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湊(17歳)
状況を整理しよう。
まず、私はお兄さんの家に来て 助けてもらったお礼にシたんだよね。
で、目を開けたら視点がおかしくて 鏡を見たら私はお兄さんの姿になってて 私の身体はこつ然と消えた…
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
居間に行くと、テーブルにお母さんからの置き手紙。
湊(17歳)
横には温められたご飯が置いてある。
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
部屋に戻り天井を見つめる。
湊(17歳)
そう。 全てが私にとって初めての光景なのに違和感がなく妙に馴染みがあるのだ。
私の記憶じゃない記憶も、こびりついているような。
まるで〝合体〟しているかのよう。
湊(17歳)
携帯メール
湊(17歳)
2つ折りの携帯を開いてみる。
携帯メール
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
そうだ。お兄さんは学生だった。
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
湊(17歳)
ユナ(多分9歳)
ユナ(多分9歳)
ユナ(多分9歳)
ユナ(多分9歳)
ユナ(多分9歳)
ジリリリリリリ……
湊(ユナ)
ジリリリリリリ……
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊の母
湊(ユナ)
湊の母
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊の母
湊の母
湊(ユナ)
湊の母
湊の母
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊の母
湊(ユナ)
湊の母
湊の母
湊(ユナ)
お母さんが、さっきまでの雰囲気と全く違う感じで問いかけてきた。 笑っても喜んでもいない無表情で。
ピンポーン 玄関から響く音。
李奈
湊の母
湊の母
湊(ユナ)
湊(ユナ)
湊の母
李奈
湊(ユナ)
湊の母
湊(ユナ)
新調された制服を着て、カバンを持ち玄関へ行く
李奈
湊の母
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
何を話せばいいのか分からない。 そもそもこの子のことも全く記憶にない。 この子は友達なんだろうか?彼女なんだろうか?
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
湊(ユナ)
そうだったんだ……
お兄さん、この子と付き合ってたんだ。
李奈
湊(ユナ)
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
李奈
李奈
学校の門をくぐったその時 横からバシャッ という水の音がして、李奈が濡れた。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
湊(ユナ)
湊(ユナ)
李奈
李奈
湊(ユナ)
李奈
湊(ユナ)
湊(17歳)
キーンコーン カーンコーン
担任
湊(ユナ)
その日は、残っていたお兄さんの記憶?を頼りに 無難に一日を過ごせた。
心の奥底に眠る、わだかまりを除いては。
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