はじまりは
そう、あの日だ
その日はクリスマスイブだった
「イブは友達と過ごしたい」
という彼女の願いを聞き入れ
クリスマスイブは彼女を手放した
俺は1人寂しくイルミネーションを見ていた
俺の隣にはもう1人
小柄で小さな人がいた
俺はイルミネーションの下で
見たことのある姿を見つけた
恐る恐る近づくと
紛れもなく恋人の莉犬だった
莉犬は高身長の男と口を重ねていた
ℛ ❤️
ℛ 💛
俺たちに気づいた莉犬らは
慌てふためいていた
𝒞 💙
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俺は莉犬に聞いた
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
俺の言葉に莉犬は言葉を詰まらせた
𝒞 💙
莉犬の浮気相手の恋人は 狂ったように泣き叫んだ
ℛ 💛
相手は何も言わず目を泳がせた
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
俺はたんたんと話を澄ませた
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
スタスタスタッ──
ℛ 💛
ℛ ❤️
俺たちは名前を呼ばれたが
振り向くことなく歩いた
𝒮 💗
𝒞 💙
目を真っ赤に腫らして
時々しゃくりあげる彼は
心底悲しそうな顔をしていた
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
元恋人の名前をあげて
涙が止まらなくなっていた
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
ころんはずっと下を向いて話していた
スラスラッ──
𝒮 💗
𝒞 💙
紙を受け取る時に見えた
長袖の隙間から見えてしまった
無数の痣や傷跡
𝒮 💗
バッ──
𝒞 💙
俺の視線に気づいたころんは
勢い良く手を引いた
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
ころんはとぼけたように言った
𝒮 💗
𝒞 💙
ころんをよく見ると
おでこにも痣
手足にも痣や切り傷
見てるだけで痛々しかった
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
𝒞 💙
ころんは上手く張り付けられた笑顔で
軽くてを振って店から出ていった
𝒮 💗
1週間後──
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
𝒮 💗
タッタッタッ──
ℛ ❤️
𝒮 💗
ℛ ❤️
ダンダンダンッ──
𝒮 💗
𝒞 💙
𝒮 💗
ℛ ❤️
ガチャッ──
𝒮 💗
タッタッタッ──
ℛ ❤️
ドンッ──
ガシャンッ──
バンッ──
𝒞 💙
俺の目に映ったのは
上半身裸で
手足血まみれの
変わり果てたころんの姿だった
ℛ 💛
グイッ──
𝒮 💗
ℛ 💛
𝒮 💗
ℛ ❤️
ℛ 💛
コメント
34件
初コメ…?全ストーリーにブクマ失礼です!
ブクマ失礼します!