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昨日のことが脳裏に焼き付いてもうどうしようもなかった。 登校の道で会ってしまったらすっごく気まずいだろう。 このことを考え、誰よりも早く教室につくように早く家を出た。

ガラガラ

こんなに早く来たのに。誰かいる

ローズ

…スウィーツくん?

スウィーツ

あ!おはよう!来るの早いね!!

ローズ

早く家出過ぎちゃった笑
でも、スウィーツくんの方が早かったじゃない!いつもこの時間なの?

スウィーツ

んーん!今日は僕早めに来た!
宿題が分からなくて〜

ローズ

あー昨日の算数のプリント?
教えてあげよっか?

スウィーツ

分かるの!?教えて教えて!

こうして私たちの勉強会が始まった。 だいぶ早く来てしまったので1時間ほど時間があった。

ローズ

これは、全体の面積から道の面積を引けば良いから……

教えるのって楽しい。少しずつ理解していく様子を見てると愛らしくて仕方がない。 母性?とは違うか

ローズ

だから、まずは元の大きい面積を求めればいいの。縦が8で横が12やってみて?

スウィーツ

12×8だから…

静かな教室に響く鉛筆の音。 他にあるのはカーテンの靡く音と小鳥の鳴き声だけ。 窓の外を見ると青空と誰もいない校庭が目に入る。

スウィーツ

できた!

ローズ

そーしたら、道の面積を求めるんだけど重なってる部分を注意して解いてみるといいよ!

スウィーツ

おーやってみるね!!

ここから似たような応用問題を何個も解いていった。 真剣に紙と向き合うスウィーツくん 上から見るとまつ毛が凄く長い 顔がすっごく子供っぽくてほっぺが まさに赤ちゃんのソレだった。 かわよい

スウィーツ

できt………

ローズ

ん〜?………ぁ

私がスウィーツくんを近くで見すぎていたのと、スウィーツくんが余りにもガバっと起きるので距離感が狂う 顔と顔の距離は10センチを切っていた

ローズ

えっへへごめん近かったよね…

しかしスウィーツくんはまだ私の顔を凝視している

ローズ

なんかついてる?

スウィーツ

ん〜ん!…ローズちゃんって綺麗な顔立ちしてるね!顔だけでもう絶対お姫様になれるよ〜

ローズ

……なにそれ照れる〜笑 冗談やめてよね笑笑

口に出して言えるメンタルすごいな …実際私照れちゃってるし 自分の顔が熱くなってくるのが分かる

スウィーツ

問題も教えてくれてありがと!めちゃめちゃ分かりやすかったし!

ローズ

んーん!全然大丈夫……分かってくれたならそれで嬉しいですし

スウィーツ

なんで敬語なの笑笑

ローズ

いやなんも無いけど笑笑
そろそろ片付けて朝の支度しよっか

名作

おはようござぃ……おはよ

げ、来ちゃた() もう色々とドキドキしまくってこれ以上心臓が持たないかもしれない

名作

スウィーツ早くない????なんで今日こんな早いの

スウィーツ

宿題分かんなくって、ローズちゃんに教えて貰ってた!

名作

へーいいな〜

ローズ

いいなって何よ笑分かってくれたなら何よりだわ

まさかこのあとみんなから教えて!!と言われることになるとは誰も知る由もなかった……

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