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イソップ
目が覚めた
まだ頭がよく回らない
辺りを見回してみると、
いつも通り、自室のベッドのようだった。
イソップ
仕組みはよくわからないが
サバイバーとは"そういうもの"だった。
ロケットチェアで飛ばされようが
酷く弄ばれ失血死しようが
目が覚めたら自室のベッドなのだ。
イソップ
あのゲームは朝だったはずだ。
随分長い時間眠っていたらしい。
イソップ
意識がはっきりしてくるにつれて、
朧気だったあのゲームの記憶が
鮮明になっていく。
イソップ
とても、悲しそうな顔してた。
とても辛そうで、今にも泣きそうで。
イソップ
たしか、写真家さんは
クロード、って言ってたっけ。
永遠に会えなくなる、とも。
イソップ
正直僕は悪くないと思う。
僕は僕の死生観を語っただけだ。
でも、それでも。
彼に嫌な思いをさせたのなら、謝りたい。