夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
夕紅章
さくら公園は文字通り 桜の名所として有名だ。
夜にはライトアップされ 夜桜を楽しむこともできる。
既に出来上がっている大学生 いちゃつくカップル等 様々な人間がいるが、 全員に共通しているのは 桜を楽しんでいる という事だ。
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
ビールをぐいと飲み干す。 おや、もう空になってしまった。 新しいビールに手を伸ばす。
その時、 夕紅は遠く離れたところに1本だけ 桜が植えられているところに 気がついた。
夕紅章
あんな離れたところに1本だけ 桜なんてあっただろうか?
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙も見る。
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
シートと酒を回収し、 その寂しげな桜の下に移動した。
ひときわ大きく、ひときわ美しい こんな桜に今まで気が付かなかった なんて 信じられないほどに。
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙は幹に触れ、 すぐさま手を引っ込めた。
黒薙 田螺
桜はじんわり温かく、 どくん、どくんと
まるで血が通っているかのごとく 脈打っている そう黒薙には感じられた。
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
桜の木の周りを回ってみるが、 他には誰もいない。
夕紅章
次の瞬間、 突風が吹き、木が大きく揺らめいた。 薄桃色に咲いていた桜が、 まるで鮮血でもかぶったように 真っ赤に染まる。
突風により散った桜の花弁が2人の視界を一瞬奪うだろう。
夕紅章
黒薙 田螺
次の瞬間、そこは先ほどの風景とは変わっていた。
目の前に突然現れたのは、 一軒の民家だった。 公園の桜はない。 そもそも、公園やそこで騒いでいた 人間もきれいさっぱり消えている。
地平線まで血のように赤い桜の花弁地面に敷きつめられている。 それには果てがないように見えた。 頭の上では不気味なほど 赤い桜が咲いている。
夕紅章
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
夕紅章
桜の名所の桜が全部消えて代わりに民家がぽつんと一軒建ってる 異様な状況。 背中に薄ら寒いものを感じる。
黒薙 田螺
夕紅章
夕紅はぐるりと周りを回る。 見たところ、 最近流行っているらしい タイル外壁等ではないようだ。
昔ながらの日本の建物、 という印象を受けた。
夕紅章
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
黒薙 田螺
夕紅章
家の横にある呼び鈴を押した
カランカラン という音が鳴る。
しばらく、一人の男性がでてきた。 スーツを着た男性だ。
宮島康介
夕紅章
宮島康介
夕紅章
黒薙 田螺
宮島康介
宮島康介
黒薙 田螺
黒薙 田螺
黒薙 田螺
宮島康介
黒薙 田螺
夕紅章
夕紅章
宮島康介
黒薙 田螺
黒薙 田螺
夕紅章
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