夏
皆さん!!
夏
今日!私のライブに来てくれてありがとう!!
律
楽しんで行ってね〜
楓
それでは聞いてください
〇〇〇〇〇 ↑これ曲名が中に入ります
夏
〜♪
楓
〜♪
律
〜♪
その時夏は一つ音程を外してしまった
その後から
どんどんどんテンポが崩れてしまった
夏
ハァ…ハァ…ハァ
曲が終わった後
夏は観客の顔を見ることが 出来なかった
夏
(どうしよう…)
夏
…
楓
夏
律
夏…大丈夫?
夏
ごめん2人とも
夏
ミスっちゃった
律
誰にだって失敗はあるよ
楓
次だ次
夏
うん…
夏
そうだね…
夏
…お手洗い行ってくるね
楓
…
律
…
この日は大手の音楽業者達が来ていてスカウトにも来ていた
夏は聞いてしまった
どっかの社長
あの男子2人と女子1人のチームあったじゃないか
業者
あーありましたね
業者
女の子が失敗しちゃったやつですよね
どっかの社長
そーそ
どっかの社長
それなんだけど…
どっかの社長
あの女の子だけ外して男子2人をスカウトしようと思ってるんだよね
夏
(えっ…)
業者
いいんじゃないですか?
業者
失敗されると困るし
どっかの社長
だよね〜
夏
(嘘…もう律と楓で歌えなくなる?)
夏
(そんなの…そんなの)
夏
(嫌だ…嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌)
夏
(私が歌えなくなればいいんだ…そしたらそしたら律と楓は離れていかない…)
次の日から夏は歌が歌えなくなった
律と楓は離れていかなかった
違う…私が離れない様にしたんだ
夏
そっか…
夏
私はずっと…
夏
ずっと…
夏
ポロポロ
夏
律と楓とずっと一緒に歌いたかっただけなんだ…
離れたくなかった…