注意 今回の物語では 筋萎縮性側索硬化症を患っている という設定のキャラクターを 作らせて頂きました 私は患者でも医者でも無く ネット情報のみの知識で 書かせて頂いているので 間違った解釈や不快に思われる 描写が含まれている 可能性が高いです そのため、この物語を読む場合は 筋萎縮性側索硬化症を 患ったキャラクターというより 筋萎縮性側索硬化症に似た病気を 患っているキャラクターという 感覚で読んで頂けると幸いです
医者
医者
俺を診察してくれた医者が しかめっ面でそう語る
母親
お母さんが、不安げな声で 医者に聞く
医者
医者
医者
医者
医者
医者
医者
医者は説明を終えると 深々と頭を下げる
当の俺は、愕然としていた
途中から、話なんて 聞いていられなかった
筋萎縮性側索硬化症 通称、ALS
筋肉に命令を出す神経が悪化し 筋肉に上手く命令を出せなくなり 筋肉がやせほそっていく病気
呼吸器官の筋肉も弱まるため 自力で呼吸することが困難になり 死亡するケースが多い
進行速度は人様々で 十数年と緩やかに進行する場合 一年ほどで呼吸困難に陥る場合と 色々なパターンがある
そして、この病にかかった後 症状が軽くなることは無い
俺は12歳時、この病気が発覚した
前まで普通にできていた テニスや野球、工作にごっこ遊び
その全てが、段々と できなくなっていった
手が、バットやラケットを 持ってくれない
手が、ハサミや鉛筆を 握ってくれない
いくら動かそうしても 体がまるで言うことを聞かない
いつしか俺の左手は 完全に動かなくなった
右手も、たまに動作が ぎこちなくなってしまったり ふと物を落としてしまう時がある
お母さんとお父さんは 俺を心配して言う
母親
父親
親や医者達は皆 俺を病院へ連れていこうとする
健介
健介
健介
健介
俺はいつもそう言い訳をして 入院を逃れている
俺は、入院なんてしたくない
俺はまだ元気だ 元気なはずだ
まだ動ける、動けるんだ
俺はまだ、元気なんだ
呼吸困難で死ぬなんて そんなしょぼい死に方するもんか
死にたくない、動きたい
いきたくない、普通でいたい
お願いだから 一生のお願いだから、どうか
どうか
名前:佐野 健介(さの けんすけ) 性別:男 性格:明るい、元気、ポジティブ、お兄ちゃん気質、我慢強い、優しい、押しに弱い、元気に楽しく生きたいと思っている 年齢:16歳 一人称:俺 過去:12歳の頃、左手に力がうまく入らなくなり医師に相談したことろ、筋萎縮性側索硬化症と診断された。 その他:筋萎縮性側索硬化症を患っている。現在は比較的進行が遅い方だが、いつ加速するかは分からない。右手は鉛筆を持ってギリ字等が書ける程度、左手は物を持つことさえもままならない。足や呼吸器官等他の筋肉はまだ正常に動いている。入院を迫られているが、本人は頑なに断っている。
健介
あるところに
小さな村がありました
その村はまずしかったものの 村の民は皆協力し 幸せに過ごしていた
村民
村民
村民
村民
村民
そんな、ほのぼのとした日常
その時、一人の少年が言いました
村民
それは、昼間の出来事でした
村の民は皆、空を見上げる
もちろん、流れ星なんてない
そのかわり
村民
村民
村民
村民達は、先程よりも もっと声をはりあげ 騒がしくなる
村民
村民
村民達はそそくさと避難を開始する
その間にも 隕石らしきものは段々と その村へ近づいていく
村民
村民
村民達は急いで避難するが このままでは間に合わないだろう
村民
地上にいた村民達は 思わず目を強く瞑る
しかし、衝撃が来ることは無かった
村民
村民達が目を開けると 目の前でその隕石が浮いていた
隕石と思われたそれは 人一人分のサイズがある卵だった
それは、ゆっくりと降下し 地面につく
地面に着いた時 卵の上の方にパキッと亀裂が入る
その亀裂は音を立てながら 次第に大きくなっていく
真っ二つに亀裂が入ったかと思えば その亀裂が完全に裂け 中にいるものがあらわになる
それは、美しい深紅の羽を持ち 気高い圧を放つ鳥だった
その鳥は卵から出たと思えば 天高く飛び上がり声を響かせる
しかし、そのまま遠い山の方へ 飛んで行ってしまった
姿が見えなくなった後も 村民達は唖然としている
村民
村民
村民
村民
不死鳥
紅い羽を持ち 落ちた地に幸福をもたらすという
不死鳥の心臓を食べた者は どんな病気でも体調不良でも 瞬時に治ると言われているそうな
不死鳥
僕は、うーんと腕を上げ 背伸びをする
ここは、山のふもとにある洞穴
僕は、この洞穴に住んでいる
不死鳥
不死鳥
不死鳥
僕は、はぁ、とため息をつく
この地に舞い降りて、早十年
現在僕は、沢山の民に命を 狙われている
どうやら、僕の心臓は 特別のようだ
なんでも、食べたらどんな病気でも すぐに回復するらしい
試しに一度、こっそり 難病の民に自身の心臓の欠片を 食べさせたことがあるが
その民は本当に全快し 現在は力仕事についているらしい
しかし、そのこともすぐに バレてしまった
その効果を知った民は 僕の心臓を血眼に狙ってくる
正直、心臓を無くすのは とても辛い
前に心臓を取った時は 一年くらいずっと胸の辺りが苦しく 全く動くことができなかった
それに、心臓の回復はとても遅い
そのため、心臓を一度無くすと 再生するまでずっと動けないまま 苦しむ羽目になる
そんな中、僕は何人もの 民から心臓を狙われる
そんなのは、もうごめんだ
僕は、自由に生きる
永遠に生きる
誰にも心臓なんて渡さない
近づいてくるやつは みんな僕の心臓を狙っている
嫌だ、怖い
誰も信用してはいけない
全員をひれ伏させるんだ
他の種族なんかに捕まるもんか
僕は、独りで生きていくんだ
独りで、永遠に
名前:???(無い) 性別:男 性格:明るい、元気、ポジティブ、やんちゃ、弟気質、駄々っ子、根は優しい、誰かと楽しく生きたいと思っている 年齢:10歳(地上に舞い降りてから十年) 一人称:僕 種族:不死鳥 過去:空から降ってきた卵から産まれた不死身の鳥。その鳥の心臓はとても美味しく、食べた者はどんな病気、体調不良、怪我でも治るとされている。しかしいくら不死身とはいえ、心臓は再生も遅い上、無くしたらとても痛く苦しい思いをすることになる。彼は自身を狙う者達から逃げるため、薄暗い洞穴の中で、たまに鳥人間に化けて群衆に紛れて、孤独な生活を送っている。 その他:不死身。空を飛べる。鳥の姿、鳥人間の姿を自由に使い分けることが出来る。人語を喋れる。炎を扱える。
※鳥の姿の方のアイコンを 用意できませんでした 申し訳ございません
不死鳥
コメント
4件
疲れたやろこれ。← 私の脳内はすでに悲劇ができている ありがとねーん