雅
(あれ?なんか見覚えが)
??
まぁまぁ落ち着いてください、穏便に
??
暴れないでください、いま暴れたら罪がもっと重く…
?
うっせぇ!!離せ!
??
うわぁ!ちよっと!
見覚えのある青年に殴りかかった男は青年に地面に叩きつけられた
??
ぁぁ、大丈夫ですか?とりあえず大人しくしててくださいね
雅
(白髪にあの喋り方、やっぱりあの時の、話しかけたいけど今仕事中っぽいしな)
雅
(遠回りして帰ろう、受かってたらお礼を言うチャンスなんていくらでもある)
Uターンしようとした時、誰かに強い力で体を掴まれた
雅
(え?)
?
おい!こっち見ろ白髪!こいつがどうなってもいいのか!
??
なっ、その人は関係ない一般人です!離してください!!
?
なら押さえつけてるそいつを先に離せ!
??
わかりました離すのでその人に危害を加えないでください
いやいやいやいや!ダメダメ絶対ダメ!そいつらが律儀に約束守るわけないじゃん!!
雅
(声でない、唇が震える、こう言う時ってほんとに声出せないんだな…)
??
はい、離しま、
?
このクソガキ!
声を出さないまま白髪の青年が殴られた、そりゃそうだ人質いるんだから
?
何やってんだ早くいくぞ!
??
待て!その人を解放しろ!
?
こいつ殺されたくなきゃ追ってくんじゃねぇ!!
雅
ぐっ…
首にヘッドロックを決められながら引きずられていく、追ってきたら殺すと言われているからか青年は辛そうな顔でこちらを見つめていた
?
おいこいつどうすんだよ!
?
知らねえよ縛って捨てとけ!
雅
(よかった、殺されるわけではなさそう)
だからって
雅
こんな誰も通らなさそうな路上に放置しないでよ…
雅
汗でびちゃびちゃだし、動けねぇ
雅
誰かー助けてー
雅
まーじで誰もいねぇ
雅
せめてもうちょい人通りがあるとこに放置して欲しかったなぁ
?
あ!いた!
?
被害者発見しました!
?
大丈夫ですか?お怪我は?
雅
怪我はしてないです、それより早く解いて欲しいです全身汗だくで…助けてくれてありがとうございます
?
もう大丈夫ですよ、犯人の似顔絵を描くために一緒に来てもらえますか?
雅
はい…
雅
えっと、お名前は?
谷崎
谷崎です、武装探偵社に勤めてます
谷崎
とりあえず似顔絵と供述調書を書いてもらいますね、お忙しいかもしれませんけど
雅
大丈夫です、このまま帰っても怖いだけなので
雅
それよりもあの白髪の人は大丈夫でしたか?
雅
私が人質になったせいで殴られてて
谷崎
敦くんのことですかね?それなら大丈夫ですよ、応援を呼んだ後に全力疾走で犯人を追いかけてたので
ひとまずあの青年が死んでなくて良かったと安堵しながら昼にも訪れた武装探偵社にまた向かった






