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不思議な少女と貴方達。

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不思議な少女と貴方達。

6 - 不思議な少女と貴方達。6

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2020年06月10日

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『コネシマさん。この後はどちらへ?』

kn「今日から此処で生活するんやったら、迷子になって探されるの嫌やろ?笑」

『え、ええ。御迷惑ですし』

kn「迷惑ではねぇけどな。 ある程度の部屋の位置は知っといた方がええで んな事は無いだろうが、もしお前の父親達が攻め込んできた時に役立つと思うぞ」

『確かに...では、改めて。最初は何処に?』

kn「んーそうやな。 医務室はどちらにせよ行く事になるから、まずインカム先に居たロボロん所でも行ってみるか」

『!...はい、分かりました。』

彼はズボンのポケットに手を入れ赤いジュータンが敷かれた廊下を進んでいく。 何故だか通りかかる兵士と思われる人達の視線が突き刺さるが、気にすることなくロボロさんの元へと行くコネシマさん。 一歩手前にいるためどんな表情をしているのか分からないが、これこそ迷惑なのではないかと心配になる コネシマさんの様子を伺っていれば いつの間にか“情報管理室”と書かれた部屋の前に居た。 指をさしドアを見上げている私に声を掛ける

kn「ここやで。」

『あ、...総統室から近いですね』

kn「ほやな、ロボロー?邪魔するで」

数回ドアを叩きガチャリと押す 中には見慣れない機械が沢山。先程まで居た廊下、入口の長い階段等の様子が映し出されていた。 “わぁ、凄い...”と声に出してしまえば隣に立つコネシマさんに小さく笑われる 慌ててロボロさんを探せば、キーボードの前に座った和装の人が。 彼が此方を振り向くのと同時に私が発見する。コネシマさんに言葉を返しつつ 口を少し開け笑う顔が見えた

rb「邪魔するなら帰ってぇ...え?」

kn「やぁやぁロボロ君。 ちょいと用があって今日は帰れへんわ」

『こ、こんにちは。ロボロさん。 ◯◯・エステルと言います、突然申し訳ありません』

rb「!!...あ、こ、こんちは...」

kn「動揺しすぎちゃう?」

rb「いっや、コネシマほんまに突然すぎるやろ 先連絡ぐらいしろや。何のためのインカムやねん」

kn「んー。そういう事もあるって」

rb「ないわっ!!!俺が居らんかったらどうすんねん。」

『や、やっぱり急にはダメだったんじゃ...』

あれ、思ったより背がち(( 天の文字の紙を顔に貼っている。 見えるのかな?などと思っていたが、段々と声が大きくなっていく二人を遠回しに止めに入った。 “別に良いけどさぁ...”なんて溜息をつく彼を見て、私が苦笑いで返せば コネシマさんがロボロさんに自己紹介でもと促す。 此方に向き直れば 落ち着いた声で話し出した

rb「グルッペンから聞いとると思うが、此処の管理人と副指令官兼情報管理隊のロボロですぅ あ、ぺ神には気をつけてな。マジで」

『はい。存じ上げております。 ...ぺ神さん?ですか。御忠告ありがとうございます 失礼ですが、その方には何か...?』

rb「あー...んー。身の危険感じたら此処まで走れ、それか近い所やと、、、訓練場やな。」

rb「今そんなにって思ったやろ。」

『えっ”』

rb「んふふ、やっぱか」

見事に的中。すばらしい。 声を小さく上げドキッとしながらも ふふ、と可愛いと思わずにはいられない笑い声に目を瞬かせる。 “そんな声で笑うのか” とまぁ感じたことも無い感情が押し寄せてきたが、視界に映った金髪で我に返る。まだ頭にロボロさんが笑った事が残っているからか、自然と口角が上がり ニコリと笑い返す すればコネシマさんが驚いたように目を見開く。私と同様小さく声を上げるが 慌てるように微笑みで返してくれる。 私が部屋の中を見渡している間二人は少しの間雑談をし、次の場所に行こうと声をかけられた 頷き返せば彼は また、と言いドアの方へと歩いていく。 同じように軽く頭を下げ、部屋をあとにしようとすると 引き止められた

rb「◯◯、でええか? これ持っとき。グルッペンから渡せ言われとるから大丈夫や」

rb「、、、その。また来てな?」

振り返れば皆さんが使っていたのと同じ端末を手渡される。 遠慮する私を見てグルッペンさんの名前を出すと、続けてそんな言葉を口にしてきた。 丁度よく紙が被り表情はわからなかったが、耳上が微かに赤く染っている 突然のことだったが、私が曖昧に首を上下に振れば嬉しそうな声が帰ってきて、“ほなまたな!”と言われた 何だか楽しそうだし良いか...なんて思いつつ、ドアを引き 壁に寄りかかって待っていてくれたのであろうコネシマさんに焦る。

『あ、あぁ...ごめんなさい....!』

kn「いやええよ。これ貰ったんやろ?」

『はい、そうです。』

kn「多分元から、、、お、入ってる。これ俺やからな?なんかあったら連絡しぃ」

『(...近い?)了解です。』

kn「(なーんか気に食わへんな。) じゃ、次食堂でも行こか。...うわ」

『??、、、え、うわってな、』

?「シッマぁ。何女の子連れてんねん、あぁん???」

突如視界の隅に微かに青い色の髪が 肩には(皆綺麗だけど)白く骨ばった手が置かれた。 その瞬間背中が暖かい人の体温で包まれる

『?!!?』

?「かわい子ちゃん。僕と一緒に遊ぼう?」

『は、....え、?』

kn「アホか、大先生。◯◯が、、」

?「あ、この子が噂の子か!!!」

『(ぼ、墓穴掘った感が凄い....)』

kn「此処が幹部専用で良かったなお前...はぁ。放心しよる女を狙うまでクズちゃうやろ?」

?「え、あ。ほんまや。すまん」

頭が真っ白になり上手く二人の声が聞こえない。 自身の服をギュッと掴み 同じ体制のまま動けずにいれば、すかさずコネシマさんの助け舟が。...と思ったけれど、逆に“大先生”という方の声はトーンが上がる。 もう抜け出す事は無理だと思ってきた頃、謝られる声が聞こえ我に返った

『あ、ええと....お、お気になさらず。』

ut「え、やさし。僕は鬱やで、奴らからは大先生とか呼ばれとるよ」

kn「普通はキレるけどな」

ut「..それはそうと、今何しよん?」

kn「会議までこん中案内しとけって言われたからな。その途中。」

ut「つまりデートか。俺もええ?」

kn「あぁ?...◯◯、平気か?嫌ならハッキリ言っとけ」

『(そこで振るんですね...) わ、私は別に大丈夫ですよ。此方からお願いしたいぐらいですから』

精一杯の愛想笑いを浮かべれば、鬱先生は目を見開き体が軋んだように見えた 私が“え?”と軽く首を傾げると、コネシマさんは溜息をつき腕を引っ張っていく。 とててーなんて言う効果音がつくような走り方でその後ろをついてくる鬱先生は、困惑と照れがまじった表情をしていた。

kn,ut「(こんの天然タラシが/め...)」

ズンズンとコネシマさんが歩を進めた先は、一つ下のフロア。 一般兵士もOKなんやで、と横まで駆けてきたスーツの彼に説明される。 確かに、ちらほらと門の前に居たような男性と同じ服を着た男性が。 私が相槌を打てば満足そうに微笑む 廊下を進んでいけば、大きなテーブルが並んだ広めの空間に着く。

kn「主に飲食する所やな。朝昼晩食えるで。」

『へぇ...皆で食べるんですね』

kn「?おん。ルシェートは違ったんか?」

『なんと言いますか、こんなに賑やかでは無かったんです。いつもピリピリしてる感じで...笑いあって食事、なんてありませんでした。』

ut「つまらん国やなぁ〜」

『、、はい。本当に』

四方から聞こえる笑い声 私は一生体験出来ないだろうとも思っていたが、案外そんな事は少ないのかもしれない。 複雑な感情を読み取るかのように、食ってみる?と問い掛けてくるコネシマさん。 ぱあ、っと私が表情を明るくすればいつの間にか座っていた鬱先生が、長椅子を軽く叩き、自分の隣に座るよう促してきた。 取ってくるのでは...とは思ったが、どうやら幹部の特権と言うやつらしい。 腰を掛けたのに気づいた近くに居た兵士の方が運んできてくれる 大人しく隣に腰を下ろせば、その横にコネシマさんが座る。 挟まれたのには触れない事にした。

ut「いただきます、っつて食べるんやで」

『いただきます...』

kn「ひとらんって言う奴の故郷の風習らしいで」

『へぇ、良いですね。美味しくいただけそう...なんですが、私は此処で大丈夫ですか?兵士様達のだと...』

kn「まぁた変な事気にしてんな。」

ut「別に平気ちゃう、俺が守っ」

kn「ほら食え。マジ美味いから」

ut「話聞けやこの野郎」

次回につづく

やっとメンバーふたり!!おっそ!!!← 語彙力が家出したままかえってきぃひん...‪( ´•̥  ̫ •̥` )‬ 帰ってくるとええなぁ(遠い目) 今日はですね、私、全く人気はないんですが、ある方の宣伝をさせていただきます💭‪︎‬︎✨ その方がこちら

どうやら色々と大変なようで... 私なんかが首を突っ込んでいいのか、と聞かれたら( ˙^˙ )スンってなるんですけども。笑 良かったら〜 此処まで見ていただきありがとうございました また覗いて下さると嬉しいです( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ) それでは〜🙌

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