コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今から丁度一年前
私が青葉成城高校に入学し、平凡な日々を送っていたある日
男子バレー部に入っている先輩に声をかけられ、マネージャーを頼まれた
最初は断ったけれど、どこからか聞きつけたのかは分からないが、私が元々バレーをしていて、とても上手だった事を最近知り、マネージャーに誘ったらしい
その時はもちろん断った。強豪なのは知っていたが、もうバレーに関わる気はなかったから
それでもその人は毎日懲りずにマネージャーを誘ってきた。
何度も何度も。廊下ですれ違う時や購買、場所なんてお構いなしに。
私にあったらすぐマネージャーに誘ってきた
なんでここまで根気強く誘ってくるのかがわからなかった。私以外にも、たくさんマネージャー候補の子が居るだろうと思ったのに。
思い切ってその事を伝えた
私以外にも良い人がいるだろう、と。あまりしつこく誘われるのは嫌だとも伝えた
言ったところで意味はなかった。また誘ってきたから、マネージャーになる事にした。
それが間違いだった
その部活には、誘ってきた先輩と同じ学年のマネージャーが1人いた
そのマネージャーの先輩、美奈先輩は、マネージャーは自分だけで良いと言う考えらしい
私がドリンクを作ろうととすると私の手から容器を奪い、スコアをつけようとすると私がやるといいノートとペンを乱雑に取り、挙句の果てにはお前は邪魔だと言わんばかりに嫌がらせをしてきた
中学の時と一緒だった。中学の時も、こんなふうに部活でいじめにあっていたから
ここまではまだ良かった。まだ耐えられた。でも、物事はそう上手く行かなかった
部活に入り数ヶ月経ったある日、先輩が打ったサーブが私の背中に直撃した。
凄く痛かった。ミスをしただけだと思った。ぶつかってすぐに先輩を見ると、先輩は笑っていた。
サーブを打ったのは私をしつこく誘っていた先輩だった。とても信じられなかった
どうやら美奈先輩は、部活の選手たちに根も葉もない噂を流したらしい。それで私をいじめ、部活から追い出そうと言う考えに至ったらしい
正直、ショックだった。なぜまたこんな目に遭わなければいけないだろう。なぜあの先輩の誘いなんか乗ったんだろう。
こんな目に遭うのなら、入らなければ良かった。いや、私の運命は、最初から決まっていたのかもしれない。
どんな事をしても上手く行かない。すぐに失敗する。ずっとそうだった。
こんな目に遭うのなら、とっとと辞めてしまおう。もうこんな思いをするのはごめんだ。
辞める時、どうせなら、私をいじめた事を後悔させてやる。絶望に落としてやる
私をずっといじめた事、後悔させてあげます。覚悟してくださいね、美奈先輩。
そして、あなたの事も、あなた達の事も、絶対に許さない。
覚えていてくださいね、及川先輩含め、男子排球部の皆さん。