TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ある日の夜。 僕は君にこういった

君が願うのならば

僕なんでも出来そうだな...

その言葉に君は薄く笑う

ふふっ、
嬉しい

鈴のような笑い声とともに 綺麗な笑顔に また惚れる

僕は君に惚れてばっかりだな

えー?

悪戯っぽく笑う君。

月明かりが、君を照らし まるで月のスポットライトを 浴びているようだった

そうね、
私も貴方に毎日のように惚れてるわ

例えば?

貴方の笑顔や、優しさに
触れる度思うのよ

やっぱり好きなんだなって

少し顔を赤らめる君も 可愛くて愛おしい

僕はどんな君も好きだからね...

なんて、
鬱陶しいかもな

いいえ?
逆に嬉しいわ笑

貴方が私の事を
想ってくれるなんて幸せだもの

《幸せ》 なんて嬉しい言葉 言ってもらっていいのか不安になる

けれどこれは《現実》であり、 《夢》ではない それを目の当たりにさせられる

そう考えるとやはり嬉しかった

ねぇ、さっき言ったように

君のためなら何でも出来そうだよ

君が願うのならば

死んでしまっても構わない

死ぬ?

貴方が死んだら私はどうなるの

少し不安そうな顔で 優しく笑う

髪がサラリと 夜風に靡く

僕にもわからないよ笑

でもいつかは人間には終わりは来るしね...

そうね

一生
生きていられるのならば

そうしていたいわ

けれど、
死んでしまっても

一生君の傍にいられるよ

その考えもいいわね

キラリと光る星達を 見つめながら ニヤリと笑う

......ねぇ、

私1度空を飛んでみたいのよね

映画のような
魔法の絨毯や空を飛べる道具など

ないけれど

1度は飛んでみたい...笑

夜空を見上げながら 薄く笑う

今、飛んでみる?

そうね
出来るのならば。

君のためなら僕はなんでも出来るからね

そうだったわね...

じゃあ、飛んでみましょうか

僕を見て、 優しく笑う君

やはり秋の夜の風は 冷たく

まるで僕達を止めるかのように 降り注ぐ

けれどそんなのは 僕達は関係ない 気にしない

気づけば 柵をよじ登り、 足を踏み外せば落ちてしまうところにいた

せーので飛ぼう

そうだね
その前に、

さようなら。

せーのっ

君の声ともに 僕達は月が見守る中 空を飛んだ。

僕と君と夜空しか知らない 静かな夜に────────。

この作品はいかがでしたか?

321

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚