いつもの学校だった… ただ、朝の会を知らせるチャイムが鳴っても…朝の会が終わるチャイムが鳴っても…先生が、来なかった点だけを除けば
侑埜
侑埜
侑埜
侑埜
ここは、F県にある田舎の方の高等学校。 自然溢れる、穏やかな時間の流れる学校。 いつものように、いつもの挨拶で、朝の会を行うクラス。 その中で、一クラスだけが、いつもと違う朝を迎えた。
優雨
静寂に包まれたこのクラスで、 先生を待つ生徒たち。 優雨(ゆう)の放った一言で、一気にクラスはざわめいた。
百萌
百萌(もも)はみんなに問うが、誰もが「聞いてない。」と言った。
彩
百萌と彩(あや)は先生の居場所を確認しにいくため、席を立ち、教室から出ようとした。
すると、
?
と、2人を止める声が…
多克
2人を止めたのは、 多克(たか)だった。 多克の言葉で、他の人たちも、 「ついて行きたい」と、言い出した。
クラスメイト
クラスメイト
啓
クラス一のムードメーカー啓(けい)の掛け声で、みんなは席を立った。
多克
廊下に出る
みんなは探した。担任の先生を。 だけど、他の教室にも職員室にも先生はいなかった。 音楽室、美術室、理科室、保健室、校庭… どこを見ても、担任の先生は見つからなかった。 他の先生は、「来ていない」「連絡が来ないし、つかない」と言った。
しかたなく、みんなはクラスに戻った。みんなの不安は募るばかりだった。
続く
侑埜
侑埜
クラスメイト
侑埜
彩
優雨
侑埜
クラスメイト
侑埜
コメント
2件
これからの展開が凄く気になる! 登場人物の名前の読み方とか書いてあるから凄く読みやすい!!