咲く花と繋げる物語

わけも分からず我武者羅にやって

失敗して後悔をする。

でも、それでいいんだよ

今が楽しいのだから

快斗と未奈乃のある出会いがあった。

ｻﾞｰ

雨の降る夜の花火大会、会場

彼らは出会った

ｺﾂ

そこには小さな透き通っている水色の 石が落ちていた

不自然な程綺麗な石は未奈乃を引き寄せていた。

快斗と言う青年の目は石と同じ色していた

何を言うかと思えば唐突な言動

しかし、防波堤に当たる波のように 彼の言葉は未奈乃の心に強く靡いて居た

しかし、快斗にはある隠し事があった

石を拾ってくれた人と付き合い感謝をする事 石を拾ってくれた人には触れれない事 5年石を拾ってくれた人と側に居ると消えてしまう事

しかし、快斗は未奈乃に伝える事をしなかった

何故なら、未奈乃が悲しむと知っていたから

自ら離れたくないと思ってしまったから。

別れてまた付き合えばいい。 そう思うかもしれない

だけど、もう1つ出来ない理由があった

未奈乃も快斗も1度別れると二度と巡り会えない。 そしてお互い記憶から消えてしまう

だから、快斗は消える選択をしていた。 生きる事を祈る未奈乃の心配を押し切って最後まで一緒に居ると。

彼の違いは神に直接している為、嘘を着くことは出来ず裏切る事が彼には絶対出来ない状況でもあった。

楽しい一時。 2人ともこれ以上無い物語を夢のような日々を今も話している。

花火大会当日

それでは皆様花火大会開始まで

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遂に始まった。鮮やかな花火。 この花火大会も今年で終わりらしい ありとあらゆる物語が歴史から消えて行く 涙する者も笑っている者も 皆が作る物語が未来を繋いでいる。

悲しさを耐えきれず快斗は未奈乃を強く抱き締めた。 人の温もり、目に滲む滴はもっと熱かった

二度と巡り会えないかもしれない 生まれ変われないかもしれない だけどいい。 快斗、未奈乃はそう思った。

段々と快斗は透き通った水色に輝いていった それでも笑って、花火を楽しみ 最後に未奈乃に一言とキスを残して。

愛してるよ