。

隼人

もういい?

美希

待って、投稿しないと。

彼はうんざりそうな顔でこっちを見ていた

全く、少しぐらい待ってくれてもいいのに。

まあいいや、早く投稿しちゃおう。

美希

駅前行列のトンカツ屋!塩で食べるといいらしい!おいしそー❤️

はいok

お、早速いいね来た。

美希

じゃあそろそろ食べようか❤️

隼人

ああ。

少し不機嫌そうな彼と一緒に私はようやくトンカツを口にする。

美希

ねぇ!次はあそこのパンケーキ屋さん行こうよ!あそこも人気らしいよー!

帰り道彼に機嫌を直してもらおうと私が提案した 。

隼人

ごめん。俺今ちょっと金欠で。無理かも。

美希

えー

隼人

それとさ

美希

なに?

隼人

写真ばっか撮るのやめたほうがいいと思うよ。写真の為にご飯に来てるわけじゃないんだから。

美希

なんで?

何故そんなことを言うんだろう。写真撮らなかったらいいねもらえないじゃん。そんなの意味ない。

隼人

なんでって、もう好きにしろよ。

隼人

俺帰るわ

なんだか腹が立ってきた。なんで彼にこんなこと言われなきゃいけないんだろう。理不尽だ。

彼が帰ってからも怒りが収まらず、そんなことを考えていると、いつのまにか知らない道に入っていた。

美希

何処?ここ..

前半終了

エンドトーク

scp財団

ども、scp財団です。

scp財団

また近いうちに続編出しますんで、期待しててください。

scp財団

やっぱやめてください。

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