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保科
用事は済んだんか？
有明基地を出ようとしていたところに 宗四郎が迎えに来てくれていた
唯叶
あ、宗四郎
宗四郎の方には行けなくて 私は後ろの方に傾いて何かにぶつかった
鳴海弦
保科ァァァ！！
鳴海弦
ワレ誰の許可取ってワシの縄張りに足踏み入れとんのじゃァ
保科
これはこれは鳴海隊長やないですか
保科
うちの平隊員の見送りとは大層ですねぇ
保科
許可なら隊長のさらに上の本部から貰ってるんで
唯叶
……んん？？？
なぜか弦の腕の中にいた
保科
それに、 " 僕の " 唯叶が世話になりました
鳴海弦
僕のだぁ？？ボクの唯叶だが何を言っているんだ？
唯叶
……何言ってんの、2人とも
頭イカれたのかな 殴ったら治るだろうか
保科
そろそろ帰らなあかんので唯叶返して貰ってもええですか？
鳴海弦
糸目オカッパには渡さん！！
唯叶
私、第3の隊員なんですけど
唯叶
そろそろ帰らないと、
ちょっと苦しい 少しずつ抱き締める力が強くなっている気がする
鳴海弦
唯叶は第1の隊員にする
唯叶
ねえ、話聞いてた？？
保科
……
今度は体が前に傾いた
鳴海弦
あ"っっっ！！！！
鳴海弦
ボクのだ返せ！！
保科
……僕の彼女に何言うてるんですか？（嘘）
唯叶
宗四郎の彼女になった覚えないけど（即答）
前が見えないが 宗四郎の腕の中にいるのは分かる
保科
（このまま僕のになってくれたら良かったのに、）
唯叶
う"っっ……
唯叶
ちぎれちゃう…
宗四郎と弦が私で綱引きをしている
鳴海弦
「私は鳴海弦の隊に異動する」と言え
唯叶
言わないけど、
保科
「私は宗四郎の彼女です」言うて
唯叶
だから言わないけど？？
ホントにコイツら大丈夫かな （主に頭）
唯叶
痛い痛い、ちぎれるって
保科
鳴海隊長、唯叶痛がってますよ
保科
離してあげたらどうですか？
鳴海弦
お前が離したらどうだオカッパ
唯叶
どっちも離して？
ダメだコイツら、聞いてない。
鳴海弦
こんな糸目のどこがいいんだ！
唯叶
えー…
唯叶
ちょっとすぐには出てこないけど……
保科
すぐには出てこおへんの！？
鳴海弦
ふっ、（勝ち誇った顔）
もうこの際誰でもいいから 助けてくれないかな
長谷川エイジ
やめんか
そう思った矢先、 長谷川副隊長が弦をハリセンで叩いた
唯叶
……メシア…？
長谷川エイジ
やめろ
保科
……
宗四郎はどこ向いてんの？？ そして 何僕関係ありませんみたいな顔してんの？？
長谷川エイジ
ひき止めて悪かったな、気をつけて帰ってくれ
唯叶
分かりました
後ろで弦が ギャーギャー言っているのが聞こえたが そのまま帰路に着いた
唯叶
（……あのハリセンどこから出てくるんだろ）
長谷川エイジ
……鳴海、お前…
鳴海弦
なんだ
長谷川エイジ
夜叉丸に嫌われてないことが分かって、
長谷川エイジ
浮かれているだろ
鳴海弦
なっ、何を言っている！！
鳴海弦
この僕に限ってそんなことあるわけないだろ！！！（図星）
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