宮侑
あれ、どういうことやったんや...
宮治
それは、俺にも分からん
宮治
まぁ、俺らを忘れてる...みたいな
北信介
何があったん
宮侑
北さん!
宮侑
実は、さっき...
北信介
あぁ、璃奈のことか
宮侑
知っとるんですか!?
北信介
ちょっと、聞いとっただけや
北信介
で、璃奈が俺らを忘れるってどういうことや
宮治
俺らが、璃奈に声をかけたら
宮治
璃奈が、俺らを知らんみたいなことを言ってんです
角名倫太郎
それ、記憶喪失的な...
宮侑
き、記憶喪失...?
角名倫太郎
記憶が無くなるってこと
宮治
. . .今の状況だったらありえるかもな
宮侑
でも、思い出させたとしても...
宮侑
俺ら、璃奈に酷いこと言ってしもたかも...
宮治
それはそうや
宮治
あの状況、第三者から見たら
宮治
璃奈が悪役になるんは当たり前やろ
宮侑
俺は、璃奈がやったなんて思ってへん
宮治
でもなぁ...
宮治
俺は、ちょっとだけあやしいと思っとる
宮侑
なんでや、璃奈は、俺らに酷い事なんてしたことないやろ
宮治
萌々っちゅー奴も、1回、俺らを騙しとることは知ってんねん
宮侑
だったらなんでや!
宮治
しゃーないやろ!
宮治
あの状況じゃあ、俺らは真実を知られへんねん!
宮侑
せやけど...
北信介
今日は、もう寝ろや
北信介
もう、こんな時間やで
宮侑
. . .分かりました
璃奈、お前は、本当にやったんか...?
俺は、信じたくもないで
なんで、戻ってこないんや
稲荷崎の部屋に...
戻ってきてくれ...!
絶対、1人で抱え込んでるやろな
頼む、誰でもええから
璃奈の傍に居てやってくれ
それが、例え俺でも
璃奈を、俺は助けたいんや