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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ダイヤ

起きろっ死ぬぞ!

ジェミニアーノ

黙れ

ジェミニアーノ

エバレット過労死するから

エバレット

しねぇよ

エバレット

誰がするか

ダイヤ

エバレット

エバレット

そうだけどそうじゃなくてだな?

ジェミニアーノ

っつーか今業務時間外らしいから大人しくしろ

エバレット

本でも読むか?

ダイヤ

読んでー!

ジェミニアーノ

聴くわ

エバレット

僕がかよ…

理科の時間、先生は黒板に吊るした星座の図の、上から下へ白くけぶった帯のようなところをさして言った

「みなさんは、このぼんやりと白いものが、本当はなにか、知っていますか。___ジョバンニさん。」

先生にさされて、ジョバンニは元気よく立ち上がった

たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだことがあったが、立ってみるとはっきりとそれを答えることが出来なかった。

「よろしい。この白い川のようなものを大きな望遠鏡で見ると、もうたくさんの小さな星に見えるのです。この星の集まりは、銀河系宇宙と呼ばれて、わたしたちの地球や太陽も、この銀河系宇宙のなかに浮かんでいるのです。」

「今日は銀河のお祭りですから、みなさんは外へ出て、よく空をごらんなさい。」

その日は星祭り、ケンタウルス祭の日だった。

「ジョバンニ、一緒に川へ行こうよ。」

帰り道で、カンパネルラがジョバンニに言った。

_____

「この汽車、どこを走っているんだろう。」

「この汽車はね、銀河鉄道を走っているんだよ。」

_____

「えらいなぁ。僕も心を美しく持って、みんなの幸せになるような生き方をしたい。みんなの為になるなら死んだってかまわない……。」

「そうだね、みんなもそう思ってるんだね。人をたすけるために死ぬのなら幸せだって……。ああ、ぼく、安心した……。」

_____

「カンパネルラ、ぼくたちまた二人きりになったねえ。どこまでもいっしょにいこう。ぼくはもうこわくない。あのさそりのように、ほんとうの幸せのためなら、ぼくの体なんか、どうなったってかまわない。」

「うん、ぼくだってそうだ。」

「でも、ほんとうの幸せって、なんだろう。」

「ぼく、まだわからないよ。」

_____

「ぼく……夢を見ていたんだ……。」

_____

エバレット

って、ダイヤ寝てるし

ジェミニアーノ

…今の、聞いたことあるんだよな…

エバレット

僕の好きな本さ

エバレット

また今度、全部読むとしとく?

ジェミニアーノ

そうだな、ダイヤにはまだ早かったっぽいし

ジェミニアーノ

今日はそもそも色々あったしな

ダイヤ

す~……

エバレット

ま、そうか

エバレット

読むとしたらいつかな…

ジェミニアーノ

EU支部に戻ってからにしようぜ

ジェミニアーノ

そっちの方が落ち着いて聞けるしな

エバレット

確かにね

ジェミニアーノ

それか読み聞かせ会とかでも開くか?

エバレット

そんな子供っぽいことしねぇよ…

ジェミニアーノ

いいと思ったんだけどな~?

エバレット

君な…

ジェミニアーノ

冗談冗談

エバレット

はぁ…良かったよ、冗談で

ジェミニアーノ

本当な訳ないだろ?からかっただけだよ

エバレット

君ならあると思って

ジェミニアーノ

おま…

エバレット

ジョーダンジョーダン

エバレット

からかっただけだよ

ジェミニアーノ

…綺麗にし返してきたな

エバレット

…やるとしたら体調良い時かな

ジェミニアーノ

え待てやんの?

エバレット

機会があったらの話だけどね

ジェミニアーノ

お前そういうとこあるよな…

エバレット

ダメだった?

ジェミニアーノ

いや別に良いけど

ジェミニアーノ

まぁお前が覚えれるんだったら見に行くわ

エバレット

うっさいな…

エバレット

忘れてたら言ってよ

ジェミニアーノ

はいはーい

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コメント

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ぬんぬん 七夕ぁん(?)と銀河鉄道の夜か

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