私は意識を失っていた
ふと起きると…
○○
んん・・・
??
あ、起きた?
○○
・・・
○○
え?!
そこにはかっこいいひとが 私に顔を近づけていた
??
結構しんどそうだな…
○○
えーと…?
??
あ、自己しょうかい忘れてた
??
俺は
遑間 奏多
【遑間 奏多(おうま かなた)】だ
○○
(か、かっこいい・・・)
遑間 奏多
どうかした?
○○
いえ!何でもありません・・・
遑間 奏多
さっきのこと?
○○
・・・
急に奏多はすわりこみ、
遑間 奏多
あれは自分では素敵って思ってるだけだと思うんだ
○○
え?
遑間 奏多
先生は自分に自信がある人じゃないと
遑間 奏多
この学校に入れてくれない
○○
・・・(私と真反対じゃん)
遑間 奏多
・・・だからさ
遑間 奏多
お前も自分に自信持て
○○
・・・
私にはできっこない
そう思っていた
でもちがった
彼は私に向けて笑顔で
遑間 奏多
お前は死なせたくないんだ
○○
え⁈
○○
死なせたくないって…?
遑間 奏多
・・・
遑間 奏多
俺、元々はちがう人と仲良かったんだよね
遑間 奏多
だけど
遑間 奏多
そいつさ、転校しちゃって
遑間 奏多
そしたら転校した子を好きだった子が
遑間 奏多
自殺しようか迷ってて
遑間 奏多
その子、自信なくなってたから
遑間 奏多
死けいにされてたんだよね
○○
・・・ッ
○○
(本当だったんだ)
遑間 奏多
ごめん!
遑間 奏多
気分悪くしちゃったでしょ・・・
遑間 奏多
この学校に来て初日なのにごめんね
○○
いや、全然大丈夫です
○○
むしろ、自分に自信が持てました
遑間 奏多
うん
遑間 奏多
がんばれよ
彼は笑った笑顔が素敵だった