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コメント
3件
ちょっ照れちゃうじゃないですか////(殴
快晴くんさんコンテストの参加ありがとうございます! とても、ホラーだけれど、続きが気になっちゃうような書き方で惚れ惚れしました笑 語彙が豊富で、意味深なところをちゃんと残しといているところが素敵です! 特に最後の、noさんの心情のところで思い出せないがゾクッて来ました笑 dnさんがどこへ行ってしまったのがちょ~気になりますっ! 本当に素敵な文章ありがとうございました!コンテストに参加していただき、ありがとうございました!
のあ
のあの一言で、ログハウス内の空気は一瞬で凍りついた。 雪山でのオフ会。外は猛吹雪で、電波も届かない完全な密室。暖炉の火だけが、円になって座るメンバーの顔を赤く照らしている。
じゃぱぱ
リーダーのじゃぱぱが苦笑いしながらメンバーを見渡す。 じゃぱぱ、たっつん、ゆあんくん、シヴァ、どぬく、うり、えと、のあ、ヒロ、なおきり、もふ。 いつもの、欠けることのない11人。
のあ
もふ
うり
その時、ドサッという重い音が2階から響いた。 全員が顔を見合わせる。沈黙の中、階段を「ギィ……ギィ……」とゆっくり降りてくる足音が聞こえ始めた。
たっつん
じゃぱぱ
足音は1階にたどり着き、リビングのドアの前で止まった。 ドアノブがゆっくりと回る。
じゃぱぱ
じゃぱぱがバールを握りしめ、勢いよくドアを開けた。 そこには――誰もいなかった。 ただ、冷たい風が吹き込み、床には泥のついた「12足目」の靴跡が、部屋の奥へと続いていた。
どぬく
どぬくが指差した先。靴跡は、部屋の中央に座る「誰か」の足元で止まっている。 しかし、その「誰か」が誰なのか、なぜか誰も思い出せない。
えと
えとの問いかけに、12人のうちの一人がゆっくりと顔を上げた。 その顔には、メンバーの誰とも違う、見たこともない歪な笑顔が浮かんでいた。
???
その影がそう呟いた瞬間、リビングの電気が激しく点滅し、パチンと弾ける音と共に完全な闇に包まれた。
どぬく
暗闇の中で怒号と悲鳴が飛び交う。じゃぱぱが必死にスマホのライトを点けると、そこには誰もいなかった。
いたはずの場所には、使い古された「狐のお面」が一つ、ポツンと落ちているだけ。
うり
うりが震える声で周囲を照らす。だが、異変はそれだけではなかった。
もふ
もふの鋭い指摘に、全員が息を呑む。 さっきまでそこに座っていたはずのどぬくの姿が、跡形もなく消えていた。 代わりに、るなが座っていた椅子には、見たこともない古びた手帳が置かれている。 じゃぱぱが震える手でその手帳を開くと、そこには驚愕の事実が記されていた。
『雪山の遭難記録:10年前。10人の登山グループがこの小屋で遭難。食料が尽き、最後に残った11人目のガイドが、10人を守るために自らを……』 ページをめくる手が止まる。最後のページには、血の混じった文字でこう書かれていた。 『10人を守るには、1人を生贄(いけにえ)に捧げなければならない。そうすれば、嵐は止む。』 その瞬間、外の猛吹雪が嘘のようにピタリと止んだ。 雲の隙間から月光が差し込み、リビングを青白く照らし出す。
なおきり
なおきりが窓の外を見て呟く。 だが、救助隊が翌朝たどり着いたとき、ログハウスにいたのは「10人」だけだった。 メンバーたちは口を揃えてこう言った。 「俺たちは最初から、11人でここに来たんです。……あれ、でも、あと一人は誰だっけ?」 彼らの記憶からは、消えたメンバーの名前も顔も、綺麗に消し去られていた。 ただ、ログハウスの壁には、新しい11人目のメンバーとして、「狐のお面を被った、見知らぬ誰か」が写っている集合写真が、いつの間にか飾られていたという。