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九月なこ

こんにちは!

九月なこ

いよいよ、瑚珀の過去が明かされます…

九月なこ

それでは本編どうぞ!

3年前

春原まどか

おい、無視してんじゃねえよ!

春原瑚珀

ごめんなさい、ごめんなさい…!

春原瑚春

お母さんやめて!

春原まどか

うるさい!!

私たち姉妹は、母親から虐待を受けていた。 とは言っても、当時はそれが当たり前だと思っていたので 虐待という認識はなかったけど 父親の記憶はない。幼いころに出て行ったようだ。 それでも、私は不幸ではなかった。 妹がいたから。

春原瑚春

お姉ちゃん、お母さん仕事行ったよ!

春原瑚珀

あ…ほんと?

春原瑚春

うん!だから、今のうちにご飯と怪我の手当て終わらせちゃお!

春原瑚珀

そうだね。ご飯何があるかな

春原瑚春

コンビニのおじさんに、おにぎりもらってきたよ!はい、ツナマヨ!

春原瑚珀

え、ナイス

春原瑚珀

久しぶりのお米…

春原瑚春

美味しいね…!

瑚春と2人でご飯を食べたり、お風呂に入ったりする時間だけ、 私は幸せだった。 でも、そんな幸せも私のせいで崩れ去った。

春原まどか

あぁもう!!あのクソ客!

春原瑚春

お母さん何かあったのかな…?

春原瑚珀

どーせキャバで客と揉めたんでしょ

春原瑚珀

静かにしとこ

その日の母は、いつもにも増していら立っていた。 あの時すぐに家を出ていれば、あんなことにはならなかったかもしれない。

春原まどか

あのさあ、何関係ないみたいな顔してんの?

春原瑚珀

え…

春原まどか

お前らがいるから、あたしはこんなに働かなきゃなんだよ!

春原まどか

お前らがいるせいでこんな目に

春原瑚珀

…。

春原瑚春

…。

春原まどか

黙ってないで何か言えよ!!

春原瑚珀

痛っ…!

ああ、また始まった… やり過ごせば何とかなる。そう考えていた時、

春原瑚春

もうやめて!!!

春原瑚珀

瑚春、黙っt

春原瑚春

お母さん、もうやめてよ…!

春原瑚春

お姉ちゃんはお母さんのモノじゃないよ!

春原瑚春

何してもいいわけじゃないっ!!

春原瑚珀

瑚春!!

すると、母が私に馬乗りになった体勢から立ち上がった。 え…普段は絶対にやめないのに…? 次の瞬間、私は信じられない光景を目にしていた。

春原まどか

黙れよ

春原瑚春

つっ…!

ドンッ

瑚春が、頭から血を流して倒れていた。 そばのタンスに、血がついている。

春原瑚珀

え…

春原まどか

下手な演技してんじゃねえよ!

母は、瑚春を蹴るのをやめない。 ダメ…!

春原瑚珀

やめて!!!死んじゃうよ!!

春原まどか

は?

春原瑚珀

見て、泡吹いてる…!

春原瑚珀

このままじゃ本当に死んじゃう!

春原まどか

うわ…

春原まどか

チッ、救急車呼ぶから、お前はそこにいろ

春原瑚珀

瑚春、瑚春っ…!

私は、瑚春に目覚めてほしい一心で、瑚春を揺すりつづけた。 でも、瑚春は目覚めない。 そして…

救急隊員

先輩、既に亡くなっています

救急隊員

頭をぶつけたことによる脳震盪に加え、ぶつけてすぐに揺さぶられて脳が揺れたことが原因です

救急隊員

おそらく、あの母親がやったんでしょう

同じ隊員の人に、そう説明しているのを聞いた。 え…瑚春、本当に死んじゃったの…? というか、救急隊員の人、「揺さぶられて脳が揺れたのが原因」って… 嘘、じゃあ…

春原瑚珀

私が、殺した…

救急隊員

何か言いましたか?

嫌、嫌、嫌、いや… 私のせいで死んだ…?私が瑚春を殺した…? 私は、人殺し…?

春原瑚珀

あああぁぁぁぁああ!!!

救急隊員

春原さんっ!?

そこからの記憶はない。どうやら気絶していたようだ。 母は逮捕され、有罪になったらしい。 私は1ヶ月ほど病院で意識が戻らず、目覚めたときは絶叫して起きたらしい。 医者は、心理的ショックと栄養不足が原因と言っていた。 目覚めてよかったと言われたが、私が目覚めるとかどうでもいい。 むしろ、このまま死んでいればよかった。 私は妹を死なせた、人殺しだから。

九月なこ

終わりです!瑚珀の過去、壮絶です…

いれいすなら、信じられる

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4

コメント

7

ユーザー

酷い....見てらんない....

ユーザー

見てて苦しい…幸せになってくれぇっ、!!

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