風雅
俺は…
風雅
ずっと言ってなかったけど…
風雅
俺とのんは
拓哉
…なに?
風雅
血縁関係は、
風雅
ないよ。
拓哉
…えっ?え?待って。
拓哉
混乱してる。
拓哉
理解不能…どういうこと?
風雅
俺とのんはきょうだいじゃない。
風雅
ってこと。
拓哉
え?
風雅
里親のとこで育ったんだよ、俺ら。
風雅
血は繋がってなくて…
風雅
俺が、貰われた方。
風雅
特別養子縁組でね。
拓哉
…それ、誰かに言った?
風雅
ううん。拓哉が初めて。
風雅
初めてあった日は覚えてない。
風雅
母さんの話によると、俺が2歳の頃らしいけど。
風雅
のんが弟が欲しいってぐずって。
風雅
俺の母さん、もう子供産める体じゃなかったから。
風雅
でも、親もどうしても欲しくて。
風雅
そこにいたのが、俺だったってわけ。
拓哉
ん…待って、待てよ。
拓哉
特別養子縁組って言ったな。
風雅
うん。
拓哉
名付け親は?
風雅
え?産んだ母さんだと思う。
拓哉
…俺、風雅の名前を親の前で出したことないんだ。
風雅
…?
風雅
何、急に。
拓哉
いや…昔、聞いたことがあって。
拓哉
今思い出したんだけど…






