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【GL】素直じゃないならそれでいい

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【GL】素直じゃないならそれでいい

1 - 【GL】素直じゃないならそれでいい

♥

409

2021年04月04日

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…特に何かする訳でもなく、

夕方の時間、ネットサーフィンをしていた所に、

ヴーーヴーー

初葵(ハヅキ)

うゎ! ビックリした…

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

…電話?

着信元の表示を見ると、彼女である雫からだった。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…普段電話なんて掛けて来ないのに、珍しい。)

初葵(ハヅキ)

─あ、もしもし雫?

雫(シズク)

もしもし…初葵?

初葵(ハヅキ)

おぅ、こちら初葵、

初葵(ハヅキ)

どしたの?

雫(シズク)

いや、その、

雫(シズク)

雫(シズク)

…今、暇だったり…?

初葵(ハヅキ)

別に、全然暇っすね。

雫(シズク)

ウチ来ない?

雫(シズク)

お父さん夜勤でさっき出てって、

雫(シズク)

お母さんも今日は帰り遅いから。

雫(シズク)

雫(シズク)

今からカレー作る予定で…

初葵(ハヅキ)

行く☆

雫(シズク)

カレー大好きだね…w

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

…別に、

雫(シズク)

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

いや、何でも。

初葵(ハヅキ)

ちょいまち、お母さんに雫のとこ行ってくるって言いに行く〜

雫(シズク)

うん、ウチで待ってる!

初葵(ハヅキ)

おっ邪魔しま〜す♪

雫(シズク)

どうぞ、

雫(シズク)

雫(シズク)

カレー出来るまでもうちょいかかるから、

雫(シズク)

適当に座って貰っていいかな?

初葵(ハヅキ)

リョーかいしましたー

言われた通り、いつもお邪魔した時に座るソファの定位置に腰掛ける。

初葵(ハヅキ)

(…やっぱ雫の家ってキレイだな。)

ふわっと自分の家を思い浮かべて比べてみたが、

虚しくなってきてやめた。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

…あ、映画。

雫(シズク)

雫(シズク)

なんか見たいのあった?

初葵(ハヅキ)

いや、ううん大丈夫。

映画鑑賞が趣味な雫の、家のテレビの棚には、

大量の映画のDVDが収納されている。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…またなんか本数増えてね?)

─と、

初葵(ハヅキ)

(?)

初葵(ハヅキ)

(…なんか1個だけ出てる。)

机の上に、1つ映画のDVDが出ていた。

観ている途中だったのか、

出したものはすぐ仕舞う雫にとっては、なんだか珍しい。

表を下にして置かれていたソレを手に取り、裏返す。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(……あ、)

長い黒髪に白いワンピース、そして裸足の女性が、

こちらに向かって手を伸ばしていた。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…どこからどう見ても、バキバキのホラー映画だな…。)

そこまで考えて、ふと違和感を感じた。

初葵(ハヅキ)

(…あれ、でも確か、)

キッチンでカレーを作っている雫の方を見る。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…雫、ホラー苦手じゃなかったっけ?)

…そういや、この前言ってたような。

「ホラーだけどめっちゃ面白そうな映画があって、」

「どうしても見たいから、これを機にホラーを克服してやるの!」

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…なるほどなw)

今までの色々が繋がった気がして、

また雫の方を見た。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…バカだなぁ、キミって。)

雫(シズク)

雫(シズク)

…どうしたの、初葵?

初葵(ハヅキ)

ううん、何もw

雫(シズク)

雫(シズク)

─あ、カレー出来たよ!

初葵(ハヅキ)

お、やった✨

初葵(ハヅキ)

…気づいたからには、

この不器用ちゃんを助けて上げますか。

…まず、普段はチャットで済ます雫が、電話してきたのがレアだった。

まあ、何かあったんだろうな〜くらいの認識で電話に出たら、

「カレー作るけどウチ来る?」と。

…私をカレーで釣ろうとしたのだろう。

ばーか、カレーじゃなくても行くっての。

─んで、その理由が、

観たかったホラー映画、か。

1人でチャレンジでもしてみたのだろうか。

ホラー嫌いの雫なのに、1人の時にこんなの観るなんて、

よっぽど気になったのだろうか…。

…まあ、様子を見る限り克服には失敗したようだが。

出したものを仕舞うことも忘れて、

しかも裏返して置いてあったってことは、

もしかしたら、

表紙すら見れないくらいビビり散らかしてたから、かもしれない。

そのまま私に電話してきて、今に至るってとこなのかな。

一緒に観て欲しかったのだろうか…?

そこまでは分からないが、 いずれにせよ、

…不器用ながら、私を頼ってくれた結果なのだろう。

食べ終わったお皿を、雫のいるキッチンの方に持っていく。

初葵(ハヅキ)

ありがと、めっちゃ美味しかった!

雫(シズク)

よかった、お粗末さま。

ふわっと笑う雫は嬉しそう。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…こういう時は素直なのになぁ、)

…「怖い」のたった一言が言えないなんて。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

(…カワイイことしてくれんじゃん。)

雫(シズク)

雫(シズク)

は、初葵?

肩をとんとんと叩き、振り向いた雫のほっぺに指をぷにっとさした。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

雫、

もう片手で、背中の後ろに隠しておいたDVDを、雫の前に出す。

初葵(ハヅキ)

イヤならイヤって言って欲しいんだけど、

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

─これ、一緒に観たい。

雫(シズク)

雫が目を見開き、

その後、気まずそうに微笑んだ。

─どうやら私の推理は、図星らしい。

雫(シズク)

雫(シズク)

…うん、

雫(シズク)

雫(シズク)

…付き合って貰っても、いいですか。

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

…別に、

初葵(ハヅキ)

初葵(ハヅキ)

私が観たいだけだよ。

キミが隠そうとしている事を、暴きたいわけじゃない。

─でも、

助けるくらい、させて貰ってもいいでしょ。

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コメント

9

ユーザー

虚しくてやめた のとこで天才って分かった 天才だった。

ユーザー

あったけぇ…っす。 GL最高すぎんか?百合しか勝たん。 ショコラさん神( ´^ω^)人 《さかな。》

ユーザー
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