コメント
7件
あったけぇ…っす。 GL最高すぎんか?百合しか勝たん。 ショコラさん神( ´^ω^)人 《さかな。》
好きです めっちゃ好きです 隠そうとしてお見通しの不器用なところも、それを包み込むみたいなあったかさも、ほんと好きです ブクマ失礼します!
…特に何かする訳でもなく、
夕方の時間、ネットサーフィンをしていた所に、
ヴーーヴーー
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
着信元の表示を見ると、彼女である雫からだった。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
言われた通り、いつもお邪魔した時に座るソファの定位置に腰掛ける。
初葵(ハヅキ)
ふわっと自分の家を思い浮かべて比べてみたが、
虚しくなってきてやめた。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
映画鑑賞が趣味な雫の、家のテレビの棚には、
大量の映画のDVDが収納されている。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
─と、
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
机の上に、1つ映画のDVDが出ていた。
観ている途中だったのか、
出したものはすぐ仕舞う雫にとっては、なんだか珍しい。
表を下にして置かれていたソレを手に取り、裏返す。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
長い黒髪に白いワンピース、そして裸足の女性が、
こちらに向かって手を伸ばしていた。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
そこまで考えて、ふと違和感を感じた。
初葵(ハヅキ)
キッチンでカレーを作っている雫の方を見る。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
…そういや、この前言ってたような。
「ホラーだけどめっちゃ面白そうな映画があって、」
「どうしても見たいから、これを機にホラーを克服してやるの!」
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
今までの色々が繋がった気がして、
また雫の方を見た。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
…気づいたからには、
この不器用ちゃんを助けて上げますか。
…まず、普段はチャットで済ます雫が、電話してきたのがレアだった。
まあ、何かあったんだろうな〜くらいの認識で電話に出たら、
「カレー作るけどウチ来る?」と。
…私をカレーで釣ろうとしたのだろう。
ばーか、カレーじゃなくても行くっての。
─んで、その理由が、
観たかったホラー映画、か。
1人でチャレンジでもしてみたのだろうか。
ホラー嫌いの雫なのに、1人の時にこんなの観るなんて、
よっぽど気になったのだろうか…。
…まあ、様子を見る限り克服には失敗したようだが。
出したものを仕舞うことも忘れて、
しかも裏返して置いてあったってことは、
もしかしたら、
表紙すら見れないくらいビビり散らかしてたから、かもしれない。
そのまま私に電話してきて、今に至るってとこなのかな。
一緒に観て欲しかったのだろうか…?
そこまでは分からないが、 いずれにせよ、
…不器用ながら、私を頼ってくれた結果なのだろう。
食べ終わったお皿を、雫のいるキッチンの方に持っていく。
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
ふわっと笑う雫は嬉しそう。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
…「怖い」のたった一言が言えないなんて。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫(シズク)
肩をとんとんと叩き、振り向いた雫のほっぺに指をぷにっとさした。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
もう片手で、背中の後ろに隠しておいたDVDを、雫の前に出す。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
雫(シズク)
雫が目を見開き、
その後、気まずそうに微笑んだ。
─どうやら私の推理は、図星らしい。
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
雫(シズク)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
キミが隠そうとしている事を、暴きたいわけじゃない。
─でも、
助けるくらい、させて貰ってもいいでしょ。