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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

お疲れ様です。更新が遅くなり申し訳ありません。

皆さんをお待たせしてしまったことに大変心が痛む思い出ございます。

さて、気を取り直して今回の話の諸注意です。
・モブと菊が関わる場面があります。
・上記のことが苦手な方は飛ばすと最後はフランシスの菊の絡み場面がありますのでそこへ逃げていただいても構いませんし、ブラウザバックを推奨します。

それでは、以上を承認される方のみ、進んでください

フェリシアーノ

二人とももう委員会何にするか決めた?

ルートヴィッヒ

俺は学級委員になろうと思っている。

私は、特に希望はないですね。
余ったものでも構いませんし。

フェリシアーノ

あーまたそういうこと言ってる!

ルートヴィッヒ

本田、自分の意見をもっとはっきり言った方がいいと
何度も言っているだろう。

お。恐れ入ります。すみません…。
フェリシアーノ君も希望の委員会はありますか?

フェリシアーノ

俺は環境委員会に興味あるよー!
先輩に知り合いがいるんだ!

そうですか。
それは安心ですね。

(さすが、、。まだこの学校に来てから一週間くらいしか
経っていないのに、もう知り合いなんて。。)

ルートヴィッヒ

というか、仕事が少ないからだろう。全く、そんな不純な動機で委員会を選ぶんじゃない。

サディク先生

テメェら!授業始めるんでぃ!

一・二限で委員会決めをすることになった。 こういうことを決める時は特別な緊張感が走るものだ。

サディク先生

じゃあまずは委員長だが、、早速!なりてぇ奴はいるかぃ?

ルートヴィッヒ

スッ…

サディク先生

おぉ!!積極的なこったぁ!
あんたの名前はルートヴィッヒだったな!
他になりたい奴はいねぇか?

教室に異議申し立てる人間はおらず、 何人かは納得したようなそぶりすら見せる。

(すごい、堂々としてます。。)

(だから皆さんも納得するんだろうな。)

その後もどんどんと決まっていき、 残ったのは選挙管理委員という役職だった。

サディク先生

他に委員会入ってない奴は、、菊か。
選挙管理委員でいいのかい?

は、はい…!

サディク先生

よし!これで全員の役職が決まったっつうわけだな!

サディク先生

これから半年勤める仕事だ。内申点にも関わってくる。
一生懸命真っ当しろっつうわけよ!

自分が余ったものでいいと言ったものの、全く存じ上げない仕事の名前についてしまったのを少し後悔した。

フェリシアーノ

これで学校生活もだいぶ楽になるよねー。
先輩とも知り合えるし、いろんなことできるし!

ルートヴィッヒ

フェリシアーノにしてはいいことを言うな。確かに、先輩方と交流を持つことは学校生活の上では重要なことだぞ。

ルートヴィッヒ

それに、先生も言っていた通り、
しっかり責任持って努めなければ。

フェリシアーノ

俺にしてはって、、ルート酷いよー。俺そんなに頼りない?

私の仕事は初めて聞いた役職なので心配ですね。。
早速今日の放課後は集まることになってますし、、

ルートヴィッヒ

俺も放課後は集まるらしい。

フェリシアーノ

えー今日は俺集まりないから…。
俺一人で帰らないといけないのかなー。

申し訳ありません。
明日また一緒に帰りましょう。

ルートヴィッヒ

朝から今までの時間はずっと一緒だろう。
そんな悲しい顔するな。

フェリシアーノ

兄ちゃんとトーニョ兄ちゃんが暇だったら一緒に帰ろうっと、、。

お詫びにお弁当少し食べるのを手伝ってくださいますか?
作りすぎてしまって…。

フェリシアーノ

わぁ!ほんとに!?
菊が作った料理食べたい!!

フェリシアーノ

ん〜!Buono!菊のご飯初めて食べたけどどうしてこんなに上手なの?今度おれにも教えてね!

 キーンコーンカーンコーン

フェリシアーノ

あ、、もう休み終わっちゃったの、、、?

ルートヴィッヒ

教室に戻ろう。次の授業はシエスタするんじゃないぞ。

フェリシアーノ

菊、ルート!またねー!

はい、また明日。

ルートヴィッヒ

気をつけて帰るんだぞ。

フェリシアーノはアントーニョと帰る約束をしたらしく、颯爽と帰っていった。 ルートヴィッヒはもう一人の学級委員と一緒にすでに教室を出ている。

まさか一人の仕事だったなんて。

まぁ一人は気楽なのでいいですけど、、、。

選挙管理なので選挙に関係する仕事なんでしょうけど、
すごくめんどくさいことになりそうな気がします、、。

人間というのは、こういう時の勘はいやなほどに当たるものだ。

あ、もうそろそろ時間ですね。
早めに行っておきましょう。。。

会議室に入ると、まだ誰もいなかった。

まだ誰もいないのでしょうか、、。
早く来すぎてしまったかもしれませんね。

待つこと20分

柚月

隣いいですか?

あ、はい。
どうぞ。

柚月

ありがとうございます。
私柚月って言います。1-4組の。

隣のクラスですね。菊と申します。1-3組です。
よろしくお願いします。

(可愛らしい子ですね、、。愛想もいいですし、
どうして私に声なんてかけるんでしょう。。
他にも人がいるのに。
私には勿体無い子ですね…。)

柚月

一人で心細くて、。
優しそうな方だと思って声をかけてみたんですが
正解でした。

私もです。
初めて聞く役職だったので何が何だか。

しばらく彼女と駄弁っていると、やっと会議が始まる。

江坂先生

今日決めることは、全員の仕事の分担と、
一年生から生徒会の会計と書記を出したい。

柚月

菊くんは何かしたい?

私はこういうことは少し苦手ですが、、
やれと言われるのであれば
もちろん快く受け入れるつもりですよ。

柚月

勤勉な子だね。菊くんは。

その後もどんどん仕事の分担は決まっていく、、。

江坂先生

みんなお疲れ。2,3年生はもうそれぞれ終わり次第帰っていい。
一年生は会計と書記決めで少し残っていてくれ。

先生のその声に数人の同級生からブーイングが出る。

というか、どうして選挙管理委員から
生徒会メンバーが抽出されるんでしょうか。

2,3年生と同じように選挙で決めればいいのに。

柚月

選挙で決めるには入学式は遅いし、
毎年選挙開催日が不定期になっちゃうからって
先輩が言ってたの聞いたことあるよ?

(そうだったんですか。。
だからってなんで選挙管理委員なんですか、、。)

何人かの生徒は絶対に嫌だという顔で立候補するのを渋っている。 こうなると、先生と生徒の心理戦だ。 時間は有限だ。 いつかはどちらかが折れないといけない。

(このままでは今日のアニメがリアタイで見れない、、。)

(腹を決めたくても、、その場合半年は自分の時間が
確実にこの仕事で潰れることは目に見えていますし。)

江坂先生

はぁ。。。
これが決まらないことには
これからの半年の仕事がまとまらない。

江坂先生

先生が後日指名してもいいか?
もちろん君たちに拒否権はあるから。

先生のセリフに本日二度目のブーイングがなる。

(これは面倒なことになりましたね、、。)

柚月

じゃあ菊くんお疲れ様。
また次の会議にね。

柚月さん、お疲れ様です。また。

よし、忘れ物はないですね、、。

はぁ。久しぶりに一人で帰りますね、、。

こんな虚無感に苛まれるなんて。
中学生の頃は一人で帰ることが常だったのに。。

廊下に出ると委員会の担当の先生とばったり出会ってしまった。

江坂先生

お、本田か。ちょうどよかった。よかったらこのファイルを生徒会室においてきてくれないか?

え、、。

江坂先生

職員室に用事があってな。明日おこうかと思ったんだが会長に嫌味を言われたら先生悲しいし、忙しかったらいいんだぞ。

い、いえ。大丈夫です。ちょうど帰るところでしたので。

江坂先生

悪いな。

このまま秒速で帰ろうと思っていたのだがこうやって捕まえられたらもう何も言えない。 アニメの放送時間に間に合うだろうか。と懸念される。

(あらかじめ予約してあるので見れないことはないですが。リアタイで見たかった。。。)

あ、そういえば。生徒会室ってどこなんでしたっけ。

フランシス

あれ、マドモアゼル。どうしたのかな?

へぁ!?

フランシス

わ。ごめんね、驚かせちゃったかな?
君が困っている顔をしていたからつい声をかけてしまったんだ。

こちらこそ!すみません…

フランシス

君みたいなこに振り回されることは大好きさ。俺の名前はフランシス・ボヌフォワ。3年生だよ。君の名前を聞いても?

本田菊と申します。1年です。

フランシス

可愛い名前だね。もう君のことは忘れられないかも。ところで何か困ってることでもあった?

実は生徒会室を探していまして。

フランシス

え、生徒会室?俺でよければ案内するけど、なんでそんなとこ?

江坂先生から書類を届けるよう頼まれてしまったんです。

フランシス

あー坂さんね。あの人人使い荒いからなー。というか良かったらそれ、俺が持ってってあげるよ。俺副会長だし。

そ、そんな!申し訳ないです。私が頼まれましたので……って、え!?副会長様でしたか!!すみません…。不躾なまねをしてしまいました。

フランシス

いいのいいの!もう菊ちゃんは謝りすぎ。とりあえず、その資料は俺が持ってってあげるから!

フランシス

見たところ、帰るところを坂さんに捕まったんでしょ?

フランシス

あ、でももうそろそろ暗くなっちゃうな。
玄関で待っててよ。可愛い子を1人で歩かせるなんて危なくて出来ないし。良かったらお兄さんと一緒に帰らない?

(怒涛のように話されている……。
所々聞き取れなかったけど、、とりあえずYESと言っておきましょう!)

フランシスの提案を肯定すると彼はすぐさま生徒会室に向かおうとする。

ま、まってください!

フランシス

ん、どうしたの?

私もついて行かせてください!場所が分からないと、今後の生活にも支障をきたすと思いますし……。

フランシス

あー……。ダメだ。

え。ぁ…そうですよね。すみません。

フランシス

いや、別に菊ちゃんだからダメとか、1年生だからダメとか言うわけじゃないんだよ?

フランシス

ただ、君みたいな無垢な子があんな乱れた部屋に入るのは絶対に教育に良くないからね。少なくとも前期のうちは、生徒会長が変わらないうちは近寄んない方がいいってこと!

フランシス

さ!分かったら、玄関でねー。

フランシス

はぁはぁはぁ……。ごめん!ちょっと途中でバトルに遭遇してさ。

そ、そんなポ○モンみたいなことが…。

って!そうじゃなくて、ゆっくりで良かったのに。

フランシス

マドモアゼルを長く待たせるなんてそんなこと言語道断でしょ。

だからといって、息が切れています。少し屈んでください。汗を書いています。春風に当たると風邪をひいてしまいますので。

フランシス

え、あ。……うん。

フランシスはなんともいたたまれない空気に息が詰まる。

フランシス

(この子見かけによらず結構大胆?)

フランシス

(それとも天然男たらし……??)

よし、終わりました。すみません疲れているからだに中腰なんてさせてしまって。帰りましょうか。

フランシス

ありがと!君のおかげでお兄さんの美がまた磨かれたね。まぁ菊ちゃんには遠く及ばないか。

え、そんな事ないですよ。むしろ逆です。

フランシス

菊ちゃんは自分に自信が無いことが唯一の懸念点だね。菊ちゃん自身が思っているよりも菊ちゃんの魅力ってすごいあると思うんだ。

そんなこと……。

フランシス

そんなこと?今、お兄さんは現に菊ちゃんに魅力を感じてるよ。それもそんなこと?

ぇ……

フランシス

ふふ、ホントさ。君は今まで会った誰よりも魅力的で、他の人からは感じたことない可憐さを感じされるんだ。だからお兄さんも惹かれちゃったのかも。

勢いよくフランシスの口から出てくる菊への褒め言葉のような惚れ言葉を受けて菊はフラフラになった。

あ、あぁありがとうございます……もう十分、ですので……。

フランシス

あれ、体調悪そう。ごめん気づけなくて、どっかで休もうか?

いや!気のせいですよ……!!!こんなに元気ですっから!あの、私おうちこの先なのでお先に失礼します!

今回はここまで。

モブが出てきたり、私が振り回されたり、散々なお話でしたが最後にはフラ菊を少し絡ませてみました。ちょっとアーサーさんの匂いもしたような……。気のせいでしょうか?

フランシス

気のせいだよ。

いたんですか。お疲れ様です。

フランシス

Bonjour🎶

ということで、ここまでありがとうございました。本当に更新が遅くてお待たせしてしまったかもしれません、ね。

次もよろしくお願い致します。

この世界は菊中心で出来ている。

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