ピチチッ…
小鳥の鳴き声と、カーテンから零れる光で目を覚ます。
雲
あ…朝…?
雲
気持ちよく眠れたなぁ…
雲
そういえば今日…
雲
夢見なかった…、?
雲
おっはよ〜っ!
キヨ
はよ。今日顔色良いな?
雲
そうかなっ?
レトルト
なんか笑顔が輝いてるよ?w
うっしー
どういう意味だよw
レトルト
分かんない(?)
先生
ではここの問題を…
先生
歌音!
歌音
Zzz…
先生
寝るなっ!!
雲
あははっ…w
うっしー
ちょ…w
キヨ
猛者認定確定だなw
レトルト
起きて〜?w
いつも通りの楽しい日常。
その安心感に、笑顔を溢した。その時…
キヨ
…
レトルト
…
雲
え…?
私以外皆、人形のように動かなくなった。
雲
み、みんな…?
声を張り上げて笑っていたキヨも、ふざけ半分で歌音を起こしていたレトさんも、さっきまで笑い転げていたうっしーも、先生の事なんて知らんぷりに寝ていた歌音も、みんな少しも音を立てず、固まっている。
雲
ねぇ、どうしちゃったの…?ドッキリ…?ねぇ…!
騒がしかった教室に、自分の声が響く。
雲
…っ!
助けを求め学校の中を駆けても、どこの教室も同じ沈静。
雲
なんなのこれ…!
自分の足音と鼓動が学校中に響く。
雲
ハァ、ハァ、っ…
???
あ、やっと見つけた〜
雲
!!
沈静の中好調に喋る彼。
雲
だ、れ…?
「見つけた」というのが私の事だということは、この空気から分かる。
???
俺?俺は…
???
「うっしー」だよ?
雲
え…?
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