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蓮は一応、医師の診断を受けることになった
詩乃と悠真は待合室に座っていた
悠真
ごめんね。結城さんにまでついて来てもらって
詩乃
ううん。大丈夫
詩乃
それに、蓮くんが心配だし……
悠真は微笑んだ
その時、蓮が戻ってきた
悠真
どうだった？
蓮
何ともないって
詩乃
そっか…
蓮
結城さんもありがとう
蓮
こんな俺を心配してくれて…
詩乃
ううん。無事で良かったよ
詩乃
これからも気をつけてね
蓮
ん？
詩乃
絶対に生きてね
悠真
どうしたの？結城さん？
詩乃
いや、ごめん…！私、そろそろ行くね…！
そして、詩乃は病院を出た
悠真
どうしたんだろう？
悠真
まぁ、あれだけ心配されてるんだし気をつけろよ
蓮
………
翌日、詩乃が教室に入ると千遥が向かってきた
千遥
詩乃。大丈夫だった？
詩乃
うん。私は大丈夫
詩乃
そういえば、凜音は？
千遥
それが…昨日も学校に来てなくて
千遥
連絡もつかないんだ…
詩乃
……そっか
千遥
大丈夫かな…？
詩乃
………
詩乃
(凜音……)
その頃、凜音は公園にいた
ベンチに座り、一つの写真を眺めていた
凜音
………
凜音
YUNO……
公園はとても静かだった
詩乃は学校からの帰り道、夜風に頬をなでられながら歩いていた
詩乃
………
詩乃
あの時の凜音の顔が忘れられない…
詩乃
どうしたの……？凜音…
翌日の放課後に詩乃が帰宅しているときだった
凜音
詩乃……
詩乃
凜音…！
二人は公園に向かった
凜音
ごめんね。この前は…
詩乃
いや、私こそ急にあんな話
凜音
ううん。詩乃は悪くない
凜音
少し思い出しちゃって…
詩乃
思い出した…？
凜音
………
凜音
詩乃には話すよ
凜音
私の過去を
凜音
そしてYUNOのことも
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