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この世界は、偽りばかり。
人も、物も。
でも、偽りばかりの世界で私は護る。
いや、「私達」は。
あの日、あの時、何も出来なかったから。
後悔なんてしたくない。
後悔なんか必要ない。
護りたいものを護る。
私達17人の信念に従って。
天は黒い雲に覆われ、太陽の光は地には届かない。
時折瞬く雷光が、闇に沈んだ街を照らす。
刻一刻と勢いを増す風は、木々をへし折り、人々を吹き飛ばし、堅牢なビルをも打ち崩していく。
それはこの世の終わりのような光景だった。
神なる者が存在するならば、その怒りが具現化したかのような、破滅の嵐。
轟音、破砕音、爆発音、そして悲鳴。
それらも風の音に掻き消され、虚空に沈む
あの災厄の日から、5年の歳月が過ぎた今
絶望を生き抜く力を手に入れた者たちは、自らの力を磨き上げ、同種の仲間とチームを組んでいた。
神出鬼没の怪盗団 『MOD JESTERS』
最強無比の用心棒集団 『ROWDY SHOGUN』
変幻自在のイリュージョン集団 『Astro9』
風狂無頼のハッカーチーム 『JIGGY BOYS』
性質はそれぞれ異なれども、常人にはないスキルを持つ若者たち。
このストーリーの中心人物は、一人の少女
彼女は『ROWDY SHOGUN』に所属。
彼女以外、周りは男に囲まれているが、それらに埋もれないほど強い光を放っていた
この話は彼女を中心に、偽り塗れの世界が動き出す。