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テラーノベル(Teller Novel)

《えっと、お久しぶり…、

いや、違うなぁ、

まぁいいや!笑

和くん!

"見つけた君は天才"

とか書いたけど、

見つけてくれた事、

本当は嬉しかったりするんだよ?

だって普通の人なら開かないもん。

引き出しなんて。

ましてや彼女の!

愛しき彼女のですよ!

…って、

こんな事書きたかったんじゃなくてね。

この手紙は私の、

"人生最後"

の手紙です。

親にも書こうと思った。

けどそうしなかったのは、

体がもう限界だって分かってたから。

誰よりも大切な貴方に、

伝えたい事、

全部伝えようと思って。

失って気付くものって大きいからさ。

今回は出会いと終わり…、

今日までの私の気持ちを全部言います!

隠し事無しでね!笑》

《和くんとの出会いは、

一生忘れられない物だと思う。

和くんはテレビでキラキラ輝くアイドル。

ぷりん大好きで、

「ぷりん食べ過ぎてお尻ぷりんぷりん」

なんて言ってる人。

私はその辺の一般人。

たまたま親友のお願いでスタッフの仕事やってたら、

たまたまなにわ男子担当で…、

神様がきっと、

和くんを導いてくれた。

最初の印象とか話してなかったよね?笑

ふふ、

和くんを見た時、

"ぷりん?"

なんて頭に?マークが沢山浮かびました。笑

ちょっとしゃくれ顎だし、

あほだし、

ある意味天才?

そんなのどこでも見渡せば居るじゃん。

気付けば私は、

和くんを嫌ってた人間。

和くんは、…どうだろ、?

私の事嫌ってた?笑

こいつなんやねん〜!

なんて思ってた?笑

逆に、

可愛い!

なんて一目惚れした?笑》

大橋和也

…一目惚れに決まっとるやん、

そう言えば話した事が無かった。

話そうと思わなかった。

…が本当だろうか。

一目惚れとか、

恥ずかしくて言えんかった。

…彼女は、

そんな俺を分かってあえて避けていたのだろうか。

そう思うと、

胸がきゅうっと締め付けられる気がした。

ー n e x t ー

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