私には憧れの先輩がいる
でもそれは憧れから 恋へと変わっていく
あんな事件が起きるまでは。
れんか
みーく
みく
れんか先輩!おはようございます!
れんか
おはよう!
れんか
相変わらずみくは早いねぇー……
みく
れんか先輩はいつも眠そうですね
れんか
当たり前じゃんか
れんか
本当は朝練なんてしたくないよー
みく
眠くてもちゃんと来てるの偉いですよ
れんか
まぁみくがちゃーんと朝練付き合ってくれなきゃこんなに続けてないけどね
みく
感謝してくださいよー?
れんか
してるしてるー
みく
本当に思ってます?
れんか先輩は女子サッカー部副キャプテンで私はマネージャー。
れんか先輩はいつも気にかけてくれてマネージャーの仕事も手伝ってくれる。
なんでもこなしてしまうれんか先輩に私は憧れていた。
さき
おーはよー
れんか
さきー遅いぞー?
さき
ごめんー、2度寝したー。
みく
おはようございます!さき先輩!
さき
おはよー。
れんか
じゃあさきも来たことだしはじめよっか
みく
はーい!
この日もいつも通り朝練が始まった。でもこの日私は何故かぼーっとしてしまっていて。
この日ある事件が起きた
さき
みくボール行ったよ…ってみく!
れんか
危ない!
みく
え?
この時ぼーっとしてしまっていた私はさき先輩の蹴ったボールに反応できず頭に向かって飛んできた
ギュッと目をつぶった瞬間私に何かが覆いかぶさった。
みく
いったた…
れんか
いったぁ…
パッと目を開けると目の前に覆いかぶさっていたのはれんか先輩だった。
ドクン……
あ、あれ?…何このドキドキ…
さき
だ、だ大丈夫!?
れんか
いったぁ………
れんか
さきーちゃんと確認してから蹴れよー!
さき
ご、ごめん💦
みく
れんか先輩私が悪いんです!私がぼーっとしてたから!
れんか
大丈夫?みく
みく
わ、私は大丈夫です!
みく
それよりれんか先輩が…
れんか
私は大丈夫だって受け慣れてるし!
みく
でも……
れんか
大丈夫だから
れんか
よし、今日はここまでにしよう
れんか
みんなぼーっとしちゃってるしね!
みく
はい……
その日は早々と片付けを終わらせた。
れんか
みーく
れんか
気にするなってほんとに大丈夫だから
そう言ってれんか先輩は私の頭を撫でてくれた。
ドクン……
あれ?…まただ。
こ、これってまさか。