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激辛かるぼなーら

前回の続きです。

brsm 他knnk krsha 地雷はお引き取りください

1組 教室

あれから何もないまま月日が過ぎた。

Broooockは最近は遅刻してこなくなったし、俺も3組に行くことはなかった。

きんときは慣れてきたのか俺を誘わず一人でnakamuのとこに行くようになった。

スマイル

今日も階段で食べるか

一人が嫌というわけではないが、Broooockに会えていないことが少し寂しく思ってしまう。

スマイル

あれ、弁当がない

朝作ったはずの弁当がカバンに入っていなかった。 多分机に置きっぱなんだろう。

スマイル

仕方ない、売店で買うか

滅多に行かない売店だが、お腹を空かせたままにするのは良くないから売店に行くことにした。

食堂

あれからすぐにやってきたのはいいものの、

スマイル

人だかり多すぎるだろ、、、

これじゃ待ってるころにはもう売ってるものなんてないだろう。

唖然と立ち尽くす俺の隣を一人の男が人ごみの中をかいくぐってった。 そしてすぐに人ごみからパンを複数抱ええて出てきた。

スマイル

、え?

俺の声に反応したのかその男はこっちの方を見た。

シャークん

ん?なんだ?

その男は立ち止まって俺の方を見る。 少し背が低いので顔を見上げる形になっている

スマイル

あぁ、いや何も

ぐうぅぅぅぅぅ

スマイル

あ、、

パンを見たら思わずお腹が鳴ってしまった。

シャークん

パン食うか?

スマイル

え?

たくさんあるパンの中から一つ取り出し、差し出してくれた。

スマイル

けどそれ君のじゃないの?

男はフッっと笑った。

シャークん

別にこんなたくさんあったら十分だよ。

シャークん

それに、今から買うにもこんな人が多かったら買えないだろ?

確かに、こんな人が多ければどの道買えない。 ならありがたくもらう方が合理的だ。

スマイル

なら、もらいたい。

シャークん

やるよ

受け取ろうとした瞬間、男は渡そうとしたパンをヒョイっと避けた。

シャークん

だが、ある手伝いをしもらう

スマイル

え、はぁ?

俺はその行動に思わず驚く

シャークん

パンはちゃんと渡すから、とりあえずついてきて

スマイル

あ、あぁ

体育館

スマイル

え、体育館?

シャークん

あぁ、今度バスケの試合があってさ、人数が足らないんだよ。

まじか、よりにもよって運動系、、、。

スマイル

俺、運動できないんだけど、、

シャークん

全然いい、人数合わせで試合に出てくれるだけでいいから

シャークん

試合は俺とほかの部員がなんとかする。

人数合わせくらいならいいか。 試合は何とかしてくれるみたいだし。

シャークん

それより、名前聞いてなかったな。

スマイル

あ、俺はスマイル。

シャークん

スマイルか、俺はシャークん

シャークん

見た感じ、一年か?

スマイル

そうだけど

シャークん

俺と一緒じゃん!見ない顔だからクラスは違うな、何組?

スマイル

1組

シャークん

あ、1組か、てことはお前があのスマイル?

スマイル

あの、、?

あのスマイル、ってどういうことだ?って思うが、触れない方がいい気がした

スマイル

ところで、試合はいつなんだ?

シャークん

あーそのことも話さないとな

大量のパンを持ったまま、シャークんは考える。 すると後ろからどでかい声でだれかが叫びだした。

きりやん

しゃけーーーー!!!!!!!!!

入口から金髪の男がやってきた

シャークん

うるっせーな、声の音量考えろよ

きりやん

こっちの方が気づきやすいだろ

シャークん

毎回鼓膜が犠牲になるんだよ

シャークんと話してて気づいてなかったのか、少ししてから金髪の男は俺に気づいた。

きりやん

あれ、見ない顔だね

シャークん

きりやん、こいつはバスケの助っ人で入ってくれるスマイル

きりやん

へースマイルね

きりやん

俺はきりやん、シャークんと同じ1年2組

スマイル

どもっす。

少し睨まれた気がするが気にしないでこう。

きりやん

じゃあこれで人数がそろったわけだ。

シャークん

そうなんだけど、、

シャークんは何か心配そうにしている

きりやん

なに、どうせあいつだろ?

スマイル

あいつ?

シャークん

うん、問題はBroooockが来るかどうかなんだよな

スマイル

え、Broooock? まさかここでもBroooockの名前がでるなんて

シャークん

ん?どうした?スマイル

スマイル

な、いや、知ってる名前だったから

きりやん

あーお前あのスマイルか

だからその「あのスマイル」ってなんだよ

スマイル

その、ずっと気になってるんだけど「あのスマイル」ってなに?

さすがに何回も聞くと気なってしまう、ここは聞くしかない。

きりやん

Broooockがよくスマイルってやつの話をしてくるんだよ

Broooockが俺の話をしてくる? あの時nakamuの口を塞いだのもその話を聞かれないためか?

シャークん

お前、それ言って大丈夫か?

きりやん

別に言うなって言われてないし

シャークん

そうだけど、、

よくわからない、けど少しでも期待していいのかと思ってしまう

きりやん

ならスマイルに頼もうぜ

スマイル

え、俺?

シャークん

まぁ確かに。

スマイル

俺が何をするんだ?

きりやん

簡単だよ、Broooockを試合に来てくれるよう説得してほしい

いやそれ結構難易度高いんじゃないか?

まぁでも、話すきっかけにもなるしいいのかもしれない。

シャークん

試合は来週の日曜日。できればその間にも練習がしたいから来てほしい。

きりやん

無理なら試合だけでもいいから、よろしくね

色々押し付けられたように感じるが、まぁいいか

スマイル

もし来なくても文句言うなよ

きりやん

さすがに言わねーよ

シャークん

幼馴染の俺でさえ保留にされたからな

シャークんとBroooockは幼馴染だったのか。 道理で知ってるわけか

スマイル

頑張って聞いてみる

シャークん

あぁ頼んだ

そう言ってシャークんはパンを差し出した。 今度はしっかり受け取れた。

廊下

下校時間になったが、全くBroooockの姿が見えない。

スマイル

3組を見に行ってもいなかったしな

ある程度いそうな場所を探すが見当たらない。

それもそうだ、Broooockとは遅刻した月曜の朝しか会わないし、あのご飯を食べた時以来話してもない。

普段Broooockがどこにいるかなんて知る余地もない。

好きな人のことなのに俺は何もわかっていなかった。

スマイル

nakamuに聞いてみよう

俺はもう一度3組に足を運んだ。

3組 教室

3組に来るのは今日で4回目だ。

運良く近くにnakamuがいた。

スマイル

あ、nakamu

nakamu

おスマイル、今日で4回目じゃん。どうかした?

スマイル

Broooockがどこにいるか知らないか?

nakamu

Broooock?あいつならさっき教室出て行ったばっかりだけど

スマイル

どこに行ったか分かる?

nakamu

え、うーん学校を出るのはいつも遅いって言ってたけど、どこかはわかんない、すまん。

nakamuは手を合わせて頭を下げた。

スマイル

あ、いや、それだけでもありがたい。

nakamu

またわかったら連絡入れるよ

スマイル

ありがとう

俺は3組を後にして、またBroooockを探しに出た。

中庭

どこをどう探してもBroooockは見つからなかった。

帰ったかもしれないと思ったが、シャークんによると家には誰もいなかったから帰ってないと思うし、いったいどこなんだ。

明日でもいいことを今必死にしてるなんて、まるで自分らしくない。

スマイル

あとは、いったことないが屋上くらいか、、。

こんなに学校中を回り廻ったのは初めてだった。

つらいとは思わない、好きな人を探して会えるなら。

俺は行ったことのない屋上を目指して走る。

屋上前階段

屋上は基本禁止されているものだと思っていた。 空いているのかもわからない。

この学校自体は禁止にしているわけではないが、暗黙の了解でみんなが行ってないだけだ。

スマイル

行ってみるか

古いドアをそっと押す、力が足りないのか開かない。

もう少し力を入れて押してみる。

ギギィ

擦れた音を鳴らしながらドアは開いた。

屋上

夕日が屋上を照らしている中一つの影があった。

その陰の主は驚いた表情をして俺の方を見ている。

Broooock

スマイル、?

少し口を開いたまま固まっている彼の近くに俺は近づく。

スマイル

探してたんだよ

その言葉に彼は「えっ」とまた表情が固まる。

Broooock

、、、よくここがわかったね

表情を戻し、俺と反対の校舎を眺める。

なんだか、俺の知ってるBroooockではない気がする。

スマイル

全部探し回ったからな、手間かけさせやがって

面白かったのか、彼は「ははっ」と笑う。 けど俺の方は向いてくれない。

Broooock

僕を探してた理由は?

俺の方を向かないまま聞いてきた。

会いたかった

本当ならその言葉を言いたかった。 けどそんなことを言う勇気は俺にない。

スマイル

シャークんたちに頼まれて

Broooock

シャークん?

彼はやっとこっちを向いてくれた。

俺の口からシャークんと出るのが珍しかったのか、不思議そうな顔をして見てくる。

スマイル

バスケの試合、出てほしいって

彼は目を丸くしている。 そんなに俺が言ったことが変だったのかと疑問に思うくらい。

Broooock

なんでスマイルに頼むんだよ~

この腑抜けたような声が、普段のBroooockに戻ったような気がした。

スマイル

俺も、試合に出るから

Broooock

え!?

Broooockはさっきよりも驚いた表情をする。

Broooock

スマイル、、運動できるの、?

その発言に少しイラっとしたが、事実なので否定はできない。

スマイル

人数合わせで入るだけ

スマイル

それと、練習にも来てほしいって言ってた

Broooockは腕を組んで目をつぶり「う~ん」と悩み始めた。

Broooock

それってさ、スマイルも来るの?

スマイル

え?俺?

Broooockの口から俺の名前が出るとは思わなかった。

スマイル

そりゃ、一応試合に出るから練習くらいするよ

Broooockは納得したような表情をしてまた考え始めた、

Broooock

じゃあスマイルが行くなら行く。

スマイル

え、俺が行くなら?

俺はその発言に戸惑う。 そう言われると期待してしまうから。

Broooock

うん

Broooockは俺の目をじっと見る。

さすがに恥ずかしかったから俺は目をそらし「そうか」、と冷たい返事をしてしまった。

もう一度Broooockの方を見ると、満足そうな顔をして俺を見ていた。

夕日が俺を照らしているおかげで、俺の赤く染まった頬はBroooockにばれていないと思う。

Broooockもまた夕日に照らされ彼色に赤く染まっていた。

激辛かるぼなーら

またしても区切らせてもらいます。

激辛かるぼなーら

少しいい感じになってきたんじゃないかなと思ってるんですけど、皆さんはどうですかね。

激辛かるぼなーら

このまま順調に話の展開が進んだらいいんですが、物語を作るのは難しいですね。

激辛かるぼなーら

それでは、今回も読んでいただきありがとうございました。

激辛かるぼなーら

次回もお楽しみに待っててください。

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