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また同じような1日が始まる
教室ではみんなが楽しそうに話して 私はそれに混ざらない
et
どうせ私はいつも通り1人だし
そんなことを考えながら
窓側の席に座っていると
赤灯くんが教室に入ってきた
視線が合うわけでもないのに、
何故か彼の姿に目がいく
yan
彼が笑顔で近づいてきた
少しだけ周りの目がこちらを向く
et
yan
突然の提案に少し驚いた
et
なんでそんなことを聞くの?
yan
彼の軽い笑顔を見て
私はそれ以上言えなかった
昼休みの屋上は静かだった
風が弱く、いつもより過ごしやすい
いつものように、手すりに寄りかかる
そんなことをしていたら扉が開いた
そして、足音が近づいてくる
yan
私の隣に立ちながら、彼.....
赤灯くんはニコニコしている
et
yan
彼は鞄からお弁当を取り出した
yan
et
そう答えると、彼は驚いた顔をした
yan
et
どうせ食べたくないだけだし
yan
そういうと、彼は黙々と お弁当を食べ始めた
夕日先輩は相変わらず静かだった
けど、その横顔をみていると、
何か言いたいけど言えないような
そんな雰囲気を感じる
やっぱり寂しいんじゃないかな
でも、無理に聞き出すのは違うよな
俺はただ隣で一緒に同じ時間を 過ごすことを選んだ
だから、今日も俺は屋上へ行く
yan
et
彼の問いにわたしは少し考える
多分、去年くらいかな
yan
yan
その言葉にわたしは少し引っかかった
et
ここはただの逃げ場所
居場所なんかじゃない
yan
彼の言葉に何かを返そうと思ったけど
上手く言葉が出てこなかった
昼休みが終わり、 私たちは屋上を後にした
階段を降りる途中
赤灯くんがふと立ち止まって言った
yan
当然の質問に、私は少し驚いた
et
yan
わたしは目を伏せた
et
その言葉が嘘だとわかっていた
でも言えない
言えるわけがない
yan
彼はそれ以上追求せず 軽く手を振って去っていった
その背中を見送りながら私は思った
どうして、私なんかに関わるんだろう
わたしは心の中のわずかな ざわめきを感じながら
教室へ戻った