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うわぁ～
目覚ましたくねぇーな
俺もしかしたら今日死ぬかも
はぁ～
どちらにしても起きるし
いっか
コウ
ふぁ～よく寝た
コウ
さてリビングにも行くとするか
コウ
おはよう
サチ
コウちゃん…こんな時間まで何してたの？
コウ
いや、寝てただけなんだけど…
サチ
コウちゃんまさか別の彼女とメールしてた？
コウ
浮気なんかしてねぇーよ
サチ
ふーん
サチ
ねえついてきて
コウ
は？
コウ
まぁ
コウ
わかったよ
そして到着したところは
薄暗い廃工場だった
コウ
おい…ここどこだよ
サチ
廃工場だよ
サチはそういいながら壊れかけの
階段をのぼる
サチ
きっと喜んでもらえるから…
サチ
作ったの
コウ
おい、サチなにしてるんだ
サチ
鉄落とそうとしてるの
コウ
は、は？
サチはそう言って
階段の上に転がっている
鉄の四角いものを蹴った
俺はその真下だ
コウ
う…！
コウ
…
コウ
あれ？痛くない？
なんと、鉄の四角いのはロープで繋がれていたのだ
サチ
パッパッパパーン！
サチ
実はその鉄の中ににケーキがあります！
サチ
そこの小さいドアからケーキをとってください！
コウ
お、おう
コウ
こんなところにドアがあったなんて
コウ
意外と鉄の四角いやつに穴を開けてドアを付けるって大変じゃないか？
サチ
ねえ、早く開けてよ？
サチ
もしかして、ほかの女の子と考えてる？
コウ
え！？ううん考えてないよ
コウ
ほかの女なんていないし
コウ
俺の彼女はサチだけ！
コウ
安心しろ
サチ
ありがとうコウ
サチ
私も愛してるよ
サチ
さぁはやくそのドアを開けて
コウ
あぁ
俺達はその後
鉄の四角いやつのなかにあったケーキを半分にして
食べた…
今日はサチの誕生日
コウ
おい、サチどこ行くんだ
サチ
え？
サチ
友達が少し私のためにプレゼントを
サチ
用意したって言ってて
サチ
今から友達のところ行くの
コウ
なるべく早く帰ってこいよ？
サチ
う、うん
20時
コウ
おそい
コウ
遅い遅い遅い遅い！
ｶﾞﾁｬ
サチ
ただいま
コウ
おい！サチお前どこいってたんだ！
サチ
実は渋滞してて、友達の家がもとから
サチ
遠くてさ
コウ
…だろ
サチ
え？
コウ
男だろ？
サチ
違うよ！？
コウ
お前…俺を愛してないんだな
コウ
殺してやる…
コウ
殺してやる殺してやる殺してやる
サチ
待って！？やめて！
ｸﾞｻｯ
サチ
こ、コウ…う…
サチ
あ、愛してたのに…
ﾄﾞｻｯ
コウ
ちっ今までどこいたのかよ
コウ
待ってたのに
コウ
待ってたのに
コウ
そうだ、男が悪いんだ
コウ
そうだ、サチといたやつが悪いんだ
コウ
殺しに行こう
ｳﾞｰｳﾞｰ
コウ
メールか
コウ
なんだよ
ニッチー
あのさ、精神科行かない？
コウ
は？
ニッチー
お願い！
コウ
めんどくさ
ニッチー
…
ニッチー
お願い…
コウ
わかったよ
医者
大当たりですよ
にこ
前々から怪しいと思ってたんです
にこ
コウは…幼馴染みなんですけど
にこ
ある日久しぶりにメールが届き
にこ
サチと付き合ったと言ったんです
にこ
そこまではよかったんです
にこ
ですがいつからか、暴言が増えてきて
医者
…
医者
人格が2つあったんですよね
にこ
はい
にこ
コウは高校生の時まではただ
にこ
面白げがあって
にこ
優しかったんです
にこ
ですけど…こうなるとは
医者
はい…
医者
コウさんに少しお話を伺ってみます
にこ
はい
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
にこ
ふふ…
にこ
潰せた。
にこ
また1人
にこ
いや、2人でいいかしら？
にこ
はぁ
にこ
カップルってたやすいわね
にこ
ただ嘘のことを教えれば
にこ
すぐ崩壊してくれるんだもん
にこ
さーてと次はだれを潰そうかな
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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