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さくらぶ(主)
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佐久間
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佐久間
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渡辺side
施設最深部、冷却水路エリア。 毒に侵された体内を自らの能力で無理やり浄化し終えた渡辺翔太は、 肩で荒い息を吐きながら冷たい床に這いつくばっていた。
エメラルドグリーンだった水面は今や墨を流したような漆黒に 染まり、そこから立ち昇る異臭が鼻を突く。 渡辺の腕には、毒による火傷のような赤い筋が浮き出していた。
静まり返った水路に渡辺の荒い呼吸音だけが反響する。 イヤホンからは阿部の焦燥に駆られた声と、 向井の泣き出しそうな叫びが混ざり合って聞こえていた。
阿部
向井
渡辺
ラウール
渡辺
岩本
深澤
宮舘
渡辺はフラつく足取りで立ち上がり、壁を伝いながら奥へと進む。 突き当たりにある巨大な円形ホール。そこには、数千の サーバーラックが立ち並び、無数の青いLEDが脈動するように 点滅していた。中央には、直径10メートルはあろうかという巨大な 培養槽が鎮座し、その中に例の「雪の雫」が浮かんでいる。
しかし、そこにはもう一つ、予定にはなかった「モノ」が存在していた。
目黒
阿部
目黒が操作する遠隔ドローンの映像が阿部のモニターに映し出される。 培養槽の陰、もう一つの小さなカプセルの中に、真っ白な服を着た少女が 眠るように横たわっていた。彼女の体には無数のチューブが繋がれ、 そこから「雪の雫」へと光る液体が供給されている。
阿部
ラウール
ラウール
ラウールの言葉に全員が凍りついた。その瞬間、ホール全体の照明が 真っ赤に反転し、不快なサイレンが鳴り響く。サーバーラックの影から、 十数人の男たちが姿を現した。全員が同じ「黒い氷」の紋章を 首筋に刻み、その瞳は意志を持たない機械のように虚ろだ。
中心に立つ一人の男がゆっくりと拍手をしながら歩み寄ってくる。 プラチナブロンドの髪をなびかせ、白いスーツに身を包んだその男は 冷徹な美貌に歪んだ笑みを浮かべていた。 「素晴らしい。やはり、君たちならここまで辿り着くと信じていたよ。」
深澤
謎の男
ラウール
目黒
氷室
氷室が指を鳴らすと、ホールの床が激しく振動し始めた。 培養槽の中から黒い霧が溢れ出し、実体を持たない獣のような形を 成していく。それは、物理的な攻撃を一切受けない「影の軍団」だった。
岩本
阿部
影の獣たちが凄まじい咆哮とともにSnow Manの面々に 襲いかかる。ラウールはモニター越しに映る氷室の冷たい瞳と目が 合った気がした。その瞳の奥に、自分が「怪物」になって兄たちを 切り裂く最悪の未来が一瞬だけ過った。
「……来ないで。……僕の中に、入ってこないで……!」
絶叫するラウールの叫びは激化する戦火の音に飲み込まれていった。 ミッションはもはや制御不能な「生存競争」へと変貌していた。
さくらぶ(主)
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向井
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目黒
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向井
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渡辺
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コメント
7件
!?
おめでとうございます! ラウが無事なことを願ってます!次回も楽しみにしてます!