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第4話「それぞれの出来事。」

七峰 桜

あら、驚いたわ。

七峰 桜

あなたもお人形さんみたいよ。

ばにら あいす

えっそ、そそうですか!!//

日向 夏彦

お嬢が美しいのはわかるっすけど俺にも反応してくださいっすよ〜

ばにら あいす

なら、これどういう状況?

月美 なら

とにかくまずい状況。

日向 夏彦

えっ無視っすか?

七峰 桜

ばにらあいす。貴方も入る?もちろん強引に、とは行かないわ。

ばにら あいす

入るって……このチームに…

柚木 司

入った方が絶対楽しいよ!!はいろーよ!!

ばにら あいす

えぇっ花子くん!?

月美 なら

そいつは花子じゃない。司って人

ばにら あいす

めっちゃ顔似てますね…

イタカ

入るとか入らないとかどうでもいいけど、(ならの腕を掴む):

イタカ

ならはこっち。

月美 なら

イタカ…先輩…//

…いや。違う。

だってイタカ先輩は…

「可愛いんだから別にいいんじゃない?」

「大丈夫か!」

「僕が倒したかったから。」

「心配してた…」

「気になってるっていったらどうする?笑」

ばにらのそばを絶対離れようとしなかった。

月美 なら

(イタカの手を振りほどく):

その子の事が好きならさ

イタカ

っ!?

ばにら あいす

なら…?!

月美 なら

イタカ先輩がこっちに来ないならばにらも来るの辞めたら?

勝手に二人でいちゃいちゃしてればいいのに

月美 なら

私は(司の手を取る):

柚木 司

おっ、

月美 なら

今をもってこっちのグループに入ることにしたから。

七峰 桜

随分と言い切ったわね。

ばにら あいす

なんでそんなこと言うのなら!!!!

月美 なら

そういえばいじめの件まだ片付けてなかった。片付けに行くね

ばにら あいす

ちょっと待ってよ!!

イタカ

な……、

ならがこの場を去る

柚木 司

っははは!!

柚木 司

君達負けたんだ!!オレ達にっ!笑

イタカ

負けてない。

柚木 司

んー?じゃあなんでならはオレ達の方を取ったの〜?

イタカ

多分疲れていたんでしょ

柚木 司

ふーん、つまんない言い訳。

七峰 桜

ごめんなさいね。あなたまで巻き込む様になって。

ばにら あいす

え、い、いえ…!

七峰 桜

とにかくならはこっちで預かるわ。もしどうしても返して欲しかったら私に言いなさい。私だったら返すわ。

ばにら あいす

………名前はなんて言うんですか、?

七峰 桜

七峰 桜。

ばにら あいす

なんで私の名前知ってたんですか…?

七峰 桜

簡単な話よ。

七峰 桜

これからさき厄介になりそうな人のことは何でも知っているから。

ばにら あいす

厄介…?

七峰 桜

お友達さんがそこで待っているわ。向かってあげたら?。

赤根 葵

………(睨む様に七峰桜を見ている):

ばにら あいす

葵ちゃん…!

七峰 桜

忠告しておくわ。

ばにら あいす

忠告…?

七峰 桜

赤根 葵。あの子とは近くにいない方がいいわ。

ばにら あいす

どうしてですか、?

七峰 桜

不穏なオーラ、というのかしらね。

日向 夏彦

お嬢が言うんだから当たってるっすよそれ!

イタカ

また変なことだけ垂れ流してるだけでしょ?

柚木 司

っはは!負け惜しみー!!

トットット

赤根 葵

あの、そろそろばにらちゃんと帰りたいんですけど、ばにらちゃん貰っていいですか?

ばにら あいす

あああ葵ちゃん!?💦

七峰 桜

最初から奪っているつもりはなかったんだけれど…

ばにら あいす

(不穏なオーラ…)

赤根 葵

じゃあばにらちゃん!一緒に帰ろ!

ばにら あいす

あ、うん!

ばにらと葵がこの場を去る。

日向 夏彦

それで君はどうするんっすか?

イタカ

……

イタカ

君達はどうするつもりなの?

柚木 司

んー!簡単に言えば人殺_

七峰 桜

噂を流しているだけよ。

イタカ

それで怪異を強くしてるって事?

「あ、いたいた!」

ヤコ

イタカ〜!

イタカ

あっ、ヤコ、

ヤコ

仲直りはできたの?

イタカ

…逆にもっと怒っていたね

ヤコ

はあ!?あんた何したの!?

イタカ

うるさい…

イタカ

僕だってあんな顔させたかった訳じゃない…。

ヤコ

っ…はぁ全く。

イタカ

あ、それよりもこいつら!!

イタカ

…あれいない?

桜.夏彦.司がその場をもうとっくに去っていた。

ばにら あいす

葵ちゃん!あのさ!!

赤根 葵

どうしたの?

ばにら あいす

これから葵って呼んでいいかな…!

赤根 葵

えっ…!?

赤根 葵

そう呼んでくれると嬉しい!

ばにら あいす

良かった!じゃあ私のこともばにらって呼んでね!

赤根 葵

ふふ!うん!

赤根 葵

なんで急にそんなこと言ってきたの?

ばにら あいす

葵、よく私の事大切にしてくれてるのにいつも感謝言えてないからこれがお礼の印!!

赤根 葵

えぇっ…//

ばにら あいす

葵照れてる!!可愛い!笑

赤根 葵

ちょ、ちょっとばにらいじりすぎじゃない!?//

ばにら あいす

えっへへ!だって葵可愛いから!

赤根 葵

わ、私も負けない!

赤根 葵

(ばにらの両腕を掴む):

ばにら あいす

えっ!?//

赤根 葵

(自分の方へばにらを近づけさせる):

ばにら あいす

待って待って葵…!!//

赤根 葵

うっ…///

赤根 葵

(手を離す):

赤根 葵

ご、ごめんね!笑 やりすぎちゃった!笑

ばにら あいす

いいいいやいや!ううん!

「光~、今日の晩御飯は何?」

「兄ちゃんもそろそろ料理勉強しねえ…?」

ばにら あいす

え!まってこの声は!!

源 輝

あ、こんばんは!

源 光

あー!みたことある!俺より1個年上の先輩だ!

ばにら あいす

みみみみみみ源輝先輩…!!!!

赤根 葵

源 輝

じゃあ僕と光は急いでるからもう行くね!

ばにら あいす

(源先輩…、帰り道に会うなんて奇跡だ…!!)

ばにら あいす

(今度こそ連絡先を聞くチャンス!!!)

だっていつも…

ばにら あいす

源先輩!!

源 輝

そうそう、それを頼みたいんだけど~…

ばにら あいす

えっ私の声に気づいてない?

源 光

兄ちゃん!俺昨日これで~

源 輝

うんうん

源 光

あ!やべ!俺そろそろ自分のクラス戻ろらないと!

源 輝

じゃあね光!

ばにら あいす

よし!今がチャンス!

ばにら あいす

源先輩!!!

日向 夏彦

俺を呼ぶ声が聞こえたけどどうしたのっ?

ばにら あいす

誰ですかあなた

ばにら あいす

(今なら…!!!)

ばにら あいす

源先輩…!

源 輝

ん?

ばにら あいす

(反応してくれた…!もうあとは聞くだけ…!)

ばにら あいす

あ、あの!連絡先交換…しませんか、?

赤根 葵

えっ………?

源 輝

あぁ、いいよ!

ばにら あいす

ええ!!本当ですか!?!?

赤根 葵

(えぇっ…!?なんで王子様的な存在な人が…?)

赤根 葵

(うーん…)

源 輝

うん、いいよ!

赤根 葵

(あ、そうだ。)

ばにら あいす

じゃあえっと!QRコード出しますね!!!

赤根 葵

(光の手を掴む):

源 光

えっどうしたんっすか?!

赤根 葵

私ね、知ってるんだ。君の秘密事。

源 光

俺の秘密事…!?

赤根 葵

結構噂されてるんだよ?ここじゃ話しにくいから向こうで二人で話そっか~。

源 輝

んんっ?それは聞き捨てならないね

赤根 葵

ま、待たないですからね!(光を強引に引っ張って奥の方へ行き出す):

源 光

わああちょっ!

源 輝

…! ごめんね君。また今度でもいいかな?

ばにら あいす

えぇっ!QRコードさえ読み取れば!!

ばにら あいす

ってもういないし!!!!

ばにら あいす

もうなんで…

柚木 普

にしても君すごいねっ!

ルカ・バルサー

どうしてかな?

柚木 普

霊力もないのによく生きて帰ってこれたなってね

ルカ・バルサー

あぁそれは黒リボンの子が守ってくれたのだよ!

柚木 普

へぇ〜?これはもしかして色恋沙汰に発展しそう . . . ♡

ルカ・バルサー

っはは!かもね!!笑

柚木 普

えぇ?そこ否定しないの?

ルカ・バルサー

自分に正直に生きているからね!!

柚木 普

こいつやべ~…

「次はどーやっていじめてやる?」

ルカ・バルサー

ん?

女子生徒(使い回し)

はーまじだりー

女子生徒

会長にまさかバレるなんて思ってなかった、

女子生徒

まじそれな??

女子生徒(使い回し)

あいつチクったから今度は階段から突き落としてやる?

女子生徒

それはやり過ぎじゃね?

女子生徒

えー?私それ賛成

ルカ・バルサー

いじめのお話かな

柚木 普

……

柚木 普

(俺が止めに行きたいけどあいつらに俺の姿は見えない…。)

ルカ・バルサー

これは早く止めに行かないとだね!私が行ってくるよ!

女子生徒(使い回し)

そんで次に弁当の中にあれを入れて!

ルカ・バルサー

君達___

七峰 桜

協力するわ。

ルカ・バルサー

…!?

女子生徒

えっ?あんた誰なの??

女子生徒

えっ3年の七峰桜じゃない?

女子生徒

そんなにすごい人なの?笑

七峰 桜

ばにらあいすっていう子をいじめるような計画を立てているなら喜んで協力するわ。

ルカ・バルサー

なんでいじめに加担するのかい!!

日向 夏彦

おーっと。お嬢に口出ししないでくださいっすよ?

ルカ・バルサー

誰だい君も…!

女子生徒

ふーん…

女子生徒

良いわ!あなたも入れてあげる!

七峰 桜

良かったわ。

ルカ・バルサー

待ってくれないかい!?

日向 夏彦

はいはい下がりますっすよー?

ルカが夏彦に強制的に連れ戻される

女子生徒(使い回し)

まあけど1つルールがあるの

七峰 桜

何かしら。

女子生徒

私たちと同じ髪型にする事

七峰 桜

えっと、遠慮しておくわ

ルカ・バルサー

離してくれるかな!!?💢

日向 夏彦

はいはい!(手を離す):

ルカ・バルサー

なんで私を邪魔したのかな?説明してくれるかな?💢

ルカ・バルサー

友達がいじめられるようなお話を止めさせてもくれないのかい!?

日向 夏彦

友達っすか?

日向 夏彦

名前も知らないのに?

ルカ・バルサー

っ、!

日向 夏彦

まあとにかく!そっちのガキを心配した方が良いんじゃないっすか?

ルカ・バルサー

ガキ?

ルカ・バルサー

あっ、そういえばあの男の子がいない!!?

日向 夏彦

(大体検討は付くけど…)

日向 夏彦

まあ君は帰りなっす!(ルカの背中を押す):

ルカ・バルサー

ま、待ってくれないかい!?

日向 夏彦

俺の名前は日向夏彦!君の名前は?

ルカ・バルサー

ええっ?、私はルカ・バルサー…

日向 夏彦

そっすか!覚えとくっす!じゃああとはこっちで片付けておくっすね

赤根 葵

ごめんねばにら!笑

ばにら あいす

もう!私が源先輩のこと好きなの知ってるくせに!!

赤根 葵

ちょっと面白そうでやっちゃったの!

ばにら あいす

あっ、(そういえば…なら本当に私の事嫌いになっちゃったのかな。)

赤根 葵

ん?どうしたの?

ばにら あいす

う、ううん…。

赤根 葵

ばにら!(ばにらの両肩を正面から掴む):

ばにら あいす

えっ…?!

赤根 葵

これは私の意見なんだけど!!

赤根 葵

気を使うのがばにららしいのはそうなんだけどね…!

赤根 葵

けど無理するのと気を使うのとはちょっと違うかなって思うの!

赤根 葵

みんながみんな素直に生きちゃったら上手くいかない事は沢山増えてくるから気を使うのは仕方ない事だよね、

赤根 葵

でも頼れる人がこんなにすぐ近くに居るのに、わざわざ気を使って

赤根 葵

自分がこれから無理するだろうなっていうことを見過ごしておいて私に気を使ったなら!

赤根 葵

私すごく悲しいなって思うの!

赤根 葵

私ってそんなに頼れない人だった?

ばにら あいす

葵……

ばにらの目を真っ直ぐ見て話す。

ばにら あいす

頼れる!!!!頼れる頼れる!!! それに私すっごい元気貰っちゃった!!!

赤根 葵

っふふ!良かった!

ばにら あいす

(葵って本当にすごい、本当になんでも出来ちゃうんだ…)

赤根 葵

それで話してもらうよ!一体何に悩んでたの?

ばにら あいす

うん、話すね、

柚木 普

司……。

柚木 司

普 普〜!!!!

柚木 司

今日はよくも八番をありがとうっ!!!

柚木 普

…なんで俺に突っかかって、

柚木 司

ん?

包丁を持っている花子の腕を強く握る

柚木 普

うっ……、

柚木 司

なんでって?

柚木 司

そりゃ普と話したかったから!!!!

柚木 普

いいや俺じゃない、何目的…?

柚木 司

えぇ?もうそこまでバレてるの?

柚木 普

………

柚木 司

っふふ。

柚木 司

じゃーね!普!

柚木 普

えっ…?

七峰 桜

ええ。よくわかったわ。ありがとう。

女子生徒(使い回し)

よーし!じゃあ早速明日な!!!

女子生徒

じゃあ、殺すつもりで。

女子生徒

ばいばーい!

七峰 桜

『明日ばにらが階段を下がっている時に後ろから押して気を失った所を便所に頭突っ込む。』ね。

七峰 桜

階段から落として頭強打でもまだ息はしているから便所のところで窒息死させるつもりね。

ボスッ

誰かとぶつかる

イタカ

すみませ…お前はさっきの女!

七峰 桜

あら、ヤコに怒られていた人じゃない。

七峰 桜

お話をしてあげても良いけど、紅茶がないわ。

イタカ

教えてもいいけど?

七峰 桜

…?

イタカ

ばにらの連絡先教えてやるって言ったら?

七峰 桜

………どうして真っ先にあいすさんが出てくるのか、教えてくれる?

イタカ

君が好きそうだったから…違う?笑

イタカ

赤根葵って人にムカついたんでしょ?ダメなオーラがするとかいってるけど。

イタカ

ばにらと1番近かったのは赤根葵だからね笑

七峰 桜

………

七峰 桜

いいわ。交渉しましょう。

七峰 桜

あいすさんの連絡先を渡してもらう代わりにいじめっ子の全貌(ぜんぼう)を話してあげる。

第5話「グループとキッカケ。」

翌日

月美 なら

………

ボンッ

(後ろから誰かに肩を掴まれる)

月美 なら

わっ、なにだれ…!

イタカ

ごめんね…なら会長、僕昨日なら会長とお別れした時本当に悲しくって…。

月美 なら

い、イタカ…

イタカ

僕にはなら会長が必要なんだ…よね…、だから戻ってきてくれない、?

月美 なら

ど…どうしたのよ!急にそんな態度で…なら会長って…!

「なら会長…?」

月美 なら

えっ、?

赤根 葵

あの……どうしたんですか?さっきから私が話してるのに…

月美 なら

チッ

赤根 葵

なんでそこで腹を立ててるかも分からないんですが…💦

月美 なら

(妄想だったのか…。)

赤根 葵

そ、それよりも!!

赤根 葵

ばにらから聞きました!!! 早く仲直りしてくれませんか!?

月美 なら

……あぁその事。

月美 なら

そもそも仲直りしようって思うならばにらから突っかかってくるはずだよ

月美 なら

来てないってことはそういうことなんじゃない?

赤根 葵

言いに行きにくいに決まってるでしょ!!

月美 なら

赤根 葵

ばにらは言いに行けないから私に相談してくれたんだよ!

月美 なら

じゃあ私の気持ちだって考えた事あるの?

赤根 葵

…え?

月美 なら

ばにらはいいよね。相談できる人がいて。

赤根 葵

それってどういう意味…?

源 輝

あっ、ならちゃん!

月美 なら

…それじゃあ私行かないとだから

赤根 葵

えっ、ちょ、ちょっと待ってくださいなら会長!!!

ルカ・バルサー

あー!みつけた!!

ルカ・バルサー

そこの君!!

ばにら あいす

わ、私ですか!?

ルカ・バルサー

そうそう!大事な事を聞くの忘れていてさ!

ばにら あいす

なんですか、、?

ルカ・バルサー

君の名前なんて言うのかな?

ばにら あいす

私は ばにらあいすですけど…

ルカ・バルサー

じゃあ間をとって らいすって呼ぶね!!

ばにら あいす

ぜひやめて頂きたいです

ルカ・バルサー

黒リボンの子はなんていうのかな?

ばにら あいす

あぁ……。月美ならです

ルカ・バルサー

なるほどね… じゃあ みなら?

ばにら あいす

なんで変なところ取りたがるんですか!?

ばにら あいす

あの一応言っとくんですけど!ルカくん中三だよね!?

ルカ・バルサー

はい!!

ばにら あいす

私達はほら…その…先輩だから…

ルカ・バルサー

らいす先輩とは1個差なのにうるさいねぇ!

ばにら あいす

ええ!?

ばにら あいす

ま、まぁそうかもしれないけど!!

ばにら あいす

ああちなみに紫髪の子が赤根葵!!

蒼井 茜

今アオちゃんの名前が出た気がするけど!!!!?

ばにら あいす

まずい!!!茜くんがスイッチオンになったから離れよ!!

ルカ・バルサー

スイッチオン…?

ばにらがその場を走って去る

蒼井 茜

アオちゃんはどこ!!アオちゃん!!

ルカ・バルサー

いや私に聞かれても困るんだけれど!?

階段

ばにら あいす

もうここまでこれば大丈夫かな……

トンっ

誰かから背中を押される

女子生徒(使い回し)

っふ

女子生徒

(撮影中):

ばにら あいす

えっ……?

天井が見える…

私まだいじめられてたんだ…

なら、止めてくれたけど結局ダメだったのかな。

あーぁ、せっかく生きる事を決意したのに…

自殺じゃなくて他殺で終わるなんて…。

私の人生損ばっかり。

暗い…

けど柔らかいな。床とは思えない…

床とは思えない…?

七峰 桜

危なかったわね。

ばにら あいす

えっ、、?あなたは…!!

女子生徒(使い回し)

はっ!?ちょっとお前話がちげーじゃん!!

女子生徒

(撮影を止める): どういうこと。

七峰 桜

誰が人を傷つける対して面白くもない作戦なんかに乗るのよ

女子生徒(使い回し)

くっっそ!!はめられた!!

七峰 桜

夏彦。

日向 夏彦

はいはい!

日向 夏彦

女の子に手あげるのあんまり趣味じゃないんすけどねぇ…

日向 夏彦

まあ君達は人間じゃないってことで!

女子生徒(使い回し)

ちょ、ちょっとなにすんの!!!

七峰 桜

あとトイレにも一体いるからね。

日向 夏彦

はいよ!

七峰 桜

(ばにらの手を掴む): ついてきて。

ばにら あいす

は、はい…!

ばにら あいす

あ、あの…助けてくれてありがとうございます…!

七峰 桜

お礼はいいわ。

七峰 桜

それよりも怪我はないかしら。

ばにら あいす

な、ないです…!

七峰 桜

それは良かったわ。傷がついていたらどうしようかと。

ばにら あいす

七峰桜さん…

七峰 桜

桜でいいわ。

ばにら あいす

桜、?わかりました!!

七峰 桜

それでもう一度聞くわ。私のグループに入らない?

ばにら あいす

っ…、(今回の事でやっぱり桜さんも悪い人じゃないってことがわかった…、命も助けてくれた、だけどやっぱり引っかかる点がある、)

ばにら あいす

ならが…きっと、

七峰 桜

安心して、ならだったら私が何とか説得してみせるわ。

ばにら あいす

本当に…? それなら1回入ってみよう…かな…

七峰 桜

ええ!あなたならそうすると思ったわ !

「ええ?桜、この子入るの?」

柚木 司

ならが悩んでたの、この子のせいなんだけどなぁ。

ばにら あいす

ひぃっ、!

七峰 桜

ダメかしら、きっと面白くなるはずよ。

柚木 司

ふーん、そんな事言われたってなあ〜

柚木 司

(ばにらの両頬をあごから掴む):

ばにら あいす

…!?

七峰 桜

ちょっと、司。

柚木 司

そんなにオレがこの子を触るの嫌~?

七峰 桜

……

柚木 司

ま、おもしろそうじゃん!

柚木 司

入ることを許可するよ

ルカ・バルサー

ふぅ…疲れた、、

ルカ・バルサー

ん?

ヤコ

へえ、七峰桜、そんな子だったのね

イタカ

あぁ。

ヤコ

で?ならとは仲直り出来たの?

イタカ

あとからやるから~…

ヤコ

女の子の気持ちって冷めやすいのよ?馬鹿じゃないの!?

イタカ

僕に冷めるならいらないけど。

ヤコ

あんたね!!!そんなプライド高かったら恋人どころか友達も…!

ルカ・バルサー

私が手伝おうか!!

イタカ

君は…あぁ、ならと勝手に境界に入っていった男じゃん

ルカ・バルサー

そ、それは悪かったね笑!

ヤコ

心強い味方じゃない、女の気持ちなら死ぬ程出せるけど男の気持ちはわからないから丁度良かったわ

イタカ

そもそも味方とか思ってないんだけど

ルカ・バルサー

それで!!話してもらおうか!

イタカ

はぁ…、わかった

柚木 普

………、もうそろ来る頃かな。

ギィィィ . . .

扉がゆっくりと開く

コツンッ . . .

華麗に響く靴の音

「七番、お呼びですか。」

柚木 普

あぁ。ちょーっと君に伝えたい事があって . . .

赤根 葵

うぅ〜…(だめだった…、結局、朝見かけたきりからいなくなったし…)

「ちょっとどういうこと?」

「落ち着いて聞きなさい。」

赤根 葵

ん?なんだろう…

月美 なら

ばにらがグループに入るって?

七峰 桜

あなたと仲直りをしたいそうよ。

月美 なら

…どうして承諾したの

七峰 桜

それは、、

日向 夏彦

あっちが強引で大変だったんっすよ!!

七峰 桜

…!(夏彦…)

月美 なら

まぁ確かに想像は付くけど…

七峰 桜

なら、ばにらはきっと、あなたとずっと仲直りしたいの一心よ。

七峰 桜

しつこいのが嫌なら早く仲直りをすることよ。

月美 なら

赤根 葵

え、、

赤根 葵

グループ…?

「そっちに寝返ったのかぁ!」

赤根 葵

…!

ルカ・バルサー

私は中等部3年のルカ・バルサー! えっと確か葵…だから葵先輩って呼ばせて頂くよ!!

赤根 葵

あ! あの時一緒間にいた!

ルカ・バルサー

そうそう! まぁほとんどの話はイタカから聞いてあるんだけれどね

ルカ・バルサー

まず花子と顔が瓜二つの司っていう人がいるらしいんだよ

ルカ・バルサー

花子のグループと司のグループは対立しあっていてね

ルカ・バルサー

花子側は主に十三不思議を倒していく、司側は十三不思議を強くしたり怪異の味方をする、

ルカ・バルサー

そして花子のグループはばにらが寝返った今、イタカがいるだけで味方が0に近くなった。

ルカ・バルサー

司グループは らいす先輩、みなら先輩、桜先輩、夏彦先輩、が入っているんだよ

赤根 葵

そんなことが…。

赤根 葵

けど、ばにらが司グループに入るとは考えにくいよ、

ルカ・バルサー

じゃあ葵先輩!私と一緒に花子グループに入らないかい?

赤根 葵

…! うん!

赤根 葵

そして、月美会長とばにらを取り戻すんだね!

ルカ・バルサー

そういうことさ!

ルカ・バルサー

さ!今すぐ学校に戻ろう!

赤根 葵

え、えぇ!?

赤根 葵

本当に沢山お話聞いたんだね!

ルカ・バルサー

あぁもちろんとも!!

ルカ・バルサー

ん?あれ…

花子が廊下を走っていき、ルカと葵の横を通り過ぎる

赤根 葵

えっ、花子さん…?

ルカ・バルサー

追いかけよう!!

教室

柚木 普

ばにら…

柚木 普

大丈夫か!!

トットット

赤根 葵

花子さん!何しにここへ…って、ば…ばにら!?

ルカ・バルサー

倒れてる…!?

第6話「故意(恋)の作戦。」

赤根 葵

ばにら…!!!!!?

ルカ・バルサー

これはまずい…!

ばにら あいす

…………、、

「仲間の増援は七番の仕業ですか。」

柚木 普

まさか。それよりもばにらになんでこんなとをしたかが重要

「少しからかい程度にしただけですよ。」

「それじゃあ . . .」

ばにら あいす

ん………ゲホッ、ゲホッゲホッ!

赤根 葵

ば、ばにら!!!

ばにら あいす

んん……は!

ばにら あいす

私確か倒れて…!!

ギュッ

葵に抱きしめられる

ばにら あいす

葵…!?

赤根 葵

心配した、、!したんだよ…、、

ばにら あいす

…! っふふ!ごめんね!

柚木 普

笑い事じゃないよ〜?(葵を少しばにらから離す)

柚木 普

ほんとに心配したんだから…

赤根 葵

っ、

ばにら あいす

花子くんも…ありがとう!!

ルカ・バルサー

十三不思議の仕業であっているよね

柚木 普

嗚呼。

ばにら あいす

十三不思議……、、

柚木 普

とにかく、今日は早く帰りなよ?

赤根 葵

花子さん、その前に

赤根 葵

花子さんのグループに入ってもいいですか?(ニコッとしながら)

ルカ・バルサー

あ、私も私も!!

柚木 普

へ〜…

ばにら あいす

っ、

柚木 普

ま、入ることを一旦は許可してあげる

ルカ・バルサー

やったやったー!

赤根 葵

一旦はってなんですか?

柚木 普

言葉の通りさ

柚木 普

さ、ばにらを頼んだよ(^^

赤根 葵

ふーん…はい

ばにら あいす

あ、葵!

赤根 葵

ん?どうかしたの?

ばにら あいす

これ..葵のキーホルダー…だよね!

ばにら あいす

葵のバッグにいつも付いてたのに、夕方、葵のバックに付いてなかったから教室に残って探してたの!

赤根 葵

だから…残ってたんだね…

赤根 葵

ばにら…ありがとう!!

ばにら あいす

(葵の手にキーホルダーを置く): 大切な人の物だもん!

赤根 葵

っ…優しいね…

ルカ・バルサー

(良い雰囲気なんだけど…ばにらは…)

柚木 普

はいはいイチャつくのやめて帰った帰った〜

ばにら あいす

もう!花子くんってば!!

赤根 葵

はーい!

ルカ・バルサー

そうだね!!

柚木 普

っはは! じゃーねー!

ばにら、葵、ルカ がその場を去る

柚木 普

…(ニコついた表情が真顔に戻る)

「やってくれたねえ。」

「十三不思議こと十番目、」

「クラカミナース」

翌日

立ち入り禁止場所

ばにら あいす

え、えーっと、、こんにちは…

月美 なら

チッ

七峰 桜

こら、なら、仲直りするんでしょ。

月美 なら

……まず私から謝るの?これ。

ばにら あいす

ご、ごめん!!ごめんね!なら!

月美 なら

イタカの事好きなんじゃないの……

ばにら あいす

あ、あんな人、、そ、その…

月美 なら

………(疑いの目を向ける)

ばにら あいす

えええっとあんな人マジでタイプじゃないプライドの塊死んじまえ!!

七峰 桜

…………

日向 夏彦

えっ………

柚木 司

わ〜…。

月美 なら

ふーん!まあそうでしょうね!

ばにら あいす

わ、わわわわわわ…

月美 なら

じゃあ仲直りね

ばにら あいす

い、今の良かったの!?

月美 なら

どこが悪いの?

ばにら あいす

まじかこの人

仲直りしました

ばにら あいす

ねえなら、イタカさんのこと多分好き…だよね?

柚木 司

え?そうなの?

月美 なら

別に。

柚木 司

えー!!おしえてよー!

月美 なら

だーからあんなやつ私は興味ないって言ってんでしょこのガキ!

日向 夏彦

ま、まーまー!落ち着こうぜ!

ばにら あいす

そ…それよりも今から何をするんですか、?

七峰 桜

あぁ。 怪異の噂を流すの。

ばにら あいす

怪異の噂……?

七峰 桜

今回流す噂は十三不思議の十番目。“クラカミナース“。知っているかしら

ばにら あいす

知らない…! どんなの、かな?

七峰 桜

怖がらないで聞いていいのよ

こんな噂知ってますか? この学園にまつわる十三不思議のお話。 十三不思議が十番目、“クラカミナース“ 特定の人を体調不良にさせて保健室へ行かせるようにするの。 もしその体調不良がクラカミナースの企みだったらその時間帯の保健室に保健の先生はいないんだって。 生徒だけしかいない空間で怪奇現象が起こるんだけれど、 それに反応をしては駄目。もし反応してしまえば あの世へ連れていかれちゃうんだって。

七峰 桜

これが台本。

ばにら あいす

(私…本当に今怪異の味方しちゃってるんだ、。)

授業中

赤根 葵

…(ばにらはあっち側についてるんだよね、。)

赤根 葵

はぁ、どうしよう、

その時だった

赤根 葵

うッ!!

赤根 葵

痛い、、頭が痛い、

赤根 葵

先生、保健室行ってきても良いですか、

ばにら あいす

(まさか..クラカミナースさん、?)

赤根 葵

いたい、、、尋常(じんじょう)じゃない、

赤根 葵

保健の先生が…いない…

赤根 葵

ダメだ、もうベッドで休もう、、

ベッドに倒れ込む

赤根 葵

(ん………急に辺りが...暗くなった、?)

ガタッゴトッ

赤根 葵

(ラップ音…?)

ガガッ

椅子が勝手に大幅に動く

赤根 葵

ひっ…!!!

赤根 葵

…!?

赤根 葵

ここどこ、、!?

赤根 葵

それに…頭の痛みが無くなってる…

クラカミナース

ようこそ。

赤根 葵

…!!!! そうだ…!

赤根 葵

十三不思議が十番目…クラカミナース…!!!!

クラカミナース

あんまりその名好きじゃないんだけどねっ、

クラカミナース

まあいいっか、

クラカミナース

さて、掟(おきて)を破った君には…

「罰」を与えるよ。

ばにら あいす

やっぱりおかしい…!もう授業3限目まで行ってるのに全く葵が帰ってこない!

ばにら あいす

私も早く保健室に行かなくちゃ!

ドサッ

ばにら あいす

わっ…!ごめんなさい!

月美 なら

ちょっと…なににそんな急いでるの

ばにら あいす

え!?なら!?

月美 なら

うるさい…‪💢

ばにら あいす

あ、あのさ!あの…

月美 なら

(ばにらの手を掴む): 落ち着いて、何があったの?

ばにら あいす

ふぅ…、葵がクラカミナースに連れていかれたかもしれないの…!

ばにら あいす

保健室に行ったっきり戻ってこないんだよ!!

ばにら あいす

それに先生たちもそれに全く気にしてなくて!

ばにら あいす

あっちの世界へ行ったら存在は忘れちゃうっていうけど..そんなにすぐ無くなっちゃうの!?

月美 なら

落ち着いて、ばにら

ばにら あいす

葵が行こうとしてたのわかってたよ私…!!なのにあの時止めれなかった…!!

月美 なら

だから落ち着いて

ばにら あいす

どうしよう、どうやってあっちの世界へ行けばいいの…!!

月美 なら

落ち着けって言ってるでしょ!

ばにら あいす

…!

月美 なら

さっきからごちゃごちゃ言ってるけど

「葵って誰?」

ばにら あいす

えっ……?

ばにら あいす

なら..知ってるよね、?あれ?紹介したよね、、?

月美 なら

何の事?誰の事?

ばにら あいす

紫髪の…ロングの…!

月美 なら

何言ってるの?

ばにら あいす

嘘……ならも覚えてないの……?

月美 なら

なんの事か知らないけど…そうだね

ばにら あいす

(ならからそっと離れる): じゃあ…他の人に頼る…

月美 なら

言っておくけどみんな覚えてないと思う。

月美 なら

ばにらがさっきから誰の事言ってるかは知らないけど

ばにら あいす

っ…………

ばにら あいす

………どうしよう。

「あら、どうしたの?」

ばにら あいす

その声は、、

七峰 桜

お困り事?

ばにら あいす

桜…

七峰 桜

赤根 葵 の事?

ばにら あいす

…!!!!やっとわかってくれる人が…!!

七峰 桜

っふふ。私はなんでも知ってるから、独りぼっちだなんて恐れなくていいのよ。

ばにら あいす

うぅ…桜が1番だよ…

七峰 桜

それで?居場所が気になるの?

ばにら あいす

…うん、

七峰 桜

そうね..今あの娘は彼岸の世界にいるわ。

ばにら あいす

…! やっぱり、、

七峰 桜

けどね、今回は簡単にそちらの世界に踏み入る事ができないのよ。

ばにら あいす

えっ、?

七峰 桜

クラカミナースが特定の人をおびき寄せているだけだから、クラカミナースに選ばれないと入れないの

七峰 桜

だから会える確率は極めて低いわ。

ばにら あいす

そん…な…

七峰 桜

気に病むことは無いわ。いずれあなたも赤根 葵 を忘れるんだから。

ばにら あいす

嫌だ、、、、

七峰 桜

仕方ないのよ、こればっかりは。

七峰 桜

今は苦しくても..あと少しで楽になるわ。

そういうと、ばにらを抱きしめる

七峰 桜

さあ、あの娘の事なんて忘れて紅茶でも飲まない?

ばにら あいす

桜.........

ばにら あいす

解決策………本当はあるんじゃ…ないの?

七峰 桜

まさか私を疑うの…?

ばにら あいす

い、いや、そうじゃなくて、、だって…クラカミナースの噂を広げたのは桜だし…

ばにら あいす

噂の内容を”特定の人”とかじゃなくてもうすこし幅を大きくして変えたりとかさ

ばにら あいす

怪異と関わりあるなら…何とかできるんじゃないかなって、

七峰 桜

……

「あ!こらこら探したよ〜?」

柚木 普

ばーにら!

ばにら あいす

花子くん…!?

柚木 普

俺だったら連れてってあげるよ?

柚木 普

どうやらそこの女の人は連れていかないみたいだけどさ〜っ。

ばにらが花子に抱きつきに行く

柚木 普

わっ…!

ばにら あいす

花子くん…ッ、お願い…連れて行って、ッ、

柚木 普

……あぁ。連れていくよ。

柚木 普

桜…だよね

柚木 普

君の作戦は1つ欠けていたね。

柚木 普

ばにらは相当な仲間想いだから、君の言葉が気に食わなかったんだよ

七峰 桜

……そうね。

七峰桜がその場を去る

柚木 普

さーてと!行こっか!ばにら。

ばにら あいす

…うん!

ルカ・バルサー

ふう、、、

ルカ・バルサー

聞いてしまった…ね…

第7話「決別。」

月美 なら

はーぁ、

ガチャ

(イタカはいじりになっています)

イタカ

こんなところで何してるの?

イタカ

もしかして黄昏(たそが)れてるの?笑

月美 なら

何。そっちから私を怒らせたんでしょ。

イタカ

ふーん、まだ怒ってるんだ

イタカ

嫉妬してるんだ?笑

月美 なら

‪💢…! ばにらとはもう仲直りした

イタカ

ごめんね…なら。

月美 なら

えっ…ちょっと、急に謝らないでよ、

月美 なら

別に私そんなに怒ってなかったし、こっちも…ごめん

イタカ

許してくれる?

月美 なら

う、うん…

イタカ

っはは!騙されたね笑

月美 なら

は!?

イタカ

僕がそんな素直に謝ると思う?笑

月美 なら

‪💢……

イタカ

(ニコッと表情を見せて): 可愛い所もあるねっ

月美 なら

…!!////

ルカ・バルサー

(そんなまさか…、あの二人…)

ルカ・バルサー

(ダメだ、頭が混乱する…帰ろう)

ルカ・バルサー

はあ…、あれ?なんで私こんな苦しくなっているんだろうか…?

イタカ

可愛いところもあるねっ

月美 なら

……!!!!////

ルカ・バルサー

(帰ろう。)

柚木 司

ねえ2人で何やってるのー?

月美 なら

…!

イタカ

君こそどうしたのっ?笑 もうならは君のグループを抜ける気満々だけど笑

月美 なら

えっ

イタカ

僕の方が良いよね?

月美 なら

そ、それはそうだけど…!

柚木 司

へー。なら寝返っちゃうんだ。

月美 なら

な、何か悪い、、?あんたのところ居ても…楽しくなかった。

柚木 司

へー。

月美 なら

…イタカ、もう帰ろ

月美 なら

ん?イタカ?

イタカ

う”っ…

月美 なら

イタカ!?

イタカがその場に倒れ込む

月美 なら

どうしたの?!

イタカ

分からないけど…気分が悪いねっ…

柚木 司

オレのオーラだよ!普通の人間には効きすぎちゃった?

月美 なら

イタカ…!気をしっかりして!

イタカ

わかってる…わかってる…笑

イタカ

死ぬ訳じゃないんだから…そんな焦らッ____

完全に気を失った。

月美 なら

イタカ…!!!!!

柚木 司

さあ!さっそくついてきて!

月美 なら

……は?

辺りがオーラで包み込まれる

吸い込まれそうなぐらい大きく覆われる

月美 なら

…!ここは…!

ばにら あいす

な、なら!?

月美 なら

ばにら!!どうしてここに…!

ばにら あいす

いやそれはこっちのセリフだよ!!私は花子くんに連れてってもらって…

月美 なら

私は司に…連れてかれて…

柚木 普

こんなところで会うなんて…とんだイタズラだね。司

柚木 司

この予定は元々なかったんだけどねー!

柚木 普

何しに来たの。

柚木 司

あー!そうそう!

柚木 司

クラカミナース!でておいでー!

柚木 普

十番、出てきて。

クラカミナース

今は1人の患者を診ていたんだけど。

ばにら あいす

1人の患者、、?それって葵…!?

クラカミナース

赤根 葵…そうだね

ばにら あいす

…!! 返して!返してください!お願いします!!!

クラカミナース

残念だけど、そう簡単に返せないかな

クラカミナース

姿だけは見せてあげるよ

ばにら あいす

…!

赤根 葵

……………

ばにら あいす

あ、、、葵、、

ばにら あいす

葵!!大丈夫!?患者にされちゃってる、、、!

赤根 葵

…………?

ばにら あいす

助けに来たよ葵…!!もう私がいるから安心してね!

ばにら あいす

ごめんね、あの時止めてあげられなくて、、、

ばにら あいす

クラカミナースの仕業だってわかってたのに、、!

赤根 葵

……

赤根 葵

ごめんね。

ばにら あいす

…! そんな、葵は謝らな__

「あなた誰?」

ばにら あいす

えっ、、、?

クラカミナース

悪いんだけど、患者だからさ

クラカミナース

記憶喪失..なんだよね

柚木 普

十番がそうさせたんでしょ?笑

柚木 普

早く治して。

クラカミナース

僕の目当ては、「永遠の患者」を手に入れる事。

クラカミナース

それが手に入るまでは返せない。それに、

クラカミナース

もし 赤根 葵 が「永遠の患者」になったらもう二度と返せない

柚木 普

ばにら あいす

っ!そんなの…!

柚木 司

ってー!困ると思ったからさー!

柚木 司

オレから提案!!!

柚木 司

(イタカを持ち上げる):

「このイタカを目覚めさせる代わりに、葵を永遠の患者にさせる。 か 葵の記憶喪失を治して此岸の世界に戻す代わりに、イタカを永遠の患者にさせる。 どっちがいーい?」

柚木 司

伝え忘れてたけど、イタカはクラカミナースに診てもらわなきゃ一生目覚まさないんだよねー!

柚木 司

それに、葵を永遠の患者にさせてもイタカを永遠の患者にさせても、みんな記憶からいずれ無くなるんだから…”悲しい”気持ちは無くなると思ってよ笑

月美 なら

っ…そんな、

ばにら あいす

どっちも助けるじゃ..ダメなの、?

柚木 司

どっちが此岸の世界にいて欲しい?

柚木 普

司!なんでそんな事__!

柚木 司

普もばにらって子の前ならオレにそうやって口出しできるようになったんだ

柚木 普

…!

クラカミナース

僕はどっちでもいいけど、決めるのは…早めにしたほうが身の為だよ。

クラカミナース

赤根 葵 を覚えているのは そう多くない。もう時間が無い

ばにら あいす

ど、どうしよう、

月美 なら

…………、、

イタカ

……

赤根 葵

……

第8話「決断。」

地縛少年花子くん     ~十三不思議~

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