玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
ライ
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
ライ
玲央 (幼少期)
ライ
ライ
玲央 (幼少期)
ライは、顔を真っ青にして走り去っていった。 その後も、何回も探した。ここに来た。でも、ライが見つかることは無かった。
何日か経ったある日。 俺の人生が一変した日。
玲央 (幼少期)
母さん
玲央 (幼少期)
最初は会ったらダメと言われていたけど、何度か行っているうちに良いってことになっていた。
母さん
玲央 (幼少期)
母さん
玲央 (幼少期)
キキー
ドンッ
ドンッ
玲央 (幼少期)
母さん
玲央 (幼少期)
玉突き事故だった。何台も絡んだ大きな事故。歩行者も何人か巻き込まれた。その中で死んだのは、 母さんだけ。
医者
父さん
医者
父さん
医者
父さん
玲央 (幼少期)
もう10歳だった俺も、その時は、何も分かっていない子供のようだった。大切な妻が死んで、冷静で居られた父さんは、本当に、凄いと思う。
父さん
玲央 (幼少期)
10年間生きてきて、数回しか見た事のなかった父さんの泪。震える声でそう言った言葉はあれから7年経った今も、鮮明に覚えている。
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
火葬される前に見た母さん。 身体中傷だらけ。白い肌で、近所でも評判の良かった母さんの肌は、青あざ、切り傷で、埋め尽くされていた。でも、俺を庇って、抱いていた腹部には傷はひとつもなかった。と、医者が教えてくれた。
玲央 (幼少期)
父さん
父さん
守られた分、しっかり生きような。
玲央 (幼少期)
それから、嵐のように時が進んで行った。葬式をして、父さんは、男手ひとつで頑張って育ててくれた。どんな辛いことがあっても、父さんと一緒なら大丈夫だった。
それがいつまでも続くと思ってた。
玲央 (幼少期)
俺は13歳になっていた。 中学生。ここまでしっかり育ててくれた父さんに心から感謝していた。
父さん
皆は、反抗期とか思春期とかで親のことを意味もなく嫌ってしまっていることもあるらしいが、俺はあんまりなかった。
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
父さん
父さん
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
ライ (化けの姿)
そこには、居なくなったライが居た。
玲央 (幼少期)
ライ (化けの姿)
父さん
玲央 (幼少期)
父さん
ライ (化けの姿)
父さん
玲央 (幼少期)
ライ (化けの姿)
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
ライ (化けの姿)
父さん
玲央 (幼少期)
その時の俺は、安心したのか。疲れがいきなり出たのか。分からないけど、立っていられなくなっていた。
父さん
玲央 (幼少期)
父さん
ライ (化けの姿)
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
ライに会いたかった!
ライ (化けの姿)
玲央 (幼少期)
玲央 (幼少期)
もう、居なくならないで、
ライ (化けの姿)
ライ (化けの姿)
玲央 (幼少期)
ライ (化けの姿)
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
父さん
妖怪なんだ。
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
父さん
玲央 (幼少期)
その時の父さんは、すごく幼く見えた。
玲央 (幼少期)
父さん
初めて見た父さんの気の抜けた顔。 この人は人間なんだと、再認識した。
この夏祭り以来、俺はほぼ毎日らいのところへ通った。
辛い時も、悲しい時も、嬉しい時も、楽しい時も、父さんとライが居れば乗り切れていたと思う。だけど、変わってしまった。
‐次回予告‐
突然告げられた事実。 それにより変わる家族。 感情のやり場が無くなった玲央は……
変更。
主
主
ずっと忙しくて、明日も予定があるので、出せないと思います。
主
主
主
主
ライ
主