主
森
主
本の世界へ来たエマ。
エマ・フォーカス
うううっ…ここは?
エマ・フォーカス
まさか私本の世界に入った?そんな漫画でしかありえないのに。
エマ・フォーカス
私の居る場所は、森だ。静かで大きい湖がある。
エマ・フォーカス
どうやって帰ればいいの…!
エマ・フォーカス
そんなことを言っているとさっきの本があった。
エマ・フォーカス
あった……。ここにずっと居ても意味ないよね、とりあえず誰かに会ってみたい!
エマ・フォーカス
私は、立ち上がり適当に歩いてみた。
エマ・フォーカス
空は曇り…私の心も曇りだよ……。
主
ガヤガヤ
エマ・フォーカス
誰かの話し声…?しかも、何人か居るみたい!話しかけに行こう!
エマ・フォーカス
私は、もしかしたら手を差し伸べて(助けて)くれるかもしれないと思い声のする方へと走る。
エマ・フォーカス
すみませんー!
アンバー・ホワイト
誰?貴方?
エマ・フォーカス
ですよね…。実は、私この本のせいでここに来ちゃったみたいで、、ありえないと思いますが助けて下さい!
アンバー・ホワイト
助ける…?
エマ・フォーカス
その女性は、少し考えた後こう言ってきた。
アンバー・ホワイト
貴方を助けて私にメリットは?本のせいでここに来たとか知らないわ、帰る方法も私は知らない。
アンバー・ホワイト
ただし、その本には興味はあるわ。
エマ・フォーカス
ほ、本に?
アンバー・ホワイト
ええ…本当よ本だけに。
エマ・フォーカス
つまんな。
アンバー・ホワイト
じゃあこの本だけ貰っていくわね。ありがとう。
エマ・フォーカス
いやいや、まだ何もいいとは言ってませんよ!待って下さい。
エマ・フォーカス
簡単に本を取られてしまった私。帰ろうとした女性を呼び止め、本を取り返そうとした瞬間…。
アンバー・ホワイト
護衛こいつを牢屋に入れなさい!
エマ・フォーカス
えっ?嘘!?
護衛
大人しくしろ!
エマ・フォーカス
何で!本を取り返そうとしただけなのに…悪者!
アンバー・ホワイト
悪者とは失礼…この本はもう私の物だから本を奪おうとした貴方が悪者。
エマ・フォーカス
奪おうだなんて…。
エマ・フォーカス
強く抑えられる私。動けないままその女性は笑ってその場を去って行く。
エマ・フォーカス
私は、護衛に捕まえられそのまま連れて行かれてしまった。
主
とある城の牢屋
護衛
ここに入れ!罪人!
エマ・フォーカス
罪人じゃないわボケ!
護衛
お前は、ここに一生居ろ!
エマ・フォーカス
はぁ…ここ汚いし牢屋も少し古い。
エマ・フォーカス
未成年のお嬢様を罪人と呼び牢屋に入れるだなんて酷すぎる。本も奪われちゃったし、、、どうしよう?
エマ・フォーカス
今頃は、ピアノレッスンだ。みんな私を探してるよ…。
主
時間が経ち…。
エマ・フォーカス
うあああああああ!ここに居たら頭がおかしくなりそう!
ベネット・ガルシア
あーあ。可哀想だね…明日はクリスマスイブなのにここで明日も過ごすんだ。
エマ・フォーカス
確かに…クリスマスイブだってこと忘れてたよ。うう…。
エマ・フォーカス
って誰!?
エマ・フォーカス
暗いところから出てきて私に姿を現してくれた男の子。その顔は、自信に満ち溢れている顔だった。
ベネット・ガルシア
こんにちは…エマお嬢様。
エマ・フォーカス
私の事知ってるの!?お願い、ここから出してくれない?登場したって事はそうだよね…?
ベネット・ガルシア
全然いいけど見つかった時のことは考えた?
エマ・フォーカス
んー。うん!
ベネット・ガルシア
絶対に考えてない…。
ベネット・ガルシア
いいけど、本はちゃんと取り返すんだよ?
エマ・フォーカス
分かってる。ていうか貴方は何者?
ベネット・ガルシア
さぁ何者でしょう?罪人お嬢様早くしないと時間がないよ?護衛も居るから気をつけてね。
エマ・フォーカス
うん!ありがとう!
エマ・フォーカス
彼は私を鍵で出してくれ、急に消えた。
エマ・フォーカス
幽霊かな、、?そんなことは今はどうでもいい早く本を取り返しに行こう!
主
タタタタッ!
エマ・フォーカス
本あるー?
エマ・フォーカス
私は、扉を開けては本があるかを確認している。
エマ・フォーカス
本あるー?
エマ・フォーカス
無いか、、この部屋暑いなぁ出よう。
主
2階
エマ・フォーカス
適当に階段上がったけど、ここ広くて綺麗だなー!
エマ・フォーカス
あの扉も一様入ろうかな…。
主
ガチャ
主
アンバー・ホワイトの部屋
エマ・フォーカス
ここ他の部屋とは違うような…。
エマ・フォーカス
変な置き物や綺麗な7色のガラス玉があったり恐らく相手はこういう物を集めるのが好きなんだろう。
エマ・フォーカス
本…本…あった!よし、早くここを出よう。
主
街
エマ・フォーカス
ここは……?
エマ・フォーカス
家もお店もあるし街かな…。。
エマ・フォーカス
とりあえず逃げれたし、大丈夫だね!警備もあの女性も全然居なかったし楽勝だった!
エマ・フォーカス
私は、安心して本を見つめる。そして本をぎゅっと抱きしめる。
主
ガヤガヤ
エマ・フォーカス
あれ…。聞き覚えのある話し声、、まさか!
アンバー・ホワイト
この黄金の羽良いわねー!
護衛
アンバー様は、本当に気に入った物集めがお好きですよね。
アンバー・ホワイト
ええ、そうよ。
エマ・フォーカス
(だからあの部屋には、物がいっぱい置いてあったのか。警備に追いかけられなかったのもここに居たからか。でも、全員があの女性に護衛してるの?)
アンバー・ホワイト
さて、帰るわよ。あの本のこともっと調べたいし、貴方はあの罪人の子を見て来てちょうだい。
護衛
了解です。
エマ・フォーカス
もう逃げてますよーだ!罪人と言うなら何で私のことを見張らないんだ?
ベネット・ガルシア
ねぇねぇこっち来て。
エマ・フォーカス
うわっ!びっくりした貴方は…。
主
少し遠い所まで移動して…。
エマ・フォーカス
ベネット・ガルシア?それが貴方の名前ですか?
ベネット・ガルシア
うん。君のことは知ってる。
エマ・フォーカス
ええと、それじゃああの女性は誰ですか?