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俺は、1人とぼとぼと歩いて家に帰る、
部屋に入るとどっとしんどさが増してくる、
あなたは俺よりあいつを選んだ
あいつに負けたみたいな敗北感
腕くらい振り払えるのに振り払わなかった、
結局答えを聞かなくても、
あなたは答えを出していたんだよ、
ぽっかりと空いた穴が寂しさを 埋めることはできないのだろう
寂しさで心も身体も 壊れてしまいそう
こんなにもろくなってしまったのは、
誰の仕業なの?
誰のせいなの?
聞かなくたってわかる
あなたのせいだ、
あなたが俺をこんなにも変えてしまったのだよ、
復讐してやりたい、
なのにあなたはおれの前に現れることもなくなって、
連絡先も
SNSも、
俺の前から消えていた、
もし、俺があなたをめちゃくちゃにできるなら、
めちゃくちゃにして、
疲れ果てて、
もう死んでしまう、ってくらいまで苦しめて、
「ごめんなさい、」
消えそうな声がもし聞こえたなら、
俺はきっと言ったのだろう
中島健人
中島健人
言い捨ててやりたいのに、
なのに、
消えそうだったろうそくの火は また熱を帯びて、
そのろうそくの中にある愛は どこに行ったことか、
そんなことはわからなくても、いいよ、
なんて、言えるわけない、
俺は、月明かりだけが差し込む暗い部屋に、
あなただけを今でも求めている
ねぇ、教えてよ、
あなたは
何度も火をつけたろうそくは 消していかないの?
遊んだおもちゃは元の場所に戻さないの?
お願いだから、
もうさよならでいいから、
もう1度火をつけたろうそくは
ちゃんと消してからどこかに行ってよ、
1度遊んだおもちゃは、
元あった場所にちゃんとしまって 行ってよ、
俺はいつまでもあなたを 求めているよ、
END