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ある日 サリバン様から ある事を相談されたの
その内容はね 人間の子供を育ててほしいって
私とてもびっくりしたわ 人間なんて存在しないと 思っていたの
人間のことなんて 知らないことばかりだし、
断ろうか悩んでいたら サリバン様がその人間の子の姿を 魔術で映し出してくれたの
一目惚れだったわ
血も種族も 繋がってないはずなのに 運命を感じたの
まるでこの子は私が育てるって ずっと前から決まってたみたいに
その後はすぐ家に 連れて行ってあげて その子と2人きりでお話したの
貴方のお名前は?
…………分からない
お父さんとお母さんは どんなひと?
……怖いひと
………貴方が良かったら、 私たちと家族になりましょ?
………このままだと 貴方の命が危ないわ
………いいの?
ええ、もちろん
この子は これから私たちの家族よ
家族? こんな小さい弱そうな奴が?
母上、本気ですか?
今はまだ魔力は無いわ けれど私と特訓したら 貴方より強くなるわよ?
は?こんなのが?
分かった
貴方がこの子の名前を 考えてつけてあげて?
名前をつける?
……はぁ、 無理にとは言わないわ
そして、 貴方が認めた日に ちゃんと名前をつけて呼びなさい
認める日なんて来ない
そう思っていたのに、
こいつの魔力は どんどん大きくなっていた
認めたくないが、 自分の魔力より強く 得意魔術でも勝てなかった
イライラしていた時、
「こんな私を家族に してくれてありがとう」
は?まだ私は認めていない、 それなのに、
こいつには、 家族と呼べるのは この家だけ。
少しこいつを知りたくなった
それと同時に 「今まで悪かった」と 口から溢れてしまった
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