身体検査

第2話

身体検査第2話 -女教師の性教育-

1,734

2020年11月18日

#ミステリー

#サスペンス

#復讐

#ちょいエロ

倉科未和

3ーC　教室

教師

えー、ということでね

教師

みんなも知ってると思うけど

教師

学校の近くのS山で痛ましい事件がありました

教師

今日から部活も休みにするから

教師

早めに帰宅するように

教師

なるべく近いヤツと連れ立って帰るんだぞー

ザワザワザワ…　　　　　　　　　ザワザワザワ…

雑音に紛れて

「やっぱりナナミとセリカが…」「殺された…？」「かわいそう…」

などの話し声が漏れてくる

マコト

（何が「かわいそう」だよ）

マコト

（あの2人のことは、みんな毛嫌いしてたくせに）

マコト

（同情したようなこと言いながら）

マコト

（自分たちの顔がにやけてるの）

マコト

（気づいてねえのかな？）

帰り支度を始めるマコトに

彼女のミユが声をかけてくる

ミユ

マコト。今日、一緒に帰らない？

マコト

あー悪い

マコト

今からちょっと用事が…

ミユ

そっか…

ミユ

大変なことになっちゃったよね

ミユ

この事件の被害者ってやっぱり

ミユ

ナナミとセリカなのかな？

ミユ

事件のあった日から

ミユ

2人とも行方が分からなくなってるんだよね？

マコト

さあ…

マコト

（アイツらのせいで自殺したとかいう女子生徒）

マコト

（「マブチシオリ」の父親も行方不明らしい）

マコト

（そいつが犯人なんじゃないかっていう噂もあるみたいだけど…）

マコト

俺にはよく分かんないよ

マコト

こんなこと言っちゃ悪いけど

マコト

援交してるとか、ウリやらせてるとか

マコト

悪い噂の絶えないヤツらだったし

マコト

誰かの恨みでも買ったんじゃねえの？

ミユ

そっか。そうだよね…

ミユ

でも、生きていれば反省もできると思うし

ミユ

2人とは、あまり接点は無かったけど

ミユ

なんとか無事でいてほしいよ…

マコト

（クラスのヤツらとは違って）

マコト

（ミユは本当に心配そうな顔をしてる）

マコト

（優しいヤツなんだよな…）

マコト

そんな顔すんなって

マコト

やっぱり1人は心配だし、一緒に帰ろう

マコト

ちょっと教室で待ってて

マコト

すぐに用事済ませてくるから

ミユ

うん！

保健室に向かったマコトは

ドアの隙間から中の様子をそっと覗く

マコト

（っち…）

マコト

（こんなとこで何やってんだよ、アイツら）

ユウヤ

よ、マコト。帰んないの？

ユウヤ

って…あれ？

ユウヤ

保健室の中からなんか変な声しねえ？

マコト

猿の交尾だよ

ユウヤ

…うわっ、マジかよあいつら

マコト

どうせなら見学して行けば？

ユウヤ

あっ、おい！
置いてくなよ〜

マコト

（仕方ない。あの件は明日にするか）

マコト

（なるべく早く済ませないと…）

保健室の中では

放課後、ひとけが無くなったのをいいことに

タクヤとリナが目隠しプレイを楽しんでいた

タクヤ

あーあ。行っちゃったか

リナ

行っちゃったって？

タクヤ

今、誰かがのぞいてたんだよ。
俺たちのセックス

リナ

え！やだやだ

リナ

だから言ったじゃん、
こんなところで嫌だって

タクヤ

うるせえな

タクヤ

それより、さっきから

タクヤ

あえぎ声出し過ぎだって

タクヤ

ここ学校なんだからさ

タクヤ

ダメだよ？
ここ触られたくらいで簡単に啼いてちゃ…

リナ

だって…あっ…

タクヤ

ははっ…やらしい女だなぁ

タクヤ

ほら、自分でも言ってみろよ

タクヤ

「私はいやらしい女です」って

リナ

私は…んっ…いやらしい女…です

タクヤ

はい、よくできました

タクヤ

今日は俺

タクヤ

機嫌がいいから特別サービス

タクヤ

何かもっと、して欲しいことある？

リナ

して…欲しいこと？

タクヤ

あるだろ？

タクヤ

もっと俺にして欲しいこと…

リナ

私が…欲しいのは…

タクヤ

うん、何なに？

リナ

私は…

リナ

タクヤの心が欲しい

リナ

私だけを見てほしい

タクヤ

…は？

タクヤ

（出たよ女のめんどくせえやつ）

タクヤ

（すげぇシラける）

タクヤ

（俺はただ、この間のAVみたいな）

タクヤ

（エッチな言葉責めみたいのがしたかっただけなんだけど…）

リナ

ねえ、何か言ってよ

リナ

知ってるんだからね？

リナ

タクヤが、色んな女の子と遊んでるの

タクヤ

（そりゃそうだろ）

タクヤ

（なんでお前1人に絞らなきゃなんねえんだよ）

タクヤ

（って口に出すと面倒だから…）

タクヤ

何、言ってんだよ

タクヤ

俺が本当に好きなのは
リナだけだって言ってるじゃん

タクヤ

なんで信じてくんないの？

タクヤ

そんな疑われたら俺、
悲しくなっちゃうよ…

リナ

信じてるよ！
信じてるけど…

タクヤ

アイツらとは身体だけだって

タクヤ

ヤリたい女と一通りヤッたら

タクヤ

一途になるタイプだと思うよ俺

リナ

ヤリたいタイプって？

リナ

前に話してた…音楽の若槻先生とか？

タクヤ

そうそう。あの人、髪がキレイじゃん

タクヤ

（あの、シャンプーのCMみたいな長い黒髪）

タクヤ

（後ろからひっつかんで）

タクヤ

（無理矢理やってみてえなーって）

タクヤ

…まあ、お前に言っても分かんないか

リナ

分かんないよ…

スルスルと目隠しを外しながらタクヤはリナにキスをする

タクヤ

ションボリすんなって。
つまんねーな

タクヤ

もしかして俺と別れたいの？

リナ

別れたくない！

タクヤ

じゃあ、いいじゃん

タクヤ

俺はリナが好き。リナも俺が好き

タクヤ

なんにも悩む必要ないって

そう言って、タクヤは明るく微笑む

目元をクシャッとさせたその笑顔が

リナは悔しいけれど大好きだった

リナ

分かった…

リナ

ここからは目隠し、
交代してもいい？

リナ

私もたまには
タクヤにいじわるしたいな

タクヤ

ん？まあいいけど…

シュルシュル…キュッ

タクヤ

あれ？もしかして、手も縛った？

リナ

うん。足も縛ったよ

リナ

身動き取れない方が、
気持ちいいかなと思って

リナ

とりあえず、この

リナ

タクヤのパンツの中で

リナ

はち切れそうになってるモノを

リナ

かわいがってあげるね

チュ…

タクヤ

くっ…うぁ

タクヤ

（リナ、顔はイマイチだけど）

タクヤ

（こういうのは上手いんだよな）

タクヤ

（あっ…あ…イッちゃいそうだ）

しかし、その寸前で温もりが消えた

タクヤ

（ん…？）

タクヤ

（ああ…いったん寸止めして）

タクヤ

（ここからは手を使ってってことね？）

タクヤ

（…あれ？でも）

タクヤ

（なんだか異様に手が冷たいような…）

スッとタクヤの目隠しが外されていく

彼の股の間に座っていたのは…

タクヤ

若槻先生…？

若槻

こんにちは

タクヤ

え、どうしてこんなところに？

若槻

私がリナさんに頼んだんです

若槻

私が、どうしても

若槻

タクヤくんとこういうことがしたいって…

妖艶な笑みを浮かべる若槻

リナは少し離れた場所に立ち、涙目になっている

タクヤ

（もしかして、俺の浮気を終わらせるために）

タクヤ

（リナがわざわざ手引きしたのか？）

リナ

ううっ…

涙ぐむリナが見ていたのは

若槻の背後にこっそり並ぶ小道具たち

カッター、スタンガン、ペンチ

それから…

リナ

（ごめんねタクヤ）

リナ

（でももう、こうするしかないの）

リナ

（タクヤが悪いんだよ？）

リナ

（私だけを見ていてくれれば良かったのに…）

若槻

学校でこんなことしてるなんて

若槻

タクヤくんは悪い生徒ですね

タクヤ

あっ…ちょっ…

タクヤ

センセ、それ激しいって…うっ

若槻

学校にはもう、私たちしかいないし

若槻

心置きなく楽しい時間を過ごしましょうね

若槻

タクヤくんが

若槻

17歳の高校生男子として健全に育っているかどうか

若槻

教師として、責任を持って

若槻

身体検査をしてあげます

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