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テラーノベル(Teller Novel)

アリス

あれから、特に何も起きてないねー

チャーリー

確かにね、逆にちょっと不気味だけど、

そう、あれから2週間程経つが、何も起こっていないのだ

ヴァギー

まぁ、ここにはアラスターやチャーリーとかがいるから手を出しにくいんでしょうね

アリス

あー、確かに、

その時、床に小さな魔法陣が現れ、イリアが出てきた

イリア

よっ!

アリス

イリア、!久しぶりだね、

イリア

おう!久しぶり。呪具、完成したよ!

アリス

ほ、本当、?!

イリア

あぁ!早速付けてみてくれ!

アリス

う、うん、

イリアから呪具であるネックレスを受け取り、付けようとするが、

アラスター

貸してみなさい。私が付けましょう

アリス

わわっ、アラスター、いつの間に、

アラスターはいつの間にか私の後ろに立っていた

アリス

じ、じゃあ、お願いします、

そう言い、私はネックレスをアラスターに渡す

アラスター

えぇ♩任されました

アラスターは私の首にネックレスを掛け、首に小さくキスを落とした

アリス

?!あ、アラスター、今首にキスした、?!

アラスター

ニャハ!さぁ?どうでしょう?

アラスター

それより、ネックレスとてもお似合いですよ

左腕は漆黒に染まったままだが、原型は戻っていた

イリア

おー!!よく似合ってんぞ!首が締まるとかないか?

アリス

う、うん、無いよ、ありがとうイリア、ルシファーにも伝えてくれる、?

イリア

おう!伝えておくぜ!
んじゃあ、全部が終わったらまた来るな

アリス

分かった、またね。ルシファーによろしくね

イリア

おう!じゃあな

そう言い、イリアは魔法陣の中に入り、消えてしまった

アラスター

さて、私はそろそろ放送室に行きますね!

アリス

あ、うん、気をつけてね

アラスター

ニャハ!流石に放送室にまで襲撃しないでしょう!

アラスター

では、行ってきますねmy dear❤︎

アリス

!ふふっ、いってらしゃい

アラスターは私の頭にキスを落とし、そのまま影で消えてしまった

これが、アラスターとの最後の会話だった

数時間後

アリス

、、、遅いね、

チャーリー

えぇ、いつもなら7時ぐらいに終わるはずなんだけれど、

今の時刻は9時だ。もう終了時間から2時間も経っている

ヴァギー

それに、ラジオも繋がらないわ、

アリス

何かあったのかも、私、ちょっと行ってくるね

そうチャーリー達に伝え、私は放送室に早足で行く

チャーリー

、、アラスター、

ヴァギー

チャーリー、大丈夫だよ、
アラスターは強いんだから

アリス

アラスター、いる、?

放送室の扉をノックし、そう呼びかける

だが、放送室からは何も聞こえなかった

アリス

、、開けるね、

私は意を決して扉を開けると

アリス

ッ、、何、これ、

血飛沫がそこらじゅうに飛び散り、床や壁はズタズタに引き裂かれ、荒れ果てた放送室がそこにはあった

アリス

アラスターは、!?

その時、部屋にあった録音機から声が聞こえた

ジュン

よぉ!久しぶりだな、嬢ちゃん!

ジュン

ラジオデーモンは預かった。助けたければ床に地図が落ちてる、
その場所に来い

ジュン

あぁ、もちろん1人でな!仲間を連れてきたら、こいつの命はないと思え

ジュン

さぁ!彼女に思い残す事はないか?

アラスター

はぁっ、はぁっ、アリ、ス、助けに、来るなっ、!!

ジュン

ん〜っ♩愛だねぇ♩

ジュン

さぁ、あとは嬢ちゃん次第だ。

そう言い、録音は終わってしまった

アリス

、、、イリア

イリア

、、行くのか?

アリス

、うん、困った旦那様を迎えに行かないとね、

イリア

でもチャーリー達には何て伝えるんだ?

アリス

んー、アラスターを探しに行って来る、とか?

イリア

なるほどな、あながち間違いじゃない

イリア

んじゃあ、チャーリー達には私から伝える。アリスは準備してきてくれ

アリス

分かった、

そう言い、イリアと分かれた

私がロビーに行くと、イリアとチャーリー、ヴァギーが玄関先で待っていた

チャーリー

気をつけてね、

ヴァギー

何かあったら連絡して

アリス

うん、いってきます、!

私は2人にそう言うと、ホテルを後にした

アリス

えっと、ここを真っ直ぐいけば着くはず、

イリア

あぁ、ったく、あの男一体アラスターに何をしたんだ、?

アリス

、、分からない、もしかしたら、天使の武器を使ったのかもしれない、

ヴォクスとの一件を思い出しながら、アラスターの身を案じていた

イリア

、大丈夫だよアリス!
アラスターはめちゃくちゃ強いんだぜ?!
なんてたって、
あのラジオデーモンだぜ?簡単に死ぬはずがねぇ!

アリス

ふふっ、そうだね、あのアラスターだもんね

お得意のジョークを敵に披露しているのかな、

そう思うと自然に笑いが込み上げてきた

イリア

そうそう、アリスは胸を張っていれば良い、その方がカッコいいぜ

アリス

うん、ありがとうイリア

私はイリアにそう微笑む

イリア

ハハッどういたしまして

イリア

っと、話しているうちに、着いたな

アリス

、、お屋敷、?

着いた先には、立派な屋敷が建っていた

イリア

あぁ、だが、微かにアラスターの気配がする

アリス

、、入ろう

私は意を決して門を潜った

アリス

広い、、

イリア

あぁ、気をつけろ、この空間は魔力で出来ている、
何かが来る可能性もあるからな

アリス

うん、

私は杖を構えながらゆっくりと進む

その時、

ピーンポーンパーンポーン

アリス

イリア

放送か?

ジュン

お越し頂いているお客様にお知らせでーす♩

ジュン

どうやらこの屋敷に、黒髪で、赤い鳥を連れている、女の悪魔が侵入したようでーす♩

アリス

っ!

ジュン

その娘を、、食べて下さーい!食べ終わった人にはなんと!鹿の悪魔をプレゼント!

アリス

ッ、、アラスター、!

ジュン

さぁ、物語の始まりです!

放送が終わると、沢山の人喰い達が現れた

アリス

っ、イリア、!逃げよう、!

イリア

おう!

イリアは人喰い達に炎を喰らわせ、羽ばたいた

イリア

アリス!こっちだ!

アリス

うん、!

その後、なんとかエレベーターに辿り着いた

アリス

はぁ、はぁ、

イリア

ったく、流石に人喰い達は予想してなかった、アリス大丈夫か?

アリス

うん、大丈夫、

イリア

、、無理すんな、ここならあいつらも来ないだろうし、ゆっくり休め

アリス

、、うん、ありがとう、

私は端っこに座り、瞼を閉じた

生前アラスター

アリス、大丈夫かい?

生前アリス

う、うん、さっきよりは、良くなったよ、

生前アラスター

そうかい!それは良かった、林檎を剥いたんだが、食べるかい?

生前アリス

うん、!

あぁ、懐かしいな、

この時確か、私が風邪を引いて、アラスターが林檎を剥いてくれたんだっけ、

生前アラスター

今日は君が寝るまで側にいるよ

生前アリス

えへへ、やったー、

この時、嬉しかったなぁ、

アリ、、アリス、!

アリス

ん、

イリア

おはよアリス

アリス

あ、イリア、おはよう、

イリア

もう直ぐ着くぜ。準備しておきな

アリス

うん、!

アラスター、帰ったら、私の話を聞いてくれますか?

私だけのラジオスター

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コメント

1

ユーザー

最高!!

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