テラーノベル
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ゴォォォ……バリバリッ!
激しい風と、空を裂くような雷鳴が、窓を揺らした
家の中に響くのは、外の音と、時計のカチカチというリズムだけ
いつもなら誰かの声や、テレビの音がしていたはずのリビングは、今日はやけに静かだった
(……こわい)
薄暗くなってきた室内
麗央はソファに毛布をかぶって丸くなりながら、膝に抱えたクマのぬいぐるみをぎゅっと握りしめていた
4人とも、今日は朝から仕事で出ていて不在
「夕方には戻るからな」という零斗の言葉だけを頼りに、ひとりで耐えていたけれど――
また、雷が鳴った
麗央
肩が跳ねて、思わず声が漏れる
(大丈夫、大丈夫って……言われたのに……)
でも、頭の中に浮かぶのは、雷の音と、不安だけ
窓の外が一瞬、真っ白に光った
その直後――
ドォォン!!!
麗央
こらえていた涙が、ぶわっとあふれた
毛布に顔をうずめて、クマを抱えたまま、麗央は静かに泣き出す
麗央
名前を呼んでも返事はなくて、また涙がこぼれる
――こんなに怖いの、ひとりじゃやだよ
ガチャッ――と玄関の扉が開いた音に、麗央の肩がぴくんと動いた
麗央
毛布をはねのけて、ソファから立ち上がる
目元は赤く腫れていて、涙の跡もそのままだ
麗央
玄関まで、裸足のまま走った
零斗
先に目が合った零斗が、ずぶ濡れのまま微笑む
その瞬間――
麗央
ぱたぱたと駆け寄って、胸に飛び込んだ麗央を、零斗は一拍置いてしっかり受け止めた
零斗
小さく文句を言いつつも、腕の中にぎゅうっと抱きしめる
麗央
零斗
朔矢
後ろから来た朔矢が、零斗の肩越しに覗き込んでから、麗央の頭をくしゃっと撫でた
朔矢
麗央
朔矢の調子に乗った声に、思わずまた涙ぐむと――
零斗
くいっと顎を上げて、零斗が額にキスを落とす
蓮
蓮が差し出したのは、乾いたタオル
優しく背を支えるように添えながら、目線だけで「大丈夫だ」と伝えてくれる
龍牙
麗央
龍牙がくすっと笑いながら、床に落ちていたぬいぐるみを拾って拭いた
龍牙
麗央
――4人が帰ってきたその瞬間から、世界は一気に、安心に包まれた
麗央は、零斗の胸の中でぐずぐずしながらも、もう泣いてはいなかった
読んでくれてありがとう!
短くてごめん🙏
実はまた相談!
いつか、放置プレイをやりたいなって思ってるんだけど、
誰がいい? 蓮か朔矢か龍牙か零斗!
コメントでリクエストしてね💕
よろしく👍
コメント
28件
雷とかてぇてぇしかねぇやん……ワイは龍牙が1番絡み少ないと思うから龍牙見たい!
やばい(´;ω;`) こういう系(雷とか怯える系)めっちゃ好きなんよオオォォォ(゚ロ゚*)(゚ロ゚*) 放置プレイか〜?このメンバーなら誰でも似合うと思うけど、みんな龍牙っぽいし龍牙でオネシャス👍🏻 続き待ってます(*^^*)
うわああぁ〜〜楽しみ! 私は龍牙がいいです! 麗央は放置プレイなんてされたら寂しくてまた泣いちゃうんじゃないかな……(ニヤッ 次回も楽しみにして待ってます!