この村には、昔から言い伝えがある、
海には海洋神様がいると。
それに応じて、2年に1度、10代の女性を1人生贄に海へ落とす。
私は、その生贄のために育てられてきた
今日、その日だ。
もう、思い残すことは無い。
だって私は、この為に生まれたのだから
シオン
何かに背中を押された気がした
いいんだこれで。
シオン
そう思っていた。
何も感じないつもりだった。
でも、体は正直で
『生きたい!』『嫌だ!』
って、意味の無い抵抗をしてしまう。
足と腕に着いた縄と重り。
何も出来ずに終わる人生、これで良かった?
辛うじて自由な瞼、目を開けて見えるは、海水で歪む視界。
近くによってくる海よりも深い青は、私に向かって微笑んだように見えた
??
そんなの、頷くしか無いじゃない
シオン
シオン
その後感じた、優しい温もり。
それは、生きてる時に1度だけされたギュ-に、とても似ていた
主
主
主
主
主
主
主
??
主
主
主
主
コメント
2件
すげぇ楽しみ ほぼ全ての作品読ませていただきました面白かったです (初コメ失礼しました)