有栖 光
目覚めると見慣れぬ天井が目に付いた
有栖 光
俺がそう呟くと隣のベッドの人が動いた気配がした
そのまま俺のところのカーテンが開く
老人
老人
姿を現したのは無愛想な顔をした婆さんだった
有栖 光
老人
老人
老人
婆さんはしわくちゃな血管が浮いた手でボタンを押した
有栖 光
見た目に反して優しいらしい
少し身構えすぎた
有栖 光
老人
老人
老人
有栖 光
何言ってんだこの婆さん……
老人
老人
老人
老人
婆さんは意味深な目でこちらを見ると隣のベッドに戻って行った
有栖 光
俺は訳が分からず医者が来るまで首を傾げていた
続く
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