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竜胆
竜胆の熱を孕んだ声が心地よく耳朶を打った。
三途
三途
竜胆に押し倒された驚きと、溶けた脳が快楽を求めるという相反する思いに混乱が生じる。
三途が少々逡巡していると、竜胆がにっこりと笑い三途の白い肌に深く口付けた。
くちゅ…ちゅぐっ
三途
三途
三途
ちゅっ、ぐちゅっ
三途は竜胆の手を押し退けることが出来なかった。
だって、これは
ずっと望んでいたこと。
けれど、この状況の原因が明司の酒であることは明白だ、
三途
三途
三途
この状況がずっと続けばいいと。
何故逃れようとしているのかと自身の本能にも近い部分が叫ぶ。
竜胆
くちゅ、カリッ
竜胆が三途の柔肌を喰んだ。
三途
三途
しかし、三途は怖いのだ。
明司渾身の酒に煽られた欲情をも押さえ込めるくらいには竜胆のことが大好きだった
だからこそ、竜胆が正気に戻ったとき、拒絶されてしまうかもしれないという恐怖。
拒絶されるだけならまだいい。
しかし、自分と情事を行ったことを汚点のように語られたら耐えられない。
三途
竜胆
三途の蒼い瞳からつう、と一粒涙が零れ落ちる。
竜胆
竜胆
竜胆
三途
驚きに目を見開く三途とは対照に
竜胆は悲しそうに一度目を伏せると、優しく三途の涙を拭う。
三途の上から身体をどかし、三途の身体もゆっくりと起こした。
三途
少しの沈黙のあと、ぽつりぽつりと竜胆が言葉をー紡ぎ始める。
竜胆
竜胆
三途
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆は言葉を紡ぐにつれ俯きがちになっていく。
その為竜胆の顔を見ることは叶わなかったが、さらりと零れ落ちたラベンダー色の髪の合間から真っ赤に染まった耳が覗いていた。
三途
竜胆
その先の言葉は聞きたくない、と言わんばかりに竜胆が深く俯く。
その様子を見て、熱に侵された瞳をゆらゆらと彷徨わせながら三途がゆっくりと口を開いた。
三途
三途
三途が小さく
息を吸い込んだ。
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