なろくん
ねぇスマイリーくん!今から一緒に散歩行かない?
なろくん
僕やっぱ外に出てみるよ
は?なんで
スマイリー
うん!いいよ
スマイリー
でもなろくんが外に出たいって言うなんて珍しいね
嘘だ
なろくん
だっていつも外への買い物とかスマイリーくんに行かせちゃってるし
なろくん
早く外に慣れないと迷惑かけちゃうじゃん?僕も買い物手伝いたいしさ
スマイリー
なるほどね〜
どうして やめてよ
スマイリー
で、どこ行きたいの?
なろくん
んー、色んなところ!
スマイリー
なにそれ笑笑
最悪
スマイリー
いいよ、じゃあ行こうか
なろくん
夜だからあんま人いないね〜
スマイリー
そうだね
あーあ
なろくん
スマイリーくんと一緒なら怖くないや
なろくん
この調子ならすぐに克服できるかも!
スマイリー
よかったじゃん!
前に進もうとしないでよ
お願い
なろくん
スマイリーくん散歩楽しい?
スマイリー
うん!楽しいよ
全然楽しくない
なろくん
ふふ、僕もう外克服しちゃったかも!
なろくん
明日の夕飯の買い出し手伝ってもいいかな?
スマイリー
え、ほんと?ありがとう!
スマイリー
なろくんと一緒なんて嬉しいなぁ、
嘘つき
本当は何もしてほしくないのに
なろくんが一番最初に助けを求めたのは僕。
悪質なリスナーにストーカーされ対人恐怖症となったなろくんはこの同棲ハウスに引きこもりに。
以降、外に恐怖心を覚え 外への用事は全て僕が行っていた。
ずっと僕が守り続けていたかった
なのに…なんで…
もう外に出ないでいいから
あーあ。
この家にずっと閉じ込められたらいいのに
主
ふっかつ