TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

@すず【主】

どうも、@すずです。

@すず【主】

第三話です。

@すず【主】

今回も追加キャラが出てきます。

凛華

じゃあ、放課後校門で待ってるね。

コネシマ

うい、わ~ったよ。

【前回のあらすじ】 凛華とコネシマは一つの約束をしました。

凛華

...。

凛華

...約束、ちゃんと果たさないと。

凛華

もう私は...昔と違うんだ。

私は、成長した。

...いや、今からするのだ。

私はそう決心して、 屋上から出て部活見学に向かった。

私は一直線に体育館に来た。

凛華

...男女混合だ。

凛華

深繰と同じ...でも、バスケは普通に好きだし...。

凛華

...あ。

自分の足元にボールが転がってきた。

???

あぁすんません、ボール取ってください。

凛華

あ、はい...。

背丈的には二年生だろうか。

いつも通りの下投げで、ボールを渡す。

ショッピ

うおっ...と、いいパスっすね。

ショッピ

あれ、もしかして深繰中の子っすか?

凛華

え、そうですけど...。

ショッピ

あぁ、今日転校してきたって噂、貴方だったんすね。

ショッピ

僕はショッピって言います、よろしくっす。

凛華

あ、私は寺崎凛華ですっ。

ショッピ

寺崎凛華...って、あの寺崎凛華っすか?

凛華

どう認知されてるかは知らないですけど...間違ってはないですよ。

ショッピ

あのNBAにスカウトされたって噂...出てたっすよね?

凛華

あぁ、結構な認知のされ方...。

凛華

まぁそれでも、合ってはいますね。

ショッピ

全国優勝校っすよね...。

ショッピ

バスケ、やります?

凛華

あ、はい...。

地味に運動用の服は着ている。

その場でさらっと脱ぎ、運動着になる。

凛華

後これとこれを...と。

頭にヘッドバンドと、 右手にリストバンドをつける。

凛華

ん~...っはぁ...。

ショッピ

(心の声)
...この子、ほんまに上手いんかな。

ショッピ

それじゃあ、やりましょか。

凛華

は~い...。

ハーフコートラインに立つ。

凛華

...。

ショッピ

...。

男子生徒(部員)

お、なんか試合始まんのか...?

女子生徒(部員)

あれ、キャプテンのショッピ先輩と...あの子、誰だろ?

凛華

私が勝ったら...どうします?

ショッピ

賭け事っすか...そうっすね、じゃあ貴方が勝ったらコネシマさん達の家に住む権利をあげましょう。

ショッピ

僕が勝ったら...どうしましょう?

凛華

...なんか、奢りましょうか?

ショッピ

いや、それはちょっとコネシマさんに怒られそうなんで...。

凛華

そ、そうですかね...?

ショッピ

僕の方が学年は上と言えど、立場的に言えばコネシマさんの方が上なんすよ。

ショッピ

だから、コネシマさんの大切な幼馴染さんともなると...余計駄目やと思うんで。

凛華

じゃあ...私が負けたら、称号剥奪でどうですか?

ショッピ

称号..."生粋の両立型シューター"でしたっけ?

ショッピ

SGとPFの両立っすもんね...そりゃそんな異名もつくか。

凛華

私からすれば、負けたら名誉が崩れるだけです。

凛華

ショッピ先輩が負けても...デメリットはないかと。

ショッピ

その案、乗りました。

凛華

...こんなとこで、負けるわけにはいかないので。

ショッピ

...見せてもらいますよ、そのスカウトされた力を。

凛華

ふぅぅ...行きます。

ショッピ

...いつでも、どうぞ。

───────スンッ・・・。

ショッピ

...え?

凛華

...私の、勝ちです。

慎重にレイアップシュートを決め、 勝負には勝利した。

男子生徒(部員)

す、凄い...なんだ今の動き...!?

女子生徒(部員)

何あの子...何が凄いか分からないけど凄い...!!

凛華

...ふふっ、先輩。

ショッピ

あ...え...?

凛華

一緒に住む権利、頂きます。

意地悪そうな笑顔を見せて、 私はバスケ部の入部届を出した。

凛華

スリーポイント練習しよ...。

そう呟いて、私はドリブルしながら もう半面側のコートに走って行った。

ショッピ

...寺崎さんがいる今、この3年間は全国大会出場確定やな...。

ショッピ

...あ、せや。

ショッピ

コネシマさんにRINEせんと...。

ショッピ

コネシマさん

コネシマ

ん、どないした?

ショッピ

寺崎さん、住んで大丈夫っすよ

コネシマ

おぉ、ほんまか!

コネシマ

相談した甲斐があったわ、サンキューな!

ショッピ

RINEの文面でもうるさいんすね

コネシマ

おぉい!!

コネシマ

ったく、なんやあいつ!?

コネシマ

急にRINEしてきたと思ったら、文面もうるさいとか失礼な事言いやがってあいつ~!!

シャオロン

シッマ...それ、俺らもそう思ってんで。

コネシマ

...いや、おぉい!!

俺は、これがいつも通りや。

コネシマ

まぁ凛と一緒に住む事が出来るんは嬉しいからええか...。

シャオロン

おぉ...お前のそんなふんわりした発言、久々に聞いたわ。

コネシマ

なんや、俺いつもふんわりしとるやろ。

シャオロン

いや、お前普段ガヤガヤしとるだけやん。

コネシマ

誰がガヤガヤしとるだけじゃコラァ!!

シャオロン

まぁまぁ落ち着けって...んで、どしたん?

シャオロン

お前がそんな風に言うの、珍しいやん。

コネシマ

...俺、凛とは一応9年ぐらいの付き合いやからさ。

コネシマ

そりゃ...嬉しくならへん?

シャオロン

あぁ~、その気持ちは確かに分からんでもないな。

シャオロン

俺とか大先生は、皆と住もうって提案した側やしなぁ。

コネシマ

その提案がなかったら、俺ら多分こんな仲良くあらへんな。

シャオロン

まぁ今も仲良くあらへんしな。

コネシマ

...おぉい!!

今日も今日とて、叫び続ける。

凛華

汗やば...タオルで拭いても垂れてくる...。

コネシマ

凛、待たせたな。

シャオロン

うぇ~い凛ちゃん、待った?

鬱先生

お前俺みたいな事言っとるな。

トントン

ごめんな~、生徒会でこの馬鹿がやらかすもんだから...。

グルッペン

しょうがないじゃないか、俺はパソコンの扱いが苦手なんだぞ。

ゾム

にしてもあんな重度の機械音痴は見た事ないわ。

ショッピ

グルさん、何をどうしたらやらかすんすか...。

トントン

こいつ6割ぐらい出来てた書類データを全消ししやがってさ。

トントン

もう本当、〇しちゃおうかと思ったよね。

グルッペン

待て、落ち着くんだトン氏、俺は悪くないんだぞ。

コネシマ

あーっはっは!!!

凛華

このメンツ...久しぶりに見たなぁ。

凛華

それじゃ、行こっか。

鬱先生

ん、荷物とかは大丈夫なん?

鬱先生

親御さんに言うとかは...ええんか?

凛華

あ...そっか。

コネシマ

じゃあ俺がついてくわ!

ショッピ

俺もついてくっす。

ゾム

じゃあ俺も行くわ~。

シャオロン

大先生、俺らは先帰ってようぜ。

鬱先生

まぁシッマとショッピ君とゾムなら...何かあった時も安心やな。

凛華

そんな変な事起こらないって、大丈夫だよ...。

コネシマ

まぁまぁ、念の為やって!

ショッピ

念の為の行動って、意外と大事なんすよ。

ゾム

...まぁ、ショッピ君が言うようにな。

ゾム

念の為、って大事やねん。

凛華

うぅ...分かったよ。

凛華

じゃあその代わり、もし本当に何かあったら...。

──────絶対、守ってよね。

コネシマ

...ここが、凛の家か?

凛華

うん、そうだよ。

ショッピ

意外と大きい家っすね...親御さん、どんな仕事してるんです?

凛華

別居してるお父さんが私に仕送りくれるから、それで払ってるだけなの...。

ショッピ

...えっと、じゃあこの家に住んでるのは...?

凛華

私と、お母さんだけ。

ゾム

こんな大きい家に...二人暮らしか。

ゾム

なぁ凛華、本来やったらいつもどんな風に親と会話してるん?

凛華

...私、親とはあんまり話さないんだよね。

凛華

言葉間違えると...いつも酷い目に遭うから...。

コネシマ

じゃあそのほっぺの湿布...そういう事か?

凛華

うん...お母さんが怒り気味でさ、料理中に話しかけたら切られちゃって...。

凛華

今はもうあんまり痛くないんだけどね?

コネシマ

...ほんまか?

凛華

うんっ、大丈夫だよ。

コネシマ

...なぁショッピ、どうする?

ショッピ

んえぇ、何がっすか?

コネシマ

いや、もし凛の母親が...毒親だったら。

ショッピ

...そりゃあ、やる事やるだけっすよ。

ゾム

お前らが何しようとしてるか知らんけど、あんま警察沙汰になりそうな事すんなよ。

凛華

いや、本当にそれだけはお願いね...?

凛華

流石に毒親だろうと何だろうと、一応私のお母さんだから...。

コネシマ

おう、ちゃんと分かってんで。

ショッピ

じゃあ...入りますか。

凛華

うん、今開けるね...。

・・・ガチャッ。

凛華

...ただいま~。

コネシマ

お邪魔しま~す。

ショッピ

お邪魔します。

ゾム

お邪魔しま~す。

凛華母

あら、凛華友達連れてきたの?

凛華母

いらっしゃい、ゆっくりしてってね。

ショッピ

あぁ大丈夫っす、少しいるだけなので...。

凛華

うん、ほんの少しいるだけ...。

凛華

...コネちゃん、部屋に隠して靴持ってける?(小声)

コネシマ

...ん、任せろ。(小声)

凛華

じゃあ、お部屋行こっか。

ゾム

うい、行こうぜ~。

コネちゃんは私のお母さんの目を盗んで全員の靴を持って部屋に駆け込んだ。

コネシマ

...よし、完璧やな。

凛華

部屋のドアの鍵も閉めたし...完璧。

ショッピ

大きめのかばんあります?

ショッピ

この部屋にある物で持っていけそうなもの、全部詰め込んじゃいましょう。

凛華

うん、そうだね...。

コネシマ

ん、てかふと思ったんやけどさ。

コネシマ

凛とショッピ君、いつの間にタメ口になったん?

ショッピ

あぁ~、それは...。

凛華

今日の部活だよ。

凛華

結局バスケ部入ったんだけどさ...練習していく中で、いつの間にか仲良くなってた。

コネシマ

凛って昔からそういうとこ変わらへんな。

凛華

ふふっ、そうだね。

凛華

それじゃ、大きめのかばんに色々詰めてっちゃうかぁ...。

パソコン、ファイル、タブレット、充電器、その他諸々。

入れれる限りの物を、かばんに入れていく。

凛華

これでいいかな...っと。

コネシマ

よし、じゃあこのかばんはゾム。

ゾム

俺が力持ちやからってそういう事すなよ!

ショッピ

まぁまぁ、俺とコネシマさんは非力っすよ。

コネシマ

ショッピお前は力強いやんかぁ。

ショッピ

いやいや、改めて考えてみればコネシマさんだって力強いじゃないっすか。

凛華

もう、そんな事は後ででいいから...。

凛華

とりあえず、靴履いて出るよ。

凛華

普通に玄関から出ていくと...絶対にバレる。

コネシマ

...え、もしかしてこっから?

コネちゃんが窓を指さしてそう言う。

凛華

流石にこんな重い物持ちながら二階から飛び降りたら流石の私達でも〇ぬよ?

凛華

大丈夫、この部屋から出て左に曲がると外階段のとこに出れる裏口みたいなのがあるから。

ショッピ

じゃあ、そこから出るって事っすね?

ショッピ

でも、それはバレないんすか?

凛華

...それは、私に策がある。

凛華

うちってさ、17時丁度に掃除機を親がかけるの。

凛華

そのタイミングで...出る。

コネシマ

じゃあ、スピード勝負って事か。

ゾム

出る順番、どうする?

凛華

重い荷物持ってるゾム君は一番最初でいいと思う。

凛華

ショッピ君かコネちゃんが2番目3番目、になるかな。

凛華

...私は最後に出るよ。

コネシマ

俺は別にええけど...ゾムはそれでええか?

ゾム

異論はないけど...リスクが高めやな。

ショッピ

タイミング間違えたら、終わりっすもんね...。

─────ピッピッ、ピッピッ。

ブオォォォォォォォン・・・。

凛華

...今だ、出よう!

ゾム

よっしゃ、行くぞ!

かばんを持ったゾム君が出る。

ショッピ

それじゃ、失礼しました。

次に、ショッピ君が出る。

コネシマ

あばよ、凛の母さん。

次に、コネちゃんが出る。

凛華

...。

凛華

引っ越して一か月しか経ってないけど、それなりに楽しかったよ。

凛華

...さよなら、お母さん。

最後に、私が家を出た。

@すず【主】

第三話はここまでです。

コネシマ

今回の話意外に長なかった?

@すず【主】

そうだね、自分で書いてて思ったもん。

@すず【主】

意外と長いなぁって。

コネシマ

まぁ、とりあえずショッピ君の紹介せぇよ。

@すず【主】

は~い。

@すず【主】

プロフィール、どん。

ショッピ

名前:ショッピ

ショッピ

年齢:17歳@高校二年生

ショッピ

性別:男 血液型:O型

ショッピ

愛称:ピー君、ショピ君

ショッピ

趣味:考察、マウント

@すず【主】

ショッピ君、好きです。

コネシマ

望んでもないBL展開やばすぎやろ。

@すず【主】

違う、告白したんじゃないのよ。

コネシマ

んじゃ、今回はここまで。

コネシマ

じゃあな~皆。

@すず【主】

あ...ばいばい...。

我々学園に、転校しました。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

28

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚